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「過ちは重要ではない」 奇妙な接着剤から生まれたポスト・イット🄬製品開発物語
誕生40周年
今はとかく「失敗」を許さない風潮があります。特に日本ではSNSでうかつな失言をすれば炎上し、場合によっては「失敗」「失言」をきっかけに当事者が死を選んでしまうケースまで。失敗は確かに失敗。しかし、「失敗=絶対悪」の空気はとても息苦いものです。長い歴史を振り返ると、当初は「失敗」だったものの、後に強い影響力を持つようになった例は数多くあります。特に文房具のジャンルで有名なのが3Mの「ポスト・イット® ブランド」。世界中に「付箋」を広めた商品ですが、実は、接着剤開発中の「失敗」から生まれたアイデアによって大成功に至った製品です。®失敗を大成功に導いたポスト・イット® 製品のヒストリーを、スリーエム ジャパンでマーケティングを担当する坪井壘(るい)さんにお聞きします。
老後の不安は1位がお金…94歳の父親が今も老後と思ってない充実した生活とは
「老後をなくす!」という考え方
老後生活で不安なことは何でしょうか?メットライフ生命の「老後を変える全国47都道府県大調査」(2019年)によると、1位が「お金」、2位が「健康」、3位が「認知症」です。しかし、定年後にもっとも最初に訪れて、まいったなと思うことは、「孤独」「生きがい」なのです。それまで、決まっていたローテーションが崩れて、仕事に行く必要が無くなり、とにかく時間を持て余してしまうことなのです。「人生100年時代」と言われています。定年後には20〜30年という長い時間が待っています。何かしら目標を持っていないと「孤独」で面白みのない人生を送ることになってしまいます。今回は、私の父の話を例にとりながら、「生きがい」について、一緒に考えていきましょう。
営業利益が約4倍も!小売業界の最新決算で見えた勝ち組企業とは
最悪期は抜けた?
先日、回転寿司のスシローでお寿司をいただきました。平日夜の時間帯でしたが席はかなり埋まっており、緊急事態宣言が出ていた4月ごろと比べるとだいぶ生活が通常モードに戻ってきた印象を受け、少しほっとした気持ちになりました。ただ、それでもまだまだ前と全く同じとはいきませんし、筆者の体感では会社の飲み会や会食の機会も新型コロナ前に比べて大きく減っています。現状、日本の個人消費は新型コロナ前に比べてどのくらい戻っているのでしょうか?小売企業の中には2月・8月決算を採用している企業も多く、ちょうどそれらの会社の決算発表が概ね出揃いました。上場小売企業のみということで断片的な情報とはなりますが、今の個人消費動向を捉える参考として見ていきましょう。
53歳会社員「住宅ローン控除を使って節税したらいくらの物件まで手が届く?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、53歳、会社員の男性。戸建てから戸建てへの住み替えを検討中の相談者。住宅ローン控除を活用しながら、いくらぐらいまでの物件まで手が届くか知りたいとのこと。FPの渡邊裕介氏がお答えします。家を建てたいのですが、大きな買い物なので不安もあります。いくらぐらいの物件までなら心配ないのでしょうか?現在の金利を考えれば節税のために住宅ローン控除を使いたいので、できるだけ頭金を少なくして買おうと思っています。現在の自宅はローン残債300万円で、不動産屋に相談すると2,000万円くらいで売れそうとのことです。車(BMW)の買い替えを考えていますので、1年後に500万円ほどは貯蓄が減ります。子どもは独立したので教育資金等大きな出費の予定はありません。60歳までは現在の収入が続きますが、その後は半分になり65歳で終わりです。退職金は2,000万円ほどの予定です。将来的には実家の不動産を弟と相続しますので、半分売却すれば5,000万円にはなると思います。【相談者プロ
シングルの3人に1人が貯蓄ゼロ?気になるみんなの貯蓄額、お金を貯めるには具体的に何をすればいい?
