はじめに
【バンガード・ディビデンド・アプリシエーションETF(VIG)】
米国で10年以上の増配実績がある中・大型株に分散投資できるETFです。コロナ禍でも増配できるくらいの底堅い需要やブランド力といった定性面の強みがあり、財務面で安全性が高い銘柄が多く含まれるためショックの際にも下落耐性がわりと強いです。もともとコストは低かったのですが、0.06%から 0.05%とさらに下げてきました。日本でもVIGのファンドは去年複数出たので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
【バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)】
大型株から小型株までアメリカを除く全世界の株式を網羅しているETFで、世界最大級の半導体製造メーカーの台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)や、ミロやキットカットで有名な世界最大級の飲料・食品会社であるネスレ、中国の大手IT企業のテンセント、世界的な製薬企業のロシュ、日本のトヨタ自動車などが組み入れられています。コストは0.08% から 0.05%と大きく引き下げられています。
【バンガード・FTSE先進国市場ETF(VEA)】
米国以外で、経済が大きく発展している、いわゆる先進国の株式に投資するETFです。先進国は経済的に豊かな国であり、安定性が高いということがメリットとして挙げられます。
新興国のような大きな伸びは期待できませんが、株価が大きく下落するリスクも相対的に低いと考えられます。米国と日本にしか投資をしていない方は検討しても良いETFと言えるのではないでしょうか。米フォーブス誌の「投資家にとってベストなETFにも選ばれた経験のあるファンドです。なんとコストは0.06%から0.03%と半分になっています。
国内ファンドのコストにも影響の可能性
ほかにもバンガード社のETFは多数コスト引き下げをしておりますので、気になる方、投資を検討されている方はぜひチェックをしてみてください。バンガード社のETFは日本国内からでも直接投資できるETFも多いですし、バンガード社のETFをベンチマークにしているファンドも多いため、今後の国内ファンドのコストや動向に影響を与える可能性もあるでしょう。
またバンガード社はこの動きにより、投資家は2025年中だけで3.5億ドルの手数料を削減できるとしています。
このようにファンドはコスト競争が加速しており、長期資産形成において重要なコストが下がる事は投資家にとってはプラスです。これを機に皆さんのポートフォリオも一度見直してみてはいかがでしょうか。
ただ、信託報酬が安いことが=絶対に良いファンドであるというわけではありません。ファンドの投資先や分散性、運用方針などを総合的に勘案し、自分の投資目的や投資戦略にフィットしているものなのかをしっかり判断しましょう。この記事が少しでも皆様の投資の参考になれば幸いです。
投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。