はじめに
MCCは無料のドリンクサービスもある
LCCの場合は機内サービスがないためドリンク類は全て有料となりますが、スターフライヤー、エアドゥ、ソラシドエアでは一般的な無料ドリンクサービスがあり、スカイマークは無料のものと一部有料でのドリンク販売となります。
スターフライヤーのホットコーヒーにいたっては、コーヒーショップの「タリーズ」と共同開発をしたスターフライヤーオリジナルのコーヒーが出され、チョコレートもついてきます。このあたりでもFSCとの差別化、FSC以上のサービスを目指しているのが感じられます。
快適さで特に人気なスターフライヤー
スターフライヤーのシートは先述のようにシートピッチが広くフットレストがついています。またシートは総革張りで背もたれのリクライニングだけでなく座面も前後し調整できるので座りやすい体制をとることができるのではないでしょうか。
またエコノミーシートでもモニターがついていたり、USB電源がついていたりする便も多く、この点でもFSC以上に快適に移動することができます。
手荷物の重量制限は?
LCCでは手荷物の重量制限が7kgのところが多くこれを超える場合は有料になります。荷物の中身が衣類程度ならよいのですが、少し大きめのデジタルカメラやパソコンが入ると意外と7kgというのはすぐにいってしまうので注意が必要です。一方MCCはFSCとほぼ同じで機内持ち込みが10kgまで預入荷物が20kgまで無料という会社が多く、その点でも追加の料金が発生する可能性が少なく安心できます。
やはり大きい羽田空港と成田空港の差
LCC基本的に成田空港離発着、中でも多くのLCCが成田空港の第三ターミナルとなり成田空港駅に着いてからも少し距離があるのが難点です。これは利用する人の住んでいる地域によって変わってきますが、MCCの離発着は羽田空港からになるので交通の便がよい人のほうが多いのではないでしょうか。
節約旅行のためにLCCでチケットをとっても、都内から成田空港までの移動で料金がかかったり、荷物が多く追加料金がかかってしまったりと意外とあとから料金がかさんでしまうこともあるので、注意が必要です。
安さと快適さのバランスがいいMCC。移動時間や機内で過ごすストレスなどを考えると、実はこちらの方がコスパがいいかもしれません。節約旅行でも、快適さを求めはじめる時代になってきたのではないでしょうか。
ソラシドエア 写真:ロイター/アフロ
スターフライヤー 写真:矢野きくの