はじめに

2024年の注目のイベント

2024年に予定されている主なイベントは、TSMCの子会社JASMが建設している工場の開所式が2月24日の予定で進んでいるとの報道があります。7月には新しいデザインの紙幣の流通が開始されます。7~8月にフランス・パリにてオリンピック・パラリンピックが開催されます。9月に自民党総裁選、11月には米大統領選挙が予定されています。目玉としてはやはり米大統領選挙となりそうです。今後4年間の米国の行方を誰が握ることになるのか、どのような政策を打ち出してくるのか、大変気になるところです。この時期は米国の一挙手一投足に注目です。

そして前述の通り、東証はさらに改革を加速させる気配です。昨年から上場企業に対し【資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応】に関して具体的な内容の取りまとめを要望しています。親子上場や政策保有の解消、低PBR(株価純資産倍率)の改善などの更なる徹底が挙げられます。また各企業のROE(自己資本利益率)を意識する動きは増配などにも繋がっています。昨年、株主優待を廃止して配当金を増やした企業は約30社にも上りました(筆者調べ・特別増配は除く)。今年も同様の発表を行う企業が増えそうです。

また、2025年3月以降に到来する基準日から、全ての上場企業に対して本来の上場維持基準が適用されることになり、上場基準を満たしていない企業の改革もありそうです。定めた水準に達しない企業は市場からの撤退を余儀なくされそうです。

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