はじめに

日経が指数を公表「累進配当」に注目

「累進配当」を実施する企業もあります。累進配当とは、利益成長により配当金を増やす、もしくは最低でも前年同額の配当を実施し及び減配しないことを言います。日本経済新聞社は2023年6月30日から「日経累進高配当株指数」の算出・公表を開始しました。実績ベースで累進配当を10年以上続ける企業のうち、予想ベースの配当利回りが高い順に30銘柄で構成されています。※【表】を参照

「日経累進高配当株指数」の指数に組み入れられていない銘柄では、三菱商事(8058)、三井物産(8031)、ニッコン(9072)などがあります。

「株主資本配当率(DOE)」も覚えておきたい

株主資本配当率(DOE)を取り入れる企業も増加しています。DOEは、Dividend on equity ratioの略で、株主資本に対して企業がどの程度の配当を支払っているかを示す指標です。【DOE(%)= 配当金支払額 ÷ 株主資本】です。丸井(8252)、UBE(4208)、エクシオG(1951)などが採用しています。

日経新聞社の集計によると今期配当総額は、約15兆3000億円で過去最高となります。上場企業の株式の約2割は個人が保有し、単純計算で約3兆円が家計に入るとの予想もあります。手元資金が積み上がっている企業が今後も増配などに踏み切る可能性もありそうです。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward]

この記事の感想を教えてください。