はじめに

私立中高一貫校の学費は負担感がありますが、このたび、所得制限なしで、東京都民の方は全員、「授業料軽減助成金(年最大10万円)」が受けられることになりました。

先日の私立高校に対する授業料軽減助成金に続き、私立中学に通わせているご家庭でも、年最大10万円を受け取れることになったのです。

この助成金の申請は、10月15日(火)までですので、意外と期日は迫っています。受け取り漏れのないように、早めに申請しましょう。申請時の注意点とともに、具体的に5つのステップで解説します。


5つのステップで申請!

では早速、申請を始めましょう。

ステップ1)自分は「申請の対象か?」をチェック

申請できるのは
●令和6年5月1日から申請時まで生徒と保護者が東京都内に住所があること
●令和6年9月1日時点で次のいずれかの私立学校に在学していること

  • 私立中学校
  • 私立特別支援学校(中学部)
  • 私立義務教育学校(後期課程)
  • 私立中等教育学校(前期課程)

の2つを満たす人です。都内在住であれば、東京都内の私立中学だけでなく、東京都以外の私立中学に通っていても対象になります。

ステップ2)必要な書類を手元に準備

必要なものは、以下の2つです。

①住民票
「申請者(保護者)と生徒の続柄の記載があるもの」「令和6年(今年ですね)5月1日時点で東京都内に住所があることが確認できるもの」「申請日前3カ月以内のもの」「マイナンバー(個人番号)の記載がないもの」という条件があります。

住民票は、マイナンバーカードがあれば、コンビニなどにあるマルチコピー機でも入手できます。マイナンバーカードがなければ、区役所など自治体の窓口に行って発行してもらいましょう。

②口座情報がわかるもの(通帳やキャッシュカード)
申請者(保護者)本人の口座で、助成金の振込先の銀行の通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの該当ページを準備しましょう(金融機関名、支店名、口座番号、口座名義人のカナを後ほど入力します)

「住民票」と「口座情報」は、後ほど申請時に写真をアップロードします。事前にそれぞれ撮影しておくと便利です。通帳またはキャッシュカードは、「金融機関名、支店名、口座番号、口座名義人のカナ」がわかる写真を撮っておきましょう(写真は2枚など複数になってもOK)。

ステップ3)準備ができたら、いざスマホかPCで申請

東京都私学財団のHPまたはLINE公式アカウントからアクセスします。

申請はスマホでもPCでもOK。写真のアップロードがある点を考えて、やりやすい方で行いましょう。オレンジ色の「申請受付」ボタンからスタートです。

新規申請の場合は、まずメールアドレスの登録から始めます。自分のメールアドレスと、新たに作成したパスワード(忘れないようにメモを)を入力すると、メールに認証コードが届きます。画面で、その認証コードを入れると、次に進めます。

ステップ4)申請者(保護者)の情報を入力

氏名、住所、電話番号に続いて、振込先の口座情報を入力します。金融機関の支店名は、コード番号から検索すると便利。すべての入力内容を確認後、「登録を完了する」ボタンを押して、アカウント登録完了です。

ステップ5)必要情報をさらに入力&写真のアップロード

初めて申請する方は「新規申請」ボタンを押します。利用規約や個人情報の取り扱い等の説明を読んで、「同意する」のボタンを押します。

「生徒との関係(続柄)」は、「父」「母」などと入力します。子どもの氏名(該当する中学生の子どもの氏名)や生年月日を入力し、該当する私立中学の学校名を検索して入力します。

子どもの入学年月(現在中学1年生なら2024年、中学2年生なら2023年、中学3年生なら2022年です)や学年を入力し、「申請者は親権者か」「同居しているか」といった質問に答えます。

そして、写真のアップロードです。「住民票」の写真と、「振込先金融機関」の情報がわかる写真をアップロードします。金融機関の情報は「金融機関名、支店名、口座番号、口座名義人のカナ」がわかる写真を撮りましょう(写真は2枚など複数になってもOKです)。

※スマホの写真が「プライベートアクセス」に設定されており、うまくアップロードできないという声も聞きました。写真への「フルアクセス」の設定が変更できない場合、撮影した写真を「フォルダ」に転送し、画面にて「フォルダ」から写真を選ぶことでアップロードができるかもしれませんので、試してみてください。

入力内容の確認後、「送信」ボタンを押せば完了です。

申請内容はマイページから確認でき、少したってから登録したメールに「申請を受け付けました」というメールが届きます。審査の結果通知や助成金の振り込みは12月下旬の予定とのこと。修正依頼や内容確認のため、メールや電話が来ることがありますので、チェックしておきましょう(ただし、詐欺などのメールや電話にはご注意ください)。

兄弟姉妹がいる人は、続けて同じように申請してください。

1年に1回申請が必要なため、現在中学1年生、中学2年生の方は来年も申請が必要なため、心に留めておきましょう。

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