はじめに

地方銀行の場合の、新規口座開設時の通帳発行手数料は?

では、地方銀行の場合はどうでしょうか。今、新規口座開設をして通帳を発行する場合に、手数料がかかる例をお伝えします。

●千葉銀行
1冊1,100円(税込)
※75歳以上の人は対象外。

●静岡銀行
年間550円(税込)
※18歳未満または70歳以上の人は対象外。

●北洋銀行
1冊1,100円(税込)
※18歳未満または70歳以上の人は対象外。

●きらぼし銀行
1冊1,100円(税込)
※18歳未満または70歳以上の人は対象外。

●北國銀行
1冊330円(税込)
※18歳未満または70歳以上の人は対象外。

地方銀行で、口座開設の際に通帳を利用する場合に手数料がかかる例をお伝えしました。かかる場合は、年間550円や1冊1,100円が一般的で、北國銀行のように1冊330円という場合もあります。通帳発行の手数料がかからない地方銀行もありますので、利用する際には、事前にHP等で調べてからにしましょう。

今後「通帳レス」は加速していきそう

今回この記事を執筆するにあたって、各銀行のHPで手数料情報を確認したところ、「通帳の手数料」の情報にたどりつくまで、時間がかかる銀行もありました。

また、新規口座開設の際には通帳発行手数料がかからなくても、紛失などによる「再発行」の場合は、1,100円や2,200円などの手数料がかかるところも多くあります。通帳を発行するには、さまざまなコストがかかりますので、やはり「通帳レス」は自然の流れといえるでしょう。

さらに銀行では、店舗が統合されたり、ATMが減ったりと、どんどんキャッシュレス、オンライン化が進んでいます。今後さらなるキャッシュレス化・オンライン化が進んでいくことは確実ですので、利用している銀行の各種手数料について、ときどきHPでチェックしておくことをおすすめします。

「通帳レス」のメリットと注意点は?

通帳発行の際に手数料がかかるようになれば、「WEB通帳(通帳レス)」を選ぶのも選択肢です。

WEB上でいつでも入出金情報が確認できますし、見られる情報の期間も、通帳がある場合のネットバンキングに比べて、かなり長く設定されているのが一般的です。

必要であれば、ダウンロードして保管することもできますし、何より通帳を紛失する心配がありません。通帳の保管場所を気にする必要もなくなります。

ただし、通帳に慣れ親しんだ人にとっては、通帳レスにすると、入出金を確認する機会が減り、クレジットカードをどんどん使っていたり、現金を引き出していたりすることに気づきにくい恐れもあります。WEB上の入出金などをこまめに確認するようにしましょう。

また、通帳レスを選んで、「やっぱり通帳ありがいい」といって通帳ありに戻した場合に、昔から口座を持っている人でも、通帳発行の手数料がかかる場合もあります。「通帳レス」を選ぶ場合は、その条件を確認しておきましょう。

※執筆時点の情報です。手数料は、他に諸条件がある場合があります。最新情報や詳細については、各銀行のHP等でご確認ください。

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