はじめに

コツ4:買い物メモを作ってから買い出しに行く

食費削減のためには、最終的には買い物の金額を減らすことが必要です。そのためには、できるだけ余分な食材を買わないよう、買うものをあらかじめリスト化した「買い物メモ」を作ってから買い出しに行くのがおすすめです。

買い物メモを作るときは、スーパーのチラシを見ながら3日~1週間分の献立を決めて食材をリストアップするのが理想的です。献立が決まらない場合は、「主菜用の食材を何個。野菜を何個」など、大まかな種類ごとに買う上限数を決めておくだけでも、買い過ぎを防ぐ効果があります。

また、自宅にある食材をチェックしながら買い物メモを作ることも大切です。まずは、冷蔵庫や冷凍庫、缶詰や乾物などの自宅にある食材から献立を考えると、買い出しする食材を少なくできます。「気づいたら期限切れに…」といった、もったいない事態も避けられるでしょう。

なお、衝動買いしやすくなる「空腹時の買い物」を避けることも、忘れてはいけません。小腹がすいていたら、飴や牛乳などを口にしてから出かけるのがおすすめです。

コツ5:作る量を腹八分目にして残り食材を冷凍する

色々工夫をしても、「つい買い過ぎてしまった」と後悔することもあるでしょう。そんなときは、料理を作るときに調整しましょう。食材を無理に使い切らず、余った分は積極的に「冷凍」するのです。

調理の際、肉や魚、野菜を少量でもいいので取り分けて冷凍保存しておくと、次回の買い物で買う食材の量を減らすことができます。冷凍方法や日持ちは食材によって異なりますが、インターネットで調べてみると、「こんなものまで!?」と驚くほど、色々な食材が冷凍保存できます。少しずつ覚えて、冷凍庫をフル活用しましょう。

また、ご飯を作るときから「腹八分目」を意識しておくことも重要です。目の前に並べる料理の量を適量にすれば、体重が適正になるメリットが付いてくることも期待できます。

「食事が足りないかも…」といった不安が残る場合は、ご飯のお供やヨーグルト、果物など、食後にちょい足しできる食べ物を常備しておくと安心ですよ。

ポジティブに取り組むのがおすすめ!

「食費の節約」と表現するとネガティブな印象ですが、「余分な買い物を避けて食品ロスを減らす」「健康のために嗜好品を減らす」「腹八分目を習慣化して適正体重になる」と思えば、食費を減らす取り組みはプラスの側面ばかりだと思いませんか?料理好きなら、新しいレシピを開拓して新しい味に出会うことも、楽しい趣味のひとつになることでしょう。

値上げラッシュによって、今まで通り食材を買って料理をしていると、どうしても支出は膨らみます。うまく工夫して、お財布にも自分の体にもやさしい食事を楽しんでくださいね。

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