はじめに

実際の投資先は?

不動産投資信託であるリートは、その目論見書やマンスリーレポートから具体的にどのような投資先を保有しているのかが分ります。NISAで購入できるリートはそのほとんどが「Jリート」と呼ばれるものです。Jというのは日本という意味で、複数の不動産投資法人にまとめて投資をしています。

また、投資先である不動産投資法人が様々な物件を所有しているので、分散投資が可能となるわけです。

例えば、あるJリートの組み入れ銘柄を見ると、それぞれの投資法人のリンクがあり、それをさらにみていくと実際にその投資法人がどのような物件を所有しているのか確認することができます。それによると、オフィスビル、住宅、ホテル旅館、物流施設や商業施設、そして病院などといった物件を実際に所有していることが分ります。

さらにリンクをたどっていくと、マップ上に場所が示されていたり、実際の物件の詳細を知ることができるページに続いたりします。中には、ご存じのビルがある可能性もあります。ほんの一部ではあるけれど、ここに投資をしているのだと思うと、ちょっとした不動産王の気分が味わえるかも知れません。

投資の醍醐味は、自らのお金を使って経済とつながることではないでしょうか。すると株式とはまた異なった視点で、具体的な投資先を知ることができるリートに興味を持つ方もいらっしゃるのではないかと考えます。ぜひ投資を通じて世界を広げていただければと思います。

※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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