はじめに

少子高齢化やインフレによって、「老後のことが不安で…」というお悩みが増えています。収入の多い少ないにかかわらず、たくさんの人がこの不安を抱えているのではないでしょうか。

でも、何もしないでいると、少しずつ老後が近づいてきて、さらに不安になる一方です。そこで、老後が不安な人が、取り組みたいことを5つお伝えします。


1.現在「年間どれだけ貯めているか」を調べてみる

仮に、同じ年収500万円のAさんとBさんがいたとしましょう。年収が同じでも、使うお金が異なれば、お金だけでなく気持ちの余裕も大きく異なります。

Aさん:いつも手取り月収を使い切って、貯蓄0円をキープ
Bさん:毎月3万円貯めていて、ボーナスからもプラスで貯めて、年間60万円貯蓄

この2人を比べると、10年間で貯蓄が0円と600万円と、大きな差がつきます。Aさんの方がより老後が心配だと思うはずですし、Bさんなら、着実に貯めていることで不安はだいぶ払拭されるはずです。

そこでぜひ、「自分が年間どれだけ貯めているか」を調べてみましょう。収支がよくわからなければ、年末の貯蓄残高2年分を見比べてみると、1年あたりどれだけ貯めたかがわかります

貯蓄が少しずつ増えていれば、老後に向けて少しずつ準備ができているので、少々安心です。でも、全然増えていなければ、早急に見直しが必要です。2番目以降でその方法をお伝えします。

2.現在の「1カ月に必要なお金」を調べてみる

年間貯蓄額がわかったら、次に、現在の自分の家計状況を見てみましょう。自分が1カ月間でどんなものにお金を使っているか、イメージがつくでしょうか。

支出は「固定費」と「変動費」に分けて確認しましょう。

まず、固定費として、毎月一定額出ていくお金を見てみます。家賃(または住宅ローン返済)や水道光熱費、スマホ代、保険料、サブスク代、教育費などはいくらでしょうか。

そして、変動費として、食費や外食費、洋服やメイク代、趣味費、日用品代にどれだけかかっているかをチェック。クレジットカードの明細などを見てみるとよいでしょう。

この合計額が、自分が1カ月間で使っているお金です。そして、少しでも減らせるものはないかをチェックしてみましょう。たとえ数百円でも、5つ、6つと増えていけば、数千円や1万円以上の削減になりますので、ぜひチェックしてみてください。

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