はじめに

●地方銀行インターネット支店の定期預金
さらに注目したいのが、地方銀行のインターネット支店の定期預金です。こちらも、大手銀行の預金よりも、やや高めに設定されていることが多いです。

住んでいるエリアから遠い地方銀行でも、インターネット支店であれば口座開設はできます。普段使いをしない銀行口座なら「貯蓄専用口座」にするのもいいですね。

以下、1年の定期預金の例をあげます(いずれも5月15日現在。金利や条件等が変わることがありますので、詳細はHP等をご覧ください)。

●愛媛銀行(四国八十八カ所支店)定期預金 1年 0.350%
※新規口座開設限定定期預金キャペーン(6月28日まで)。100万円以上

●香川銀行(セルフうどん支店)超金利トッピング定期預金 1年 0.330%
※100万円以内

●トマト銀行(ももたろう支店)「きびだんご定期預金」 1年 0.25%
※100万円以内

●徳島大正銀行(とくぎんネット支店)「スーパーとくとく定期預金」 1年 0.35%
※100万円以内。(特別金利実施期間は6月30日まで)

●個人向け国債(変動10年)
個人向け国債とは、個人が1万円から買える国債です。

3年と5年の固定金利タイプもありますが、今後金利上昇の可能性を考えると、10年の変動金利タイプがよいでしょう。

「変動10年」と呼びますが、「10年間も現金化できないの?」と不安に思うかもしれません。でも、大丈夫です。個人向け国債は、発行から1年経過すれば中途換金が可能で、その際に、ペナルティとして直近の利子2回相当分程度が差し引かれますが、元本が割れる可能性は低いからです。

5月発行の個人向け国債(変動10年)の金利は0.57%ですので、大手銀行の普通預金や定期預金よりも比較的有利でしょう。

個人向け国債は、銀行や証券会社などで購入できます。これを機に、ネット証券の口座開設をして、個人向け国債を購入するのもいいでしょう。

いろいろな商品を試すことも、経験値になる

「投資」というとハードルが高いイメージですが、ネット銀行や地方銀行のインターネット支店の口座開設をしたり、個人向け国債を買ったりというのは、それほどハードルが高くないでしょう。

現在大手銀行の普通預金や定期預金だけという方は、お金の預け先を変えることで、今まで以上に増やせる可能性大です。

さまざまな商品を試してみると勉強になりますし、勉強を重ねていくと「投資をしてみようかな」と、興味がわくきっかけになるかもしれません。

今は、いろいろな選択肢から選べる時代ですので、気になるものがあれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。

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