はじめに

「暑い夏」の関連銘柄

ここまで暑い日が続くと行楽地は不利になるかもしれませんが、2023年は本格的なコロナ明けの年ですので、各地の夏祭りや花火大会などは活気を取り戻し、人出は多そうです。

人混みではハンディー扇風機や、冷感ストールを持っている方も多いので、電池や素材関連、虫除けスプレーや虫刺されの薬、暑さ疲れから滋養強壮材などの売れ行きが気になります。また、強い日射しが照りつけるので日傘や日除けも。

  • 接触冷感グッズ:ニトリHD(9843)、ワークマン(7564)など
  • 虫除けスプレー:アース製薬(4985)、フマキラー(4998)、エステー(4951)など
  • 日傘:ムーンバット(8115)

自宅で過ごすにしても外出するにしても、水分補給は欠かせないので、飲料メーカーには恩恵がありそうです。ビールやドリンク類、それらを手軽に購入できるコンビニ各社。

  • 飲料メーカー:伊藤園(2593)、サントリー(2587)、コカ・コーラBJH(2579)、大塚HD(4578)など
  • ビール:サッポロHD(2501)、アサヒビール(2502)キリンHD(2503)
  • コンビニ:セブン&アイHD(3382)、ローソン(2651)、伊藤忠商事(8001)など

キッチンでの調理は高温になりやすいので、電子レンジメニューの利用が多くなるとすれば冷凍食品、買い置きが利くレトルトや缶詰製品にも恩恵がありそうです。

  • 冷凍食品:東洋水産(2875)、ニチレイ(2871)、ニッスイ(1332)、味の素(2802)、マルハニチロ(1333)など

猛暑日が続く事で営業時間を前倒しする動きや、暑さの和らぐ夜間に活動の時間帯を移すような取り組みが本格化する可能性もあります。また、最高気温予想が35度以上の猛暑日になる日は、テレワークを推進する企業が増加しています。働き方の多様性も求められる時代となっています。

コロナが感染拡大する前の2018年には、日本でも「サマータイム」の議論がされていました。サマータイムとは、日の出時刻が早まる時期(3月~11月)に、時計の針を1時間進め、太陽の出ている時間帯を有効に利用することを目的として、欧米を中心に導入されています。今後、日本でも議論されサマータイムを導入する企業が増える可能性もあります。

正直、暑すぎる夏に辟易しますが、この様な時こそ世の中の動向を見ておき、気づいた事をノートなどに書き込んでおくといいと思います。今後も猛暑が続く予報となっています。熱中症には十分に気をつけて、暑い夏を乗り切りましょう。

※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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