はじめに
手放す服・手放さない服の選別方法
今すぐ着る予定がないからといって、全てゴミとして捨てる必要はありません。一方で、自身にネガティブな感情を想起させる服は、急いで手放したほうがよいでしょう。
例えば体型が変わってしまって、「痩せたら着る」と意気込んでいる服は、視界に入るたびにダイエットできない自分を想起させ、服を選ぶ気持ちを萎えさせてしまいます。痩せる頃には流行や好みが変わっているかもしれません。潔く手放すのが吉です。
修理やクリーニングが必要な服は、季節の変わり目にまとめて対応しましょう。ブランドの衣類は、試しにフリマアプリに出品をしてみるのもいいですね。思いのほか高値がつけば、気分よく手放せることでしょう。状態が良いのに着る機会がないという洋服は、友人・同僚に譲るのも一手です。写真を撮って、興味のある人にSNSで呼びかけてみるのはどうでしょうか。
部屋着・下着類は、他人に見せるものではないため捨て時を逃しがちですが、衣替えのタイミングで劣化がないか点検をしましょう。下着は1年・部屋着は2~3年が買い替えのタイミングと言われます。タオルやラグマット、寝具やカーテンも点検のタイミング。特にカーテンは定期的に洗濯をしないとカビの温床となるので、衣替えの時期に合わせてチェックをしておきましょう。
夏服は衣類ケースや圧縮袋に詰め、押し入れの枕棚や下段など、手の届きにくい場所に保管しましょう。防虫・防湿剤を入れ、中身を把握できるよう写真を撮った上で、蓋をしめて保管します。丈夫なレジャー用品は、スーツケースやコンテナに収納してもいいですね。
クローゼットが狭くて置き場所がない、という方は、クリーニング付の外部保管サービスを活用するという手もありますよ。夏用布団にカバーをつけてクッションとして使う、ベット下の収納を活用するなど、家の中でも保管場所が作れないか、工夫してみましょう。
衣替えを一気に終わらせようとすると、一日がかりの作業となり、腰が重くなりがちですが、「今日は下着類」「今日は部屋着」など、何回かに分けて見直しを行うのがおすすめです。
肌寒くなる前に、手持ち服の点検と優先順位づけ、ぜひやってみてくださいね!