はじめに

チェック3. 分散投資ができているか

「投資をする際には、投資先を分散させましょう」という話は、いろいろなところで見聞きしているかと思います。しかし、いつの間にか投資先の国やエリア、商品などが偏ってしまっているケースが見られます。

よくあるのが、「米国株式だけに100%」というケースです。この場合、米国株式が好調な時はよいですが、そうでなければ、米国株式が不調になると、投資している資産がいっきに減ってしまいます。

投資先の分散は大切です。米国株式だけになっていれば、日本株式や新興国の株式、コモディティ(金など)も少しずつ加えるなど、分散させることも検討しましょう。

分散投資は「買う時期」を分散させることも大切です。まとまったお金があっても、一括投資をするのではなく、買う時期を何回かに分けるか、積み立てにすることが望ましいでしょう。

チェック4. 「暴落を経験してよかった」と考える

投資経験がある人は、何度も暴落を経験しているものです。筆者も、リーマンショックなど含め、何度も経験しています。投資は、自分のお金を払って投資をすることで、身をもって経験することが非常に役立つことだと実感しています。最近投資を始めた方は、今回の暴落で非常に驚いたかと思います。しかし、投資を始めてすぐに経験できたことは、逆に良かったといえると思うのです。

相場が何年も好調で、預貯金をすべて投資にまわして、ものすごく増えたころに大きな暴落があった場合は、預貯金もない、投資で増えたはずのお金もあまりない、というダブルパンチになる可能性があるからです。

相場には波があることを実感した今こそ、再度自分にあう投資について見直してみるよいチャンスといえるのではないでしょうか。それにより、自分にあった投資を続けていけるはずです。

投資を続けていれば、順調に増えていくこともあれば、今回のように急な相場下落もあります。それを心に留めながら、無理のない金額で少しずつ投資をすることで、自分にあった資産形成につなげていっていただけたらと思います。

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