はじめに

配当金も魅力

またミニ株でも配当金を受け取ることができます。人気は以下の5銘柄です。

・三菱UFJフィナンシャル(8306)
・日本郵船(9101)
・ソフトバンク(9434)
・伊藤忠商事(8001)
・日本たばこ産業(2914)

三菱UFJフィナンシャル・グループは3大メガバンクの一角を占める都市銀行です。安定した配当利回りで金額的にも買いやすい点が魅力です。2019年から2023年までの5年間の配当利回りの平均は4.37%です。ソフトバンクは国内大手の通信会社として有名で、高配当銘柄として知られています。2019年から2023年までの 5年間の配当利回りの平均は5.36%です。日本たばこは日本株の中では高い配当を維持していますが昨今、国内でたばこを吸う人は減少傾向ですので今後の状況に注視が必要です。2019年から2023年までの5年間の配当利回りの平均は6.35%です(各5年間の平均は筆者計算)。

ミニ株は証券会社によって名称が異なり、S株(SBI証券)、かぶミニ(楽天証券)、プチ株(R)(auカブコム証券)など各証券会社ごとに様々な呼び名があります。またサービス内容も各社それぞれ異なりますので、自分に合った使いやすい証券会社の口座を開設することをおすすめします。

各社の大まかな特徴は次のとおりです。

SBI証券はS株(ミニ株)の手数料が完全無料です。また、保有ポイントをミニ株購入に充てることも可能です。

楽天証券では、ミニ株のリアルタイム取引が可能です。リアルタイム取引であれば、通常の単元株と同じように取引時間中に売買ができます。ただし、楽天証券は寄付取引の手数料は無料ですが、リアルタイム取引の時のみスプレッド(株価と取引価格の価格差)が0.22%かかります。楽天ポイントを使ったり貯めたりしたい方におすすめです。

日興フロッギーはSMBC日興証券が運営するネット証券で、100円から投資できるキンカブを導入しています。スプレッドは100万円までは買付無料です。売却は100万円以下0.5%、100万円以上は売買ともに1%です。ドコモのdポイントを投資に利用できる点が魅力です。

デメリットも押さえておこう

ミニ株にはデメリットとなる部分もあります。証券会社によって異なりますが、単元株投資と比べて取引金額に対する手数料の割合が高い傾向にあります。

また、ミニ株投資では株主優待がもらえないケースの方が多いです。株主優待は1単元(100株)以上を保有している場合に適用されることが基本と考える企業が多いからです。さらにに、通常の投資に比べて対象銘柄が限定されていて、マイナーな銘柄は除外の場合があります。全ての銘柄に投資できないことは理解しておきましょう。また、ミニ株を扱う証券会社が限られている事や、リアルタイムで取引できない証券会社が多いことにも注意しましょう。

ほとんどの証券会社はNISA口座に対応していますが、各社対応が異なる為事前に確認をしておきましょう。特に初心者の方は多額の資金投入はリスクが高くなりやすいので、まずは運用のノウハウを学ぶつもりでミニ株投資を体験してみると良いと思います。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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