はじめに

連日、日本列島は厳しい残暑が続いていて、犬を飼っていらっしゃる方は散歩をする時間帯に苦労をしている、という話を耳にします。犬も人間と同じ様に、早朝か夜遅くにしないと熱中症になったり、地面の熱で肉球を火傷してしまう恐れがあるからです。

気温が30℃を超えると、アスファルトは50~60℃になるので大変危険です。私の家の近所でも、首元を冷やすネッククーラをして、日没後に散歩をしている犬と飼い主の姿をよく見かけます。散歩は毎日のことなので飼い主と犬、双方共に本当に大変だと思います。


世界各国でもコロナ禍で急増

コロナ禍で外出を控える風潮が強まった事をきっかけに、犬や猫などのペットを飼う人が急増しました。その風潮は日本のみならず、世界各国でも同様でした。

ペットを迎えたことがある方はお分かりだと思いますが、ペットが我が家に到着するやいなや、これまでの生活が一変します。ペットのケージなどを置くスペースの準備、食事や水の準備、排泄、室内の温度管理、しつけ、犬であれば散歩など、「待った無し」で矢継ぎ早にやる事が押し寄せます。ペットの側も、生活に慣れるまでは大変だと思います。

「癒し」を求めてペットを迎える方が多いと思いますが、飼い主として日常的に世話をするなどの責任を果たした末に感じるものが「癒し」ですから、最初から「癒し」だけをピックアップして考えるのは無理があると思います。イギリスではコロナ禍に猛烈なインフレに見舞われ、餌代や医療費が払えず、飼育放棄されたペットが2022年に前年比で25%も増え、深刻さが分かります。

このように、日々の世話は大変ではあるものの、愛くるしい姿を見せてくれるペットとの生活は、飼い主にとって何にも替え難い至福の時間です。互いに言葉が交わせない分、どのような事をしたら喜ぶか、どんな食べ物が好きなのかを、日々の様子から把握したり、また一緒に遊べる玩具を買ったり、長くなった毛をカットしに行こうなど、日常の楽しみも増えます。

余談になりますが、我が家にも長年愛犬がいました。サラリーマンを辞めてからは毎朝の散歩は私が担当し、早起きの(毎朝メルマガを書くために)良き相棒でした。愛らしい黒目がちの瞳や、可愛い仕草は今でも目に焼き付いています。

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