新着記事
日銀、ETF・REITの売却開始へ、間接保有する企業にはどのようなものがある?
そもそもなぜ日銀がETFを保有しているのか
日本銀行は9月18日から2日間にわたって開催された金融政策決定会合において、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.5%で据え置くことを決定しました。これにより、5会合連続で現状維持となりました。一方で、日銀が保有する上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(REIT)の売却を開始する方針を決定しました。この発表直後、日経平均は一時的に前日比で800円を超える下落を記録する場面がありました。しかし、日銀はETFを年間簿価で3,300億円程度、時価で6,200億円程度のペースで売却する計画であり、REITも同様に簿価50億円程度、時価55億円程度を売却する方針です。このペースで売却を進めると、完了までには100年以上かかる見通しです。このことから、市場への影響は限定的との見方が広がり、株価は上昇に転じました。9月26日には日経平均が史上最高値を更新しています。現在の株価上昇に伴い、日銀が保有するETFの簿価は80兆円を超え、含み益は50兆円に達するとも試算されています。今回の日銀による試算売却は、こうした膨大な試算をどのように処分していくのか、かねてから注目されていました。
思っていた保障が受けられない?がん保険の盲点
保障の差で後悔しないために給付条件の確認を
「がん保険に入っているから、もしもの時も大丈夫」と安心している方は多いのではないでしょうか。けれど、「上皮内がん」と診断された場合、「給付金が半額」「対象外で支払われない」といったケースがあります。上皮内がんは、医学的に非常に初期のがんで、治療によって完治が期待できます。ただし、検査や治療に費用はかかり、生活への影響も避けられません。せっかく保険に加入しているのに、思っていた保障が受けられないことがないように、「がん」と「上皮内がん」の違いと、どのような保障内容を選ぶべきか、具体的に解説します。
相続した農地、どう処分すればいい?―農地売却・転用・国庫帰属の選択肢を解説
農地が「売れにくい」のはなぜか
かつては一家で農業に従事する家庭も多くありましたが、少子高齢化や都市への人口集中に伴い、農家の数は年々減少しています。それに伴い、相続などで引き継いだ農地の処分に悩む方が増えてきました。そして、「早く売りたいのに買い手が見つからず、売却処分がなかなか実現できず苦慮している」という声も急増しています。そこでこの記事では、「農地は売れないって聞いたけど本当?」「どう処分すればいいかわからない…」とお困りの方に向けて、農地の基本的な法制度や売却の選択肢、農地転用・国庫帰属制度などをわかりやすく解説します。
夏の終わりが肝心! 家電を長持ちさせる、エアコン・扇風機・製氷機のメンテナンス術
ハンディファンもしっかりメンテナンス
ここ数年、毎年のように「記録的猛暑」というワードを目にするようになりました。私たちはそんな猛暑の中でも快適に過ごすために、さまざまな家電に頼っています。これらの家電を適切にメンテナンスするか否かが、来シーズン以降も安全かつ清潔に使い続けられるかのカギとなります。今回は、猛暑を乗り切るために使った夏家電の具体的なメンテナンス方法と収納方法をご紹介します。
投資初心者でも実践できる!中長期で資産を築く10の鉄則
知識・習慣・心構えで未来と資産を守る行動指針
資産形成は一夜で成功するものではなく、時間と習慣の積み重ねで育まれます。中長期で資産を築くためには、知識や投資手法だけでなく、メンタルや環境の整え方、資金管理の工夫も欠かせません。本記事では、将来に向けて安心できる資産形成を進めるために、投資家が「考えるべきこと」と「行動すべきこと」を10のポイントに整理してご紹介します。
夫・妻ばかり趣味にお金を使って不満…お金のプロが伝える不公平感をなくす3つの工夫
お金・時間・スペースで整理
日本の平均寿命は、男性81歳、女性87歳。人生100年時代といわれる今、長い人生を豊かにしてくれる要素の一つが趣味を持つことです。ですが、その「趣味にかかるお金」をめぐって、夫婦の間で不満が生まれることも少なくありません。例えば、夫はゴルフやフィギュア集め、登山グッズなどにお金をかけ、妻はネイルやランチ、推し活などにお金をかける。ファイナンシャルプランナーとしてご相談を受ける中でも、「お互いの趣味にかけるお金が不公平に感じられてしまう」という声はとても多いです。
実は種類が多い「フラット35」誰に向いている?
固定金利を使いこなすー保証型・フラット20の活用ポイント
全期間固定金利の代表的な住宅ローン「フラット35」。35年変わらない金利に、職業を選ばない明確な審査基準などを示した住宅ローンです。そんなフラット35ですが、実は、商品の種類が多いことはご存知でしょうか? 活用のしかたによっては強い味方になります。フラット35の活用ポイントをわかりやすく整理していきます。
スキマバイトの「タイミー」上方修正も株価は下落、ここから再浮上なるか?
今後の鍵とは
この連載でもIPO株として取り上げ、注目していた「スキマバイト」のタイミー(215A)。株価は順調に上昇していましたが、2025年10月期第3四半期決算の発表直後から、大きく下落しています。このタイミングで上方修正を行ったにもかかわらず、なぜ投資家は投げ売っているのでしょうか?参考記事:5年で売上が194倍! スキマバイトアプリ「タイミー」、上場後の株価はどうなる?
株価が好調のいま、投資するタイミングに迷う…一括投資と分割投資はどちらいい?
