はじめに
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFは、MSCIジャパン高配当利回り指数(配当込み)への連動を目指すETFです。MSCIジャパン高配当利回り指数は、日本国内の取引所に上場している大型・中型株を対象とした配当継続性や配当性向、財務体質(ROE、負債・自己資本比率、収益の変動性)等の基準を満たした企業の中から、MSCIジャパン指数の配当利回りの130%を超える利回りを持つ銘柄を構成銘柄として算出される時価総額加重平均型の指数です。
投資信託組入れ上位銘柄は東京海上ホールディングス(8766)、三井物産(8031)、キヤノン(7751)、任天堂(7974)、ソフトバンク(9434)、ホンダ技研工業(7267)、伊藤忠商事(8001)などが組み込まれています。ETFの特性上、配当の継続性や財務体質がどうか配当利回りがよいかをフィルタリングしてくれているので、財務面もしっかりした銘柄に安定して利回りを取って投資したい人は組入れ銘柄から探すことは優位性がありそうです。
ETFとしては直近配当利回り(税込)は2.52%、信託報酬が年0.1900%とお高めなのはご注意ください。
東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
ほかにもプロの選び方を参考にできるETFとしてはたとえば国内株コア型投信好成績No.1(10年で)となっている東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの組入れ銘柄もおおいに投資の参考になると思います。
ジャパンオーナーズは国内の株式のうち経営者が実質的に主要な株主である企業の株式を主要投資対象とするファンドであり、ファンド設定以降基準価額(税引前分配金再投資)は4倍超に上昇し、TOPIX(配当込み)を大きく上回る実績を残しています。
東京海上ジャパンオーナーズ株式オープンの強みとしてはオーナー企業の強みが発揮できる企業であるかを直接面談して調査している点です。また経営者の決定が実質的な最終方針となるので意思決定が速い傾向があることも挙げられています。
オーナー企業への投資の参考となる組入れ銘柄上位を見てみますと、ローツェ(6323)、ソフトバンクグループ(9984)、RIZAPグループ(2928)、カナモト(9678)、光通信(9435)、タカラトミー(7867)、エフピコ(7947)、サイバーエージェント(4751)なども組み込まれています。