東京オリンピックからずっとウォッチし続けているマイフェイバリッツ銘柄があります。スマホカメラの発達で、市場のシュリンクに泣くカメラ業界で、むしろ逆に業績の成長が止まらない交換レンズメーカー・タムロン(7740)です。カメラといえば、キヤノン、ソニー、ニコンが王道なので、タムロンを知っている方は、プロもしくはハイレベルのアマチュアさんに限定されるかもしれません。わたしもカメラ自体にはそこまで興味がなく、スマホカメラで十分ですが、知り合いのカメラマンさんは、タムロンのレンズを絶賛しておりました。
そもそもわたしが当社に目をつけたのは、東京オリンピックのカメラマン席でソニーのカメラがやたらと目立ったからです。オリンピック競技の写真は、瞬間を捕らえる必要があるため、フォーカスの精度が高いこと、連写の性能がよいこと、またシャッター音がしないことなども重要だと思われます。かつてオリンピックのカメラ席では、キヤノンとニコンの2大メーカーが鎮座しておりましたが、ソニーのカメラが急増したことを不思議に思い調べたところ、タムロン製のレンズが使われていることを知ったのです。