はじめに
高齢者のひとり暮らしの割合は年々増えています。離れて暮らす高齢親が心配、なんらかの形でサポートをしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
離れて暮らす高齢親に「自治体のサービス」をチェック!
意外と知られていないようですが、多くの自治体ではひとり暮らしなど高齢者への支援サービスを提供しています。代表的なものが「見守り・安否確認」です。サービスの名称は自治体によって「緊急通報システム」「高齢者見守り支援事業」など異なります。
ちなみに筆者の母と義母もこれらのサービスを利用しています。どちらも民間の警備会社が提供する見守りサービスで、自治体を通して申し込みをします。基本的なサービス内容は、警備会社が貸し出した機器やセンサーを親の自宅に設置、急な体調不良などの時に機器やセンサーを通して警備会社に通報がおこなわれるしくみです。興味深いのは、同じ警備会社でも自治体によって利用料金やサービスの内容が異なる点です。例えば、利用料金について、住民税非課税世帯は無料、あるいは月額1,000円など、自治体により料金設定に違いがあります。サービス内容についても、センサー設置場所をトイレや冷蔵庫の扉と選択できたり、できなかったり、自治体と警備会社の契約に基づいたサービスが提供されるようです。
離れて暮らす高齢親になんらかのサポートが必要と思われているのであれば、まずは親が暮らす自治体のホームページをチェックするのがオススメです。高齢者は、ほかの世代と比べて家庭内での事故が多い傾向がありますから、自治体の見守りサービスは積極的に活用したいところです。申し込みから利用開始まで1ヶ月ほどかかるため早めに検討することをオススメします。