はじめに

楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)

楽天からは日本の高配当株式の新たなファンドが2月7日に設定されます。「楽天SCHD」の日本版と言われる「楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)」です。

「日本の金融商品取引所等に上場している株式に投資し、主として配当収益の確保および中長期的な値上がり益の獲得を目指」す、とのことで、日本の高配当企業を対象とした投資信託です。

主としてダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスを参考に銘柄選定します。ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスは日本の投資可能市場を代表するように設計された指数「S&P日本500指数」の構成銘柄の中から、安定した配当実績を持つ高配当企業100社で構成される指数です。そこから流動性や定性評価等を考慮して組み入れ比率が決定します、とのこと。楽天SCHDの日本版ということは株価の値上がりと高配当を両立できることが期待できるのかなと思いますが、信託報酬が0.297%と、比較的コスト高であることはご注意ください。

ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>

最後に「ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>」です。設定日は2月19日です。Nifty50指数(配当込み)への連動をめざすETF(上場投資信託証券)を主要投資対象とする投資信託です。Nifty50指数は、インドの国立証券取引所に上場している浮動株調整後の時価総額、流動性の基準を用いて選定した50社の株式で構成される株価指数。この指数は、インド株投資で1番メジャーな投資先なのではないかと思います。

この投資信託はインドの経済特区である「ギフトシティ」における税制優遇制度を活用し、運用コストの低減を図ることが特徴です。そのため愛称は「ギフトシティ」となっており、購入時および換金時の手数料は無料、信託財産留保額手数料は無料、信託財産留保額なしで実質信託報酬は年率0.298〜0.308%とインド株投信では最低コスト水準となっていることも魅力。

投資信託の注意点

続いては投資信託の注意点を見ていきましょう。まず投資信託は元本保証がありません。投資信託の価値は市場環境に左右されます。たとえば、株式型の投資信託であれば株価が下がると損失が発生するリスクがあります。市場の動向によって、損失を出す可能性があることを理解しておきましょう。そして手数料が発生することも押さえておきたいところ。購入時の手数料、運用中の信託報酬(管理費用)、売却時の手数料などがかかる場合があります。商品によって異なるため、事前に確認することが重要です。

このように投資信託は少額から始められ、プロに運用を任せられる便利な金融商品ですが、リスクや手数料について理解することが大切です。ぜひ自分に合った投資信託を見つけて、資産運用の第一歩を踏み出してみてください!

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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