はじめに

海外投資家の期待に応えられる企業が少ない?

2023年の世界の時価総額ランキングで 日本企業はTOP10において0社、TOP50に1社という状況です。国際的に見て競争力のある企業があまりにも少ない点が上げられます。

プライム市場参加者の6~7割を占める海外投資家は、企業の発展性や成長性に重きを置き投資先を決定します。魅力的な企業が見当たらない市場は自ずと世界から見放されたマーケットになってしまう可能性がなきにしもあらずです。ROEが低い=自己資本を効率良く活用できていないと見なされている状況であり、危機感をもって臨むべきといった感は否めません。

海外投資家から注目される活況な株式市場、また人気の的となる銘柄の存在はとても重要です。上場企業の側から考えると東証からの要請内容は少し手厳しいようにも感じますが、多くの企業が政策保有株式を横並びで手放せずにいるのは、根本的な機会損失を多々招いていたとの指摘があっても仕方ありません。政策保有株式を売却して得た資金で成長投資を行うとしている企業も散見されます。チャレンジは人と同じく企業にも苦労が付きものだと思います。内容にもよりますが新たな成長を遂げようとする企業には、それを後押しする投資家からの良き追い風が吹くよう期待したい気持ちでいます。

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