はじめに

最近投資を始めた人は、ここ1、2カ月ほどの株価の大きなアップダウンにハラハラしているかもしれません。

投資信託の積み立てをはじめた人やNISAで株を買っている人の中には、元本割れしている人もいるのではないでしょうか。

「自分の投資は、これでよかったのだろうか」「この先、お金を増やしていくにはどうしたらいいのだろう」と、戸惑っている方もいるかと思います。

そんなときに、ぜひ見直したいチェックポイントが4つあるのです。一緒に確認していきましょう。


チェック1. 投資の目的を再確認

そもそも、投資を始めたきっかけは、どんなことでしたか? 「じっくり増やしていきたい」でしょうか、それとも「すぐに大きく増やしたい」でしょうか。自分の投資の目的を、いま一度思い出してみましょう。

もし「すぐに大きく増やしたい」という目的であれば、投資信託の積み立てや株の購入は適切ではなかったでしょう。なぜなら、それらは中長期で増やしていくことが基本だからです。

でも、「じっくり増やしていきたい」という目的でしたら、一時的な株価の下落は焦ることはないはずです。相場はずっと右肩上がりではなく、上がったり下がったりするものです。「じっくり増やしていきたい」と思ってはじめたのであれば、ある程度の値動きは織り込み済みのはず。

特に積立投資の場合は、毎月同じ金額で買うなら、相場が下がった月は、その分たくさんの量を買えますので、相場が回復したときに資産を増やすことにつながります。ですので、相場が下がったことで、投資を辞めてしまうのは逆効果です。淡々と続けていきたいところです。

チェック2. 投資額は適切かどうか

投資額が適切でないと、何かあったときに大きく動揺してしまいがちです。例えば、500円で投資をしたことをイメージしてみてください。

ある日、相場が20%下がって、400円の価値になってしまったとします。一時的には100円のマイナスです。「100円も損をした。投資をしなければよかった…」と思うでしょうか。多くの方は、「投資をする以上は、相場の上がり下がりはあるから、まあそんなものかな」と感じることでしょう。

しかし、投資額が500万円だった場合はどうでしょうか。20%下がった場合、100万円のマイナスですよね。どれだけ資産があるかにもよりますが、大きなショックを受けて「投資をしなければよかった」と思う人もいるかもしれません。

500円なら大丈夫で、500万円ならショックをうけるのであれば、その間のどこかにちょうどよい投資額があるはずです。特に、個別株に投資をする場合は、一時的に半分になることはあります。投資信託でも2~4割ほど下がる場合もあるでしょう。そのため、「半分くらいに一時的になってもいいかな」と思える金額で投資をすることも、考える際のコツの一つです。

今回の大きな下落で、ドキドキハラハラした場合は、投資額が大きすぎたのかもしれません。自分にあった投資額を改めてイメージしてみましょう。

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