イーサリアムはブロックチェーンを活用したアプリケーション開発のプラットフォームとして機能し、これまでも段階的にその性能を高めてきました。昨年にはプルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake:PoS)という取引検証の仕組みへと完全に移行しました。
参考記事:イーサリアムの大型アップデート「マージ」によって何が変わるか。そして、その先に目指すものとは
それに続いてイーサリアムは2023年4月13日前後に「Shanghai-Capella(通称:上海)」と呼ばれる大型アップグレードを実装する予定です。すでにいくつかのテスト環境では試験運用を完了し、残すは本番環境のみという中で注目が集まっています。
今回はイーサリアムのネットワークを維持する上で重要な仕組みとなる「ステーキング(Staking)」について触れながら、上海アップグレードによって何が変わるのかを解説します。また、それによる相場への影響についても予想します。