スマートフォンの普及で、いつでもどこでも手のひらで情報収集が可能な時代。昔は本を借りたり、調べ事をするために行っていたけれど「図書館なんて、何年も行ってないな……」という人も多いのではないでしょうか。 
 
アナログのイメージが強い図書館ですが、実はここ数年で驚きの進化を遂げています。書籍以外にもCDやDVD、雑誌、マンガなど、従来からの貸出サービスに加え、カフェやキッズスペースを併設していたり、出勤前や仕事帰りに立ち寄りやすく、開館時間が幅広く設定されている施設もあります。

まずは最新の図書館事情と、その便利な利用法をご案内します。


進化が止まらない今どき図書館

図書館=本を借りる・静かな場所で読書・調べ物をするという印象から今の公共図書館は大きく変わり始めました。

複合施設型が増え、一見、図書館とは思えないようなお洒落なビジュアルの建物であったり美術館の併設、またカフェや飲食可能なスペースがあるところもあります。蔵書を持ち込めるタイプなら、淹れたてのコーヒー片手に読書タイム、なんてことも可能です。

また、小さなお子さんが遊べる遊具やおもちゃがあったり、子ども向けの絵本が充実しているキッズスペース併設タイプもあります。親子で本を楽しむもよいですね。

このように行くだけで楽しめる図書館が増えてきているのです。さっそく全国各地から選りすぐりの最新型図書館をご紹介します。

子連れからオトナ女子まで心地よい

多賀城市立図書館(宮城県多賀城市)

2016年(平成28年)3月21日にリニューアル。図書館とは思えないほどスタイリッシュなインテリア。


蔦屋書店を運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が指定管理者。建物全体は7013平米あり、約23万冊を所蔵する図書館部分は3342平米。ほか、スターバックスコーヒー、コンビニエンスストア、レストランまで揃っています。スターバックスコーヒーでは、図書館の蔵書も購入前の書籍類も読みながらの飲食が可能です。

1階は暮らしにまつわる「衣食住」、2階は文学や人文などの「書斎」など、フロアごとにテーマを設け、資料が並びます。3階は、調べ物や観覧スペース。「勉強部屋」をイメージした作りになっています。

絵本作家・荒井良二さんが直接描いた壁画のある「よみきかせスペース」のほか、キッズテラスや授乳スペースも完備。子連れにやさしい図書館でもあります。

特徴的なオリジナリティあふれるサービスが「読書通帳」。銀行のATMのような端末に読書通帳を通すと、自身が借りた書籍のタイトルや貸出日が記帳できる仕組みです。市内に住む中学生以下の方は無料で発行できます。(市内の高校生以上、市外の方は300円)

返却場所は本館正面玄関横に設置されている返却ポストの以外にも、JR下馬駅、国府多賀城駅、ファミリーマートの3店舗(多賀城八幡店、多賀城育英高校前店、多賀城町前店)でできるのも便利です。

ちなみに、併設の蔦屋書店多賀城市立図書館店は、23時まで営業。閉館後に気になった書籍を買うこともできます。

データ:宮城県多賀城市中央2-4-3、JR仙石線多賀城駅北口から徒歩1分、022-368-6226、9時〜21時30分、無休、P多賀城駅南立体駐車場350台、(1時間無料、以後30分までごとに100円)

次は都内の駅チカのデザイナーズ図書館を紹介します。