はじめに

業種別の割合では情報技術がトップ

「Tracers S&P500トップ10インデックス」 業種別の割合は以下の通りです(2024年6月24日時点)。

○情報技術…59.5%
○コミュニケーション・サービス…18.2%
○一般消費財・サービス…10.2%
○金融…7.9%
○ヘルスケア…4.3%

情報技術がマイクロソフト、アップル、エヌビディア、ブロードコムで59.5%、コミュニケーション・サービスはメタ・プラットフォームズ、アルファベット(クラスA)、アルファベット(クラスC)で18.2%となっており、2業種で77.7%を占めています。

メリットとデメリットは?

信託報酬は0.10725%(税込・年率)で、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)の0.05775%よりは高いですが、業界全体で見ると安価と言える設定です。投資対象にセクターやテーマの縛りがなく、上位10社に限定しているので投資対象が分かりやすい点、定期的な銘柄入れ替えやルールを備えている点はメリットです。

デメリットとして、分散効果が出ない点が上げられます。また元々投資対象を10社に限定しているのでハイリスク・ハイリターン気味です。

比較対象になる商品

比較対象として「eMAXIS Slim米国株式 S&P500」(構成銘柄数500:分散投資、安定性の面でメリット)や「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」(構成銘柄数100:NASDAQ市場全体の時価総額の7割程度を占める)「iFreeNEXT FANG+インデックス」(構成銘柄数10:信託報酬は0.7755%でTracers S&P500トップ10インデックスの方が低い)などがあります。

「Tracers S&P500トップ10インデックス」は現在の米国株式市場をけん引する企業の動きを捉え続けるファンドとしてチェックしておくのもよいでしょう。相対的な値動きは大きくなりやすいので、その点については充分な注意が必要です。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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