はじめに
ミニデスク+ミニ3段ボックスでも、リビング学習は捗る
「東大生の8割が、幼少期にリビング学習を経験している」というデータもありますが、社会人の休日の勉強においても、リビング学習を取り入れることで、勉強の頻度が大幅にあがります。私自身も、ソファの裏に、1畳未満の狭いスペースですがデスクをおいて、テレワークや勉強のスペースとしています。
机は面積以上に「高さ」が大切です。小ぶりでもいいので、リビングの角に、自分の体型にあった机・椅子があると、家事の合間の15分だけでも、机に向かう気力が湧いてきます。夫婦でテレワークをする際にも、作業場所が書斎+リビングの小机の2箇所あると便利ですよね。
他にも、ソファで読書をしたいという方は、ソファの真横に小さなカゴをおいて、今月読みたい本を2-3冊選んで入れておきましょう。大型の本棚にズラーっと書籍を並べるより、いま読むべき本が手に届きやすくなります。
小さめの3段ボックスで、1段目に仕事、2段目に趣味、3段目に生活用品と、用途ごとに分けて入れてもいいかもしれません。また運動を習慣化したい方は、1畳のフリースペースの横にヨガマットを置くといいでしょう。
何もかも片付ける必要はありません。「いますぐ、やりたいもの」だけが目に見える状態にしておくことで、視覚刺激の力を借りながら、習慣化されるのです。
平日はズボラカゴに投げ入れ、週末にリビングリセット
リビングはモノの置き場所ではなく、くつろぎや家族団らんの場。そのため、今週リビングで使わないモノ以外は、モノをおかないのが鉄則です。
とはいえ、日々の生活の中で、何となくリビングに持ち込んでしまい、そのまま出しっぱなしになっているモノってありますよね。郵便物や書類、脱いだ洋服、趣味の道具。「毎日完璧に片付ける」のはハードルが高いので、「平日はズボラカゴ、週末にリセット」という習慣をつけるといいでしょう。
(C)丹野雄二
脱いだ部屋着がソファに溜まりがちという方は、服を投げ入れやすいバスケットタイプのカゴを設置。洗濯物をソファに山積みにしてしまう方は、折りたたみ式の洗濯カゴを、壁にかけておきましょう。紙類・雑貨は書類スタンドにザクっと入れておき、週末にそれぞれの定位置に分配すれば、平日は最小限の労力で綺麗な状態がキープできます。
週末のリセット作業を怠ると、カゴの中の荷物が地層のように積み重なってしまいます。好きなラジオやバラエティ番組を流しながらリセットする、洗濯機を回している間にリセットするなど、自分なりの「30分リセット」ルーティンを見つけてみましょう。
外に外にと機会を求めるのではなく、リビングのあり方を見直してみることで、家での過ごし方が変わり、自己肯定感アップにつながります。「平日夜・週末の過ごし方を見直したい!」と思う方こそリビング改革、ぜひトライしてみて下さいね。