はじめに

民間の医療保険は必要なの?

今回、実際に入院をして民間の医療保険から給付を受けて感じたことがあります。十分な預貯金があったとしても、入院中に支払った医療費負担をほぼ全額カバーする給付金はやはり助かるものだと実感しました。ただし、筆者が加入している医療保険は10年の定期型であり、3年後に期間満了となります。更新をすると新たな保険料は5万9,180円の試算が出ていますが、ほぼ2倍に上がるため継続するかは悩ましいところではあります。

医療保険を続けるかにあたり、参考になるデータがありますのでご紹介します。以下図は厚生労働省が発表した令和2年度の生涯医療費推計(女性)です。一生涯にかかる医療費の半額以上は70歳以上であることが強調されていますが、60歳以上に幅を広げてみましょう。なんと生涯医療費の60%は60歳以降にかかるのです。つまり、60代からが医療費がかかる本番ともいえるのではないでしょうか。

あくまでもデータ上の数字ですから、人それぞれの状況によって、まったく医療費がかからないケースもあるでしょう。筆者自身で考えてみると、退院後も定期的な通院、検査、投薬治療が続くため、今後も継続して医療費がかかることはほぼ確定となります。ただし、入院が必要となる治療や手術を受けない限り、民間の医療保険を利用する出番はなさそうです。

なんとも歯切れの悪いところですが、更新までの3年間で医療保険を更新するかについては検討したい、というのが現段階での答えになります。

以上、民間の医療保険から保険金給付を受けた筆者の体験と、今後も民間の医療保険は必要性についてお伝えしてきました。ご自身の病歴などに照らし合わせて検討されることをオススメします。

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