はじめに
パターン3. 「金額比較」に精を出しすぎ、時間ばかりが取られてしまう
ネットショッピングでは、「送料込みでいくらか」について、複数のショップで購入価格の比較がしやすいですよね。
「A店は3980円以上買えば送料無料だ」「B店はメール便を選べば安い」といった具合に、さまざまなケースを比較していると、まるでちょっとした算数の問題を解いているかのようです。
しかし、ここでも要注意。どちらが安いかといっても、最終的には、30円や50円の差くらいというケースも多いのです。
確かに30円でも50円でも「コスパのよさ」として注目してもよいですが、それでは「タイパ」としてはどうでしょうか。
50円ほど安く買うために、気づけば10分、20分経ち、途中で他のサイトを見たり、よく考えないまま追加で商品を購入したりして、結局は時間をかけ、本来不要なものを買ってしまうという具合に、トータルでは損をしているかもしれません。
「金額比較が楽しい」方はよいですが、忙しくて少しの時間でも大切だという方は、細かい金額の比較まで追い求めないようにするのが得策です。
特にネットショッピングでは、サイトを見ている時間が増えれば増えるほど、買い物の追加が増える可能性があるので要注意です。
金額比較はほどほどにして、残った時間を大切にできたらいいですね。
パターン4. 割引率は高いが、そもそもが「欲しくないもの」「高くないもの」
数字のマジックですが、「半額」「80%オフ」といった数字を見ると、かなりお得に感じるのではないでしょうか。
必ず使うもの、いつも使うもの、欲しかったものであれば、“渡りに船”ですが、そうではなく、特にほしくないものや、実は割引率は高いが、本来は割引された後が適正価格というケースもあります。
SNSで「安くなっている!」とみんなが口々に言っていても、自分が欲しくなければ、安いかどうかは、あまり関係ないわけです。
割引にひかれて買ってしまうことのないように、事前に「欲しいものリスト」を作っておくことがおすすめです。割引にひかれそうになったら、リストと見比べて、「いやいや、他に欲しいものがあるからいいや」と、立ち止まれると思います。
「得した」「損した」をそれほど考えなくてもよい
今の時代は、見る情報や人とのやりとりが増えて、やることが多い時代です。日々慌ただしいなか、「コスパ」「タイパ」を考えすぎると疲弊してしまうでしょう。一度疲れてしまうと、そこから回復するには時間もかかりますし、リラックスするためにお金が必要になるかもしれません。
そうならないように、買い物での「コスパ」「タイパ」を考えることはほどほどにして、自分の時間や能力を大切に使うようにしたいですね。