はじめに

医療保険が必要な人とは

では、医療保険が必要な人は、どんな人かというと、それは「貯蓄が少ない人」ということになります。

もし、病気で入院をして、家計に大きな影響を与えすぐに困る場合には、医療保険は必要です。以前、私の知り合いで、独身かつ貯蓄が少なかった人が、病気で半年間入院をしてしまい困窮に陥ってしまったケースがありました。医療保険、就業不能保険などに入っていれば、そんなことにはならなかったと思います。

ですので、入院が長引いた場合に、生活が苦しくなると予想される人は、医療保険で備えるのもいいと思います。

だたし、医療保険といっても、入院限度日数が決まっています。一般的に1入院は60日型が多いです。つまり60日以上は保障がなく、長期の入院には対応できていません。入院が長くなりがちな特定疾病に対応するには、「特定疾病入院延長特約」をつけると入院限度日数は延びます。

また入院だけではなく、働けない状態になったときの保障を考えるのであれば、「就業不能保険」を検討してみてはいかがでしょうか?

医療保険の選び方のポイント

医療保険の選び方のポイントは、やはり保険料が重要です。医療保険はネットでシミュレーションをすることができる商品が多いので、同じ条件で比較検討をしてみてください。

医療保険には、特約の種類が多いのも特徴です。ただし、多すぎて、いったい何を付ければいいのかわからなくなる方もいるでしょう。心配になって特約を付けすぎると保険料も高くなるので注意しましょう。

各保険会社で、特約の内容は異なりますが、先進医療特約は、保険料が安いので入っておく方がいいでしょう。がんの特約もありますが、がん保険は単独で入った方が保障は充実します。特定疾病入院延長も付けておくといいでしょう。

かしこい医療保険の利用法

医療保険は、優先度の低い保険です。そこで、ピンポイントな医療保険の使い方法を教えします。

たとえば、貯蓄が少ないときは、医療保険に入って、貯蓄が増えて少し余裕が出てきたら医療保険を解約する。女性の場合には、出産時に体調を崩すことが多いので、結婚をしたときに加入をして、子どもができた後には、医療保険を解約するという使い方もあります。

保険は、リスクを回避するための商品です。かしこい使い方を考えてみてはいかがでしょうか。

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