相場が気になる人は…
2025年の春頃から、世界の株式相場は好調に推移しています。日本でも、最近では日経平均株価が初めて45000円を超えたことが話題になりました。相場が好調というニュースを目にすると、「自分も投資を始めてみようかな」「余裕資金をもう少し投資にまわそうかな」と思う人も多いのではないでしょうか。しかし、今日は株価が上がっていたとしても、相場はいつ下がるかわからないので、どのタイミングで投資すればよいか迷うことがあると思います。私は資産運用サービス「ウェルスナビ」のセミナーで1000回以上講師を務めてきましたが、参加者の方から最も多くいただいてきた質問は、「一括投資と積立投資はどちらがよい?」です。多くの人が、投資するタイミングに悩みを抱えていることを実感してきました。今回の記事では、多くの人が抱える投資タイミングに関するお悩みにお答えしたいと思います。
アクティブファンド選びで大切な「運用哲学」数値で把握する方法はある?
注目したい「売買高比率」
アクティブファンドを選ぶ時、過去の運用実績もさることながら、運用哲学が大事だといわれます。ただ、本当にそれが実践されているのかどうかを把握するには、どうすれば良いのでしょうか。
楽天証券、iDeCoの商品入替が再度発表に 除外商品の選考基準とは?
採用された商品の選定基準はクリアではない?
楽天証券がiDeCoの商品除外に関するお知らせを再度発表しました。この発表は、長期投資を行う上で大切なことはなにかを学ぶ、絶好の機会です。iDeCoの加入者も、そうでない方もぜひ参考にしていただければと思います。参考記事:楽天証券でiDeCoを利用している方は要注意! 9本の投資信託が除外でどうなる?楽天証券iDeCoの商品除外を延期に これからとるべき行動は?
広がる宇宙ビジネス、注目される「宇宙関連株式ファンド」に組み入れられる銘柄とは?
日本でも宇宙組織の体制拡充が進む
近年、宇宙ビジネスは急速にその市場を拡大しており、日本でもその動きが加速しています。日本経済新聞の報道によると、政府は2026年度から内閣府の宇宙組織の体制を拡充する方針です。具体的には、弁護士や技術者といった専門人材を登用するため、定員を倍増して約60人とし、他省庁と連携した関連予算の総額も2025年度比で4割増の約6000億円を確保する見込みです。
「金利のある世界」の恩恵を十分に受けるには? 初心者がまず押さえるべき投資先
NISAに「足す」発想が重要
8月中旬に長期金利が高水準をつけました。長い間マイナス金利だった日本も、これからは「金利のある世界」になってくることが予想されます。そうなってくると、今までメリットがあまりなかった国債や銀行預金の金利も上がることになり、資産運用の選択肢が広がることでしょう。この記事では、金利が上昇することで、視野に入れておくべき金融商品、また金利上昇時にやっておくべきことをお伝えします。
気づかないうちに保障が消えていた…保険の「失効リスク」を避けるには?
契約中の保険も「失効」に注意!
民間の保険に入っている方の多くは、「自動引き落としだから大丈夫」「契約しておけば安心」と考えているのではないでしょうか。ところが、何らかの事情で支払いが滞ると、保険契約が途中で効力を失う「失効」という事態が起こり得ます。解約した覚えがないのに保障がなくなり、いざというときに給付が受けられないのは大きなリスクです。今回は、失効リスクを避けるために知っておきたい注意点や思わぬ失効を防ぐための支払い方法について紹介します。
FRB利下げ決定、さらなる株高の始まりか?2025年金融相場の行方
投資家は歴史に学び、利下げ局面でのリスクを見極める
FRB(米連邦準備制度理事会)は9月のFOMCで利下げを決定し、年内さらに2回の追加利下げが想定されています。インフレの沈静化や景気減速の兆しを踏まえた「政策転換点」ともいえる今回の判断。投資家にとっては株式市場への影響をどう見極めるかが最大のテーマです。本記事では、過去の利下げ局面を振り返りつつ、2025年の金融相場に潜むリスクとチャンスを探ります。
お金が貯まらないのは「ためどき」ではないだけ? ライフステージ別お金のプランニング
「お金のためどき、かかりどき」賢く乗り切る
「どうしてお金が貯まらないんだろう…」そう悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか? もしかしたら、それはあなたが怠惰だからでも、浪費家だからでもないのかもしれません。ただ、今は「お金のためどき」ではない、それだけなのかもしれないのです。人生には、お金を貯めやすい「お金のためどき」と、結婚、子育て、住宅購入といった大きなライフイベントが重なり、支出が膨らむ「お金のかかりどき」が必ず訪れます。このサイクルを正しく理解し、それぞれのステージで賢くお金を管理することが、将来の不安を減らし、より豊かな人生を歩むための鍵となります。この記事では、私たちが経験するであろうライフステージをフェーズ毎に分け、お金をどう「ためて」「使う」べきか、アクションプランを提案します。
スターバックスで最大20%還元スタート! 三井住友カードが超絶パワーアップ
モバイルオーダーもついに高還元の仲間入り
三井住友カードが2025年9月16日(火)から大幅に進化しました。年会費無料とは思えないほどの特典拡充で、日常生活における「お得体験」がさらに広がっています。カードをこれまで愛用してきたユーザーにとっても、これから作る人にとっても見逃せない改定です。本記事では、その具体的な内容や注意点を整理しながら、どうすれば最大20%還元に近付けるのかを詳しく解説します。
旅行費用は先取り! FP流「逆算型」の家計管理方法
やりたいこと・タイミングを逃さない家計術
「お金が貯まったら旅行に行きたいな」そう思っているうちに、家族の予定がなかなか合わず、タイミングを逃してしまった経験はありませんか? 生活費や予期せぬ出費に追われ、旅行資金がなかなか貯まらない方も多いのではないでしょうか。そこで提案したいのが、「お金が貯まったら好きなことをする」ではなく、「好きなことをするために、先にお金を確保する」という逆転の発想です。本記事では、FPである筆者が実践する「逆算型」の家計管理術を、具体的なステップでご紹介します。