はじめに

投資家経営者一心同体ETF(2082)

運用会社:シンプレクス・アセット・マネジメント

取締役会構成員、およびその親族、資産管理会社などの議決権保有割合の合計が一定程度ある企業の中から、利益水準や財務状況、流動性などを同社独自の観点で総合的に勘案し、投資銘柄を選定します。

株をほとんど保有しない経営陣が経営を行うことも珍しくない状況の中、経営者の個人資産の多くが自社の株式であれば、自社の株式価値を高める−−つまり、経営陣が株主価値を重視した経営を行う可能性が高いと考え、その部分に特化した商品です。今回の組み入れは183銘柄で主な組み入れ銘柄は、ニデック(6594)やファーストリテイリング(9983)、ディスコ(6146)など、オーナー系企業が中心です

NEXT FUNDS 日本成長株アクティブ上場投信(2083)

運用会社:野村アセットマネジメント

高ROEを維持できる企業への長期投資を中心に、ROE改善を期待できる企業に投資することで、株価の上昇をとらえるETFです。

ROE(自己資本利益率)とは、株主資本をどれだけ効率的に運用できたかを示す指標です。数値が高いほど良好で、企業の稼ぐ力量を表しており、その部分に注視し利益を生むことを目指しています。今回の組み入れは61銘柄で主な組み入れ銘柄は、エムスリー(2413)やソニーグループ(6758)、キーエンス(6861)、東京エレクトロン(8035)などです。

NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)

運用会社:野村アセットマネジメント

安定的な「配当」と機動的な「値上がり益」の獲得により、中長期的なトータル・リターンの獲得を目指します。予想配当利回りは約4.0%を見込んでいます。投資をする方なら誰でも意識をする配当と値上がり益ですが、その部分に注視し銘柄を選定している商品です。今回の組み入れは99銘柄です。

MAXIS 高配当日本株アクティブ上場投信(2085)

運用会社:三菱UFJ国際投信

東京証券取引所に上場する大型株・中型株の中から、予想配当利回りの上位、高配当銘柄を選定し、銘柄ごとの組入比率は、流動性を勘案して決定。信用リスク懸念や無配懸念がある銘柄は定性判断で除外して運用します。運用会社の発表では、2023年6月末時点での予想配当利回りは5.0%となっています。今回の組み入れは30銘柄です。

2つの高配当ETF、NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信とMAXIS 高配当日本株アクティブ上場投信に共通して組み入れられている銘柄は21銘柄ありました。減益の企業も含まれていますが、1銘柄を除き、いずれも配当利回りは4%以上となっています。

以下の表を参考にしてください。


紹介したETFの最低投資価格は、1,000円から5,000円程度です。組み入れ銘柄は東証のウェブサイトから確認でき、毎日更新されます。

来年から始まる新しい少額投資非課税制度(NISA)を見据え、金融商品の選択肢を広げて個人の投資拡大を促す役割もありそうです。

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