はじめに

新生活に向けて一人暮らしを始める方々であれば、家電商品の買い替えや新たに購入するなど準備で大変なことと思います。新生活応援セールや新生活家電セットなど販売店ごとにキャンペーンの内容も異なるため迷うことも少なくないでしょう。

そんな新生活を始める方々に欠かせない「必須家電商品の選び方」を5つほどピックアップしてみたいと思います。


冷蔵庫

デザインや性能、大きさまで気になることは多いかと思いますが、最優先したいのは定格内容量です。冷蔵庫を購入する際の目安として定格内容積を算出できる計算式があることをご存知でしょうか。

【定格内容積の目安】 70L × 家族の人数 + 100L(常備品) + 70L(予備)

こちらの計算式に家族の人数を当てはめてみましょう。

2人であれば、70L × 2人 + 100L + 70L = 310 となります。

二人で使う場合の目安は310L以上の冷蔵庫であることがわかります。あくまで目安ですが、どのくらいの大きさを購入するかのイメージができるでしょう。

算出した定格内容積を目安としつつも、可能なかぎり余裕があると良いでしょう。余裕があれば、多くの食材を保存することができますし、まとめ買いした際の冷凍保存にも効果を発揮すると思います。

新しい冷蔵庫は省エネ性能も格段に向上しますので、買い替える場合は年間の電気代節約にも貢献できるでしょう。

購入する際の注意点としては、搬入路や設置するスペースはもちろんですが、扉の開閉方向です。せっかく購入したのに、開閉方向の側面に壁があり、全開にできないことや開きづらいなどが起こる場合があります。

また、冷蔵庫を買い替える際は新しく購入された冷蔵庫が届くまでに注意することがあります。

冷蔵庫内の食品をあらかじめ減らしておきましょう。新しく購入した冷蔵庫の庫内が完全に冷えるまで約4時間程度は必要です。夏場の猛暑には24時間以上を要する可能性もあります。

食べ切れなかった食品を新しい冷蔵庫に保管できるまでの時間は、氷や保冷剤を入れた発泡スチロールに保管しておくと便利です。また、庫内の水や氷も捨てておく必要があります。取扱説明書を熟読のうえ水抜きなどを行いましょう。

電子レンジ

単機能レンジを選択するべきかオーブンレンジを選択するべきか悩まれるでしょう。食事の大半がお弁当やデリバリーであり、時々惣菜などを温めるような生活スタイルであれば単機能レンジで充分です。

食材を温める際に加熱ムラの少ないフラット式がお薦めなのですが、ターンテーブル式は手軽な価格帯で購入できることもあり、予算と照合のうえ検討しましょう。

一方、パンやお菓子作りをされる方々には断然オーブンレンジをお薦めします。レンジ機能、トースター機能、グリル機能、オーブン機能まで備わっていれば、求められることは網羅されているでしょう。単機能レンジと比較すれば価格帯は高くなります。単機能、オーブンを問わず庫内容量は20Lを選択されていれば間違いはないものと思います。22L以上を選択される場合は必然的にオーブンレンジが選択されることになるでしょう。

電子レンジは、庫内にマイクロ波を照射して食材などの分子を振動させ、その際に生じる摩擦熱を利用して加熱しますが、現在の市場における電子レンジは大きく分けて4つの種類に分けられます。

前述のとおり、食材を温めることに特化した電子レンジは「単機能レンジ」に該当し、パンやお菓子作りに欠かせないオーブン機能を有する電子レンジは「オーブンレンジ」に該当します。さらに、水蒸気を発生させて蒸した調理を行うことのできる電子レンジを「簡易スチームオーブンレンジ」と呼称し、高温の水蒸気を用いて加熱する電子レンジを「スチームオーブンレンジ」と呼称されます。

一人暮らしに「スチームオーブンレンジ」は必要ないかもしれませんが、食品に含まれる塩分や油分が取り除かれるため、魚料理や揚げ物などをヘルシーに調理できます。

さて、レンジには扉が横開きタイプのものから縦開きタイプのものがあります。横開きタイプは設置場所によって食材の出し入れが難しくなる可能性もあります。事前に設置スペースを確認しておきましょう。

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