はじめに

貯蓄ができていない人ってどのくらいいる?

実際、日本には貯蓄ができていない人がどのくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会の資料(2022年)によると、単身世帯で金融資産を保有していない人の割合は全体の4.9%を占めることが分ります。また、2人以上の世帯だと2.6%と、単身世帯の方が貯蓄できていない人の割合が多い結果になっています。

さらに、調査対象となった総世帯数7500世帯でみると、金融資産を保有していない世帯は2020世帯と約27%にも登ることが分っています。世代別にみると20歳代がもっとも多く、約40%の世帯が金融資産を保有していないようです。20代だとまだ貯蓄する余裕がないという理由も背景にあるのかもしれません。

貯金ができない人におすすめの貯蓄法

では、貯蓄したいと思ってもなかなかできない人に対しておすすめの貯蓄方法をいくつか紹介します。

・先取り貯蓄
先取り貯蓄は昔からいわれている貯蓄方法です。収入の中からまず貯蓄額を差し引き、残った金額で生活する癖をつけることで貯蓄できます。

ただ、この先取り貯蓄にも落とし穴があります。それは普段使う口座に貯蓄してしまっては意味がないことです。先取り貯蓄をするなら、普段使っている給与振り込み口座とは別の口座を作り、またキャッシュカードも持たないといった工夫が必要です。引き出すのが面倒だと考えると使うことも減るでしょう。その分貯蓄額は大きくなります。

・会社の財形制度の利用
勤めている会社に財形貯蓄制度があるなら、ぜひそれを活用しましょう。普通の預金口座や定期預金に預けよりも高金利が適用される可能性が高く、さらに利子が非課税になる措置が用意されています。財形貯蓄だと通常の金融機関に比べ引き出す手続きも面倒なことから、半ば強制的に貯蓄することが可能です。

・証券口座の活用
普通預金口座を開設している金融機関で証券口座も開設できるなら、ぜひ活用することをおすすめします。普通預金口座にただ置いているよりも高い金利が適用されるケースが多く、必要なときには普通預金口座に戻すことも可能です。口座を銀行と証券会社に分けることで、引き出す際にも証券会社から一旦銀行口座に振り替える手間がかかりますので、無駄に引き出すことを抑制することもできます。

貯蓄方法として資産運用も視野に入れよう!

貯蓄する習慣が身につけば、貯蓄額も増え、緊急資金を除いた余剰資金もできるでしょう。そうなった際にはその余剰資金を使って資産運用を始めることを考えてみましょう。

資産運用に対する苦手意識のため、なかなか運用に踏み切れない人もいるかもしれません。しかし、現在の低金利下では貯蓄だけでは物価の上昇率に追いつけず、資産価値が下がってしまいます。そのような結果を招かないためにも、貯める運用から増やす運用に考え方をシフトしていくことも大切です。

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