はじめに
3. 勤務先からの「家賃補助」にも注意
以前よりは少ないかと思いますが、勤務先から家賃補助が出ている人もいるでしょう。
毎月家賃補助が出ていることで、家賃の支払いがそれほど負担ではない人は、特に要注意です。会社によって異なりますが、年齢や勤務年数などにより、家賃補助が減ったり、なくなったりするケースが多いからです。家賃補助が出ている今は、賃貸住まいで問題を感じていなくても、今後補助が減ったり、なくなったりした場合は、大丈夫でしょうか。もし家賃補助がずっとある会社に勤めていても、転職や退職をするかもしれません。
そして、いずれにしても、老後には家賃補助がなくなります。同じ場所に住み続ければ、大きな住居費が自己負担となります。
家賃補助が出ている人は、それがいつまで、いくら出るのか(ただし、福利厚生は変わることもあるので要注意)、もし転職や退職によって補助がなくなっても家賃の支払いは大丈夫かを今一度確認しておきましょう。
4. 「実家に住む可能性」も確認
実家がある場合、将来、そこに住む可能性があるかも確認したいところです。両親やきょうだいなど、家族みんなで、将来的に実家をどうするか、元気なうちに話し合っておけるといいでしょう。
もし誰も住む予定がなく、売却の予定もなければ、将来自分が実家に住むこともできるわけです。とはいえ、パートナーがいれば、一緒に老後のイメージを考えておく必要があります。老後にどんな暮らしをしたいか、実家に移住しても大丈夫かも含めて、相談しておきましょう。
今回は、「一生賃貸かも?」と思った人がチェックしておきたいポイントをお伝えしました。生きている限り、住む場所は必要になります。少し先ではありますが、老後の住む場所とかかるお金をイメージして、準備しておきたいですね。