はじめに

【SCHD】シュワブ米国配当株式ETF

そして最後は【SCHD】シュワブ米国配当株式ETF(Schwab US Dividend Equity ETF)です。ダウジョーンズ配当100インデックスに連動する投資成果を目指すETFです。ダウジョーンズ配当100インデックスは、財務比率に基づき、同業他社と比較して基本的な強みを持つ、一貫して配当金を支払ってきた実績を持つ米国企業が発行する高配当利回り銘柄のパフォーマンスを測定する指数となっています。

少なくとも10年連続で配当金を支払っていること、浮動株調整後の時価総額が5億ドル以上であること、ファンダメンタルズに基づく4つの特性(総負債額に対するキャッシュフロー、株主資本利益率、配当利回り、5年間の配当成長率)が優良な銘柄かつ、時価総額や取引量が一定規模以上の米国株のうち、ファンダメンタルズ上位100社を投資対象とするETFです。

キャッシュフロー・総負債比率、ROE(株主資本利益率)、配当利回り、過去5年間の配当成長率と、しっかりスクリーニングして企業を選別しています。

私も企業を見る際にファンダメンタルズはしっかりチェックするようにしているのですが、結構大変な作業なので、それをやってくれ、しかも入れ替えも自動でしてくれて経費率は0.06%と低コスト。また単一の銘柄が指数の4.0%以上を占めることはないとされており、一つのセクターだけで、保有割合が25%を超えないようにも制限がかかっており、個別にもセクター的にも偏らないよう分散にもしっかり配慮されている印象です。

SCHDは高配当かつ増配かつスクリーニングもされているので持続可能性なども期待できるETFといえるのではないでしょうか。インカムゲインもキャピタルゲインも期待できるわけです。Bloombergによると、直近配当利回り(税込)は3.83%です。

100ドル以内で購入できるもメリットです。ただし、ほとんどの日本の証券会社では買えないのが難点。日本ではIG証券で購入できます。

投資信託組入れ上位銘柄はブロードコム、アッヴィ、メルク、ホーム・デポ、テキサス・インスツルメンツ、ベライゾンコミュニケーション、シェブロン、アムジェン、コカ・コーラ、シスコシステムズなどです。

いかがでしたか?個別銘柄に興味のある方は組み入れ銘柄を調べてみるのも良いのではと思います。皆様の投資の参考に少しでもなれば幸いです。

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