はじめに

日本人が英会話スクールに払っているお金は、なんと1,650億円(株式会社プログリット「事業計画及び 成長可能性に関する事項の開示」より)だそうです。

思えば、わたしも今まで数々の英語学習に時間とお金を注いできました。マンツーマンの英会話スクール、オンラインの英会話スクールといった対面で教えてもらうスタイルをはじめ、ラジオ英会話やリスリング教材など、正直自分でも覚えていないほどいろいろ試してみました。

結果、今もまったく英語には自信がありません。ここ最近は、今さら英語学習に時間とお金を使うのはもったいない。翻訳ツールも発達したし、日常的に英語を使うことなんてないのだから、無駄な自己投資はやめようと思っていました。


プログリットが展開するサービスとは

そんなわたしが、じつは2ヶ月前から取り組み始めた英語学習があります。グロース市場に上場しているプログリット(9560)が提供している英語学習アプリ「シャドテン」です。

そもそも英語学習にとんと興味を失っていたわたしが、ふたたび学びたいと思ったきっかけは、お恥ずかしながら”占い”です。海外に出かけることで、今とは比べられないほど運気が上がるといわれ、一気に気持ちは海外へ! どうせならまだ体力と好奇心がある今のうちに、世界1周旅行にでも行ってみようか、という気持ちになったのです。となれば、やはり英語は必須です。もちろん翻訳アプリでやり過ごすこともできるでしょうが、ある程度の会話ができて、現地の人とコミュニケーションが取れたほうが何倍も楽しいはず。1年先の旅立ちを目標に、ふたたび英語学習に取り組むことにしたのです。

しかし、今までの数々の失敗が頭をよぎります。経験上、あまり負荷をかけすぎると継続できません。また、海外旅行が目的なので、ビジネス英語ほどきっちりする必要はありません。そこで目についたのが、シャドーイングに特化したサブスク型の英語学習アプリ「シャドテン」です。シャドーイングは、英語を聞きながらそれを真似して発音する学習法で、リスニング力を中心に英語力を高める学習方法です。

過去、わたしが独学した英語学習法の中では、自分でももっとも効果があったと感じています。シャドテンは、自分のレベルに合わせた教材を選び、シャドーイングした音声をプロが添削してくれます。提出のペースは自分で決められますが、最大で1日1回。24時間以内に添削が返ってきます。自分の発音を人に聞かれるのは、恥ずかしいですが、実際には、相手に聞き取ってもらえないと会話は成り立ちません。実践力をつけるためにも有効だと感じました。

気になるお値段ですが、月額21,780円(税込)。ちょっとここで「高っ!」と感じる方がいるかもしれません。わたしも正直「うーん」としばし唸りました。しかし、逆にこの値段だからこそ、ぜったい無駄にしないようがんばれそうな気もします。これが3,000円程度なら、今日はいっか、とさぼりそうな気がするのです。この絶妙な値付け。

そもそもプログリットの本流は、シャドテンではなく、英語コーチングサービス「プログリット」です。これは従来の英会話スクールとちがい、ひとりひとりに専任のコーチをつけ英語学習をサポートするもので、3ヶ月で約60万のまさに”ガチ”のサービスです。本気で英語をモノにしたい人のために、コーチが伴走しながらサポートしてくれるのは画期的で、本人の気まぐれなヤル気に左右されないところが最大の魅力。この強気な値段設定ですが、順調に受講者数を伸ばしています。プログリットを卒業した人が、英語力の低下を防ぐため、シャドテンを利用するという流れもできており、順調に業容が拡大しています。

さらにわたしのようにシャドテンを利用している人が、スピーキング力も身につけたいと思ったときに気軽に利用できる「スピフル」「ディアトーク」といったサブスクサービスもリリースしています。「スピフル」は日本語を見て瞬時に英訳するトレーニング、「ディアトーク」は、自分の好みにカスタマイズされたAIと自由なテーマで英会話できるサービス。まさに、今、わたしがやってみたい!と思っていたことで、またもや課金してしまいそうです。

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