はじめに

買い替え時期の家電をリサーチしておく

洗濯機をはじめとして、家電は、いつの日か壊れるものです。もし、家にある家電を買いかえるとしたら、今と同じメーカーのものか、それとも他のものがよいかなど、なんとなく考えておくことをおすすめしたいです。

いざ壊れてから、ゼロからリサーチするには、例えば、洗濯機や冷蔵庫は毎日使うものなのでのんびりしていられません。

家電量販店に行く機会にチェックしてみたり、友人や知人と洗濯機や冷蔵庫などの話題が出た際には、おすすめポイントやマイナスポイントを聞いておいたりすると、いつの日か買い替えがやってきた時の参考になると思います。

買い替えに備えて「予備費」をつくっておく

洗濯機や冷蔵庫のほか、掃除機(お掃除ロボット含め)、トースター、スマホなど、自宅にある家電も、いつかは買い替え時が必ずくるでしょう。

最近の家電は、さまざまな機能がつくことで、低価格帯のものから高価格帯まで、選択肢が幅広いと感じます。

いざ買い替えるときに、「お金が足りない」「ボーナスが出ると期待していたら減額になってしまった」という事態に陥ったら大変です。普段から「予備費」として、少なくとも10万円以上はとっておき、手をつけないようにしたいですね。

例えば、ネット銀行の定期預金にしておけば、メガバンクの普通預金よりも少し金利が高めですし、急に必要になったら、定期預金を解約すれば、すぐに現金を引き出せます。

何年も使うなら「数万円の差」は実は大きくない

洗濯機は、高いものであれば20~30万円くらいの大きなお金がかかるため、1万円、2万円など「少しでも安いものを」と考える人もいるでしょう。

ところが、長く使うものであれば、1年あたりや1日あたりの金額は、実はそれほど大きな差ではなくなることを、ぜひ頭に入れておきたいところです。洗濯機の一般的な耐用年数といわれる7年間で考えてみると、1年あたりの金額は、30万円のものなら約4万2857円(1日あたり約117円)、20万円のものなら約2万8571円(1日あたり約78円)です。

実際には、耐用年数を超えて10年以上使う人もいるかと思いますので、10年で考えた場合の1年あたり費用は、30万円のものなら3万円(1日あたり約82円)、20万円のものなら2万円(1日あたり約55円)です。そう考えると、思ったよりは、高くない買い物だと感じるのではないでしょうか。

長年、そして毎日使うものであれば、買うときに数万円の差にこだわるのではなく、「求めている機能があるか」「アフターサービスは万全か」といったことなど、実際に使うイメージを想像しながら、予算とあわせて検討するのがよいと思います。

数万円高い機種やメーカーを選んだとしても、使うたびに満足感が高く、その期間が長いのであれば、よい買い物ですよね。同じ数万円を使って洋服やバッグ、シューズ、化粧品などで、1回試したもののうまく使えずにしまい込んでしまうケースに比べると、効果的なお金の使い方かもしれません。

家電は、予期せぬときに壊れたり、買い替え時期がやってきたりするものです。事前に費用を準備しながら、買い替えをする際のリサーチをしておけるといいですね。

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