はじめに
買物をするうえで欠かせない存在となった「ポイントカード」。今やポイントカードは4強時代に突入しています。以前、「Money Plus」でもご紹介しましたが、改めておさらいです。4強とは「dポイント」「Tポイント」「ポンタポイント」「楽天ポイント」の4つ。どれも街中で見かけたことがあるものばかりですよね。
ポイントカードは、ポイント運営会社がお店や企業と提携することによって利用可能になります。そのため今では、各運営会社による提携企業の取り合いが始まっています。つまり「ポイントカード戦国時代」が始まっているのです。
4強とは別の“地味だけどお得なポイントカード”に注目
そんなポイントカード戦国時代の中で独自のポイントを持ち、人気を博している共通ポイントがあるのをご存知でしょうか? 地味だけどユーザーにはとってもお得!今回はそんな役立つポイントカードをご紹介します。1:今年2月に誕生!JR東日本の共通ポイント「JRE POINT」
まずはJR東日本グループによる「JREポイント」です。「JRE POINT」と聞いてピンと来た方も多いでしょうが、その名の通りJR東日本グループの共通ポイントサービスです。今年2月にスタートしたポイントカードということもあり、今注目されているポイントカードです。
「JRE POINT」は、これまで個々で提供していたJRの駅ビルのポイントを統合し、共通で使えるようにしたものです。共通化されたのは「アトレ」「アトレヴィ」「ボックスヒル取手」「グランデュオ」「テルミナ」「シャポー」の6つで、これらは首都圏の主要な駅に数多く展開されています。
将来的にはJR東日本関連のポイントが共通化される予定
2月23日から「アトレ」「アトレヴィ」「ボックスヒル取手」「シャポー」「テルミナ」、3月1日から「グランデュオ」での利用が開始されました。
今後も加盟店が増加される予定で、将来的にはビューサンクスポイント(ルミネカード、ビューカードなどで貯まるポイント)、Suicaポイントと統合し、JR東日本関連のポイントが共通化される予定です。
「1ポイント=1円」だけじゃないJREポイント
JREポイント加盟店で利用した際、100円ごとに1ポイントが貯まる仕組みで、使うときは1ポイント=1円として加盟店で利用できます。普段JRや駅ビルを利用している方は賢く利用できそうですね。
有効期限は最後にポイントを貯めたり使ったりした日から2年後の月末までとなっています。つまり、継続的にポイントカードを利用すれば、期限切れになることもありません。
また、お店以外でポイントを使い、商品券などに交換することもできます。交換できるものの一覧はサイトで確認することができます。中には「鉄道博物館入館引換券」や「東京ステーションホテル利用券」など鉄道にまつわるものもあり、いかにもJR東日本らしいサービスといえますね。
JR東日本は2018~2019年を目処にグループ内のポイントを一本化する予定で、将来的には“電車の運賃でもポイントがたまる”ことも検討されています。カードはポイントが利用できる駅ビルで簡単に作れますが、駅ビルによってカードのデザインも異なるのでこだわりのある方は作る前にHPをチェックしてみましょう。