はじめに
複数のクレジットカード付帯の旅行保険の組み合わせは
では、複数のクレジットカード付帯の旅行保険の場合はどうでしょうか? この場合は、組み合わせができるものとできないものがあります。
傷害死亡・傷害後遺障害については、各カードの中で、もっとも高額な金額が保険金額になります。その他の補償に関しては、各カードの保険金額を合算した金額が上限になります。
ただし、この場合も「利用付帯」ならば、該当するカードで旅行の費用を利用していないと適用になりません。
海外旅行のトラブルで注意するところは
旅行先でのトラブルは付きものです。日本の医療保険は使えないので、全額自己負担になります。
とくにニューヨークなどは、医療費がとてもかかるところです。在ニューヨーク日本国総領事館「病気になった場合(病院、受診の方法)」によると、救急車を呼んだだけでも300ドル程度の費用がかかるといいます。また、初診料も150〜300ドル、専門医に受診した場合には、200〜500ドルほどかかるといいます。もしも入院したら、室料だけで何と1泊2000〜3000ドルほどかかります。
知り合いが、ニューヨークに旅行に行って熱中症で倒れて、救急車に乗って治療を受けただけで、約200万円かかったといいます。
ほかにも気をつけたいのが、病気やケガで旅行先の病院に入院した場合、親族が現地の病院まで駆けつけるときの費用です。これは「救援者費用」です。現地までの往復運賃、ホテル代などの費用がかかります。できれば、これらの補償もしっかりある保険を選びたいです。
クレジットカード付帯の旅行保険では、対応できないこともあります。しっかりと任意の旅行保険を組み合わせて、海外旅行を楽しんで来てください。