はじめに

短期トレードが合っている人

短期トレードが合っているのはこんな方です。

◆資金効率を良くしたい方
デイトレードやスキャルピングは、短期的な価格変動を利用して取引を行います。小さなトレンド(大きなトレンドの中の波動)の上下を利益に変えることができ、利益を積み重ねることができることが可能で、資金効率が良くなります。

◆仕事のように投資に取り組みたい方
短期的なトレードは繰り返すことで利益を積み上げるスタイルです。トレード記録をつけてトライアンドエラーできる、淡々と損切りできる、リベンジトレードしない、ルールを構築して守る、などが必要です。コツコツとした取引を継続することができる人がこのトレードスタイルに向いています。

◆リスクを限定的にしたい方
デイトレードやスキャルピングはリスクが高いと感じるかもしれませんが、リスクを限定的に保つ戦略を実行できれば、リスクを管理しやすくなります。1日の中で取引を完結させるため、オーバーナイトリスク(市場が閉まっている間に発生する予期せぬ価格変動のリスク)を避けることができます。つまり、夜間や休日に市場が急変しても、既にポジションを持っていないため影響を受けません。また、市場の急激な変動があった場合にも、短期的なトレードであれば迅速に対応し、損失を限定することが可能です。このように、短期トレードはリスクを短時間に限定し、コントロールしやすくなるという特徴があります。

短期トレードに求められる資質

◆素早い判断ができる
デイトレードやスキャルピングでは、市場の瞬時の変動に素早く対応する必要があります。そのため、素早い判断ができる人に向いています。

◆リスク管理が苦にならない
短期トレードはリスクがコントロールしやすい面がある一方、リスク管理の技術が直接トレーディングの成果に結びつくため、リスク管理を得意とするトレーダーが特に有利になります。価格の動きに敏感であり、リスク許容度に応じて迅速にポジションを調整できるような対応力があると、より成果に結びつくと考えられます。

◆毎日取引や学びの時間を取れる
スキャルピングであれば市場の開始時刻から終了時刻までの中で取引に集中できる時間が1時間以上あれば取引することが可能だと思います。手法によりますが、日本時間の寄り付きでは日経平均先物や夜は米国株、そのほかの時間は為替やコモディティなど、それぞれの商品の動く時間や特性を把握するとより効率的にトレードできるでしょう。スイングトレードで日足でチャートを見てトレードするのであれば1日1回のチェックでできるような取引もあります。上達するためにはトレードの記録や学びの時間も必要だと考えます。

両方やるメリットも…

ここまで読んでくださったあなたはどちらのタイプでしたか?

長期投資と短期トレード、どちらも取り組むという選択肢もあります。私もどちらもやっています。

どちらも取り組んでいれば、長期投資でメンタルが冷え込む暴落時も、短期投資では値動きが大きなチャンスになるため利益のチャンスになります。長期投資で資産形成をしながら老後に備えて、短期トレードは副業的に取り組むのもありなのではないでしょうか。

投資戦略を選択する際には自身の投資目標やリスク許容度、資産状況などを考慮し、適切な戦略を選択することが重要です。また、投資先の選定やリスク管理なども重要な要素となりますので、慎重に計画を立てることが大切です。

皆様の投資の参考に少しでもしていただけますと幸いです。

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