お金を貯められてない世帯がたくさん
私たちFPのところにマネー相談に来る方の家計はさまざまですが、いちばん聞かれることは「お金を貯めるには具体的にどうしたらいいのか」です。そして「みんなどれだけ貯めているの?」「私だけ貯められていないのでは?」と、周りの貯蓄額が気になっている方も結構います。実際のところ、お金を貯められていない世帯はたくさんあります。今回は、金融広報中央委員会「家計の金融資産行動に関する世論調査」(2019年)を元に、今後の家計行動について考えて行きましょう。
投資において人の後をついていくのは正解か
前回大統領選の教訓
以前にも株式市場でよく使われる相場格言の話をしましたが、江戸時代の米相場から伝えられる相場格言も多く、相場心理、市場参加者の心理というものはいつの世でも変わらないものだということが分かります。そのなかでも、「人と同じことをやっていては駄目だ」というような格言が多いのですが、本当に人と同じように株を買ったり、売ったりしてはだめなのでしょうか?
「転職で失敗する人」の特徴3選、面談2000人・300社以上をサポートした結論
ゴールを持たない転職はハイリスク
現在、コロナの影響から求人数が激減し転職者数が増え、失業率も上がっている苦しい状況が続いています。「転職活動に苦戦している人が多く、焦って転職をして失敗している人が多いのが実情」と話すのは、転職コンサルタントの池田佑樹氏。面談人数2000人以上、300社以上の転職支援をしている彼が、転職で失敗する人の特徴を3つ解説します。
新型コロナ、景気低迷が続きそうな東南アジア諸国の個別事情
二極化が鮮明に
新型コロナウイルスについて、第2波に対する警戒感が強まっている国と、着実に回復に向かっている国との二極化が世界的に鮮明になってきました。アジアでいえば、比較的経済正常化が目立つのが、中国、台湾、タイ、ベトナムなど。一方で、悪化が目立つのは、インドネシア、フィリピン、インドなどです。そのなかで、景気低迷が目立つ国々を中心に、現状と見通しを考えてみたいと思います。
38歳独身「貯金以外は何もしていません。将来のために何をすれば?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、38歳、会社員の女性。貯金以外に資産形成をしていないという相談者。終身雇用ではないため転職をすれば収入が下がる可能性もあり、将来が不安だといいます。FPの秋山芳生氏がお答えします。このまま将来1人だった時の資産運用に悩んでいます。今の仕事は比較的収入はありますが、終身雇用をしている会社ではありません。そのうち転職したら下がる可能性が高く、将来が不安です。貯金は自分でコツコツしていますが、投資関係はほぼ何もしていません。相続の関係で数年前から不動産を1件持っています。いまは家賃収入もあるのですが、不動産運営の知識もさほどなくずっとこのまま持ち続けて良いのか、売ったほうがいいのか悩んでいます(数年前に大規模な修繕のあった、築数十年の中古物件です。修繕管理費が最近上がりました)。【相談者プロフィール】・女性、38歳、会社員、未婚・同居家族について:一人暮らし・住居の形態:賃貸・毎月の世帯の手取り金額:41万円34万(給与)+7万(賃貸の不動産収入)・
クレジットカードは何枚を使い分ける?複数もつ理由
クレカの効果的な使い方
現在、日本人が保有するクレジットカードの枚数は、一人あたり2枚~3枚が平均的な枚数です。クレジットカードには、リアルマネーを使わなくて良いという利便性だけではなく、ポイント還元システムや、豊富な付帯サービス等、たくさんの魅力が詰まっています。ですが、なんとなく複数枚を持っているだけでは、本来の効果を得られず、実はもったいない持ち方になっているかも知れません。そこで今回は、クレジットカードの効果的な使い方を、事例を元に解説します。
精神科医が教える「不安にとらわれる人」が“よくやる間違い”とは?
不安は「行動エネルギー」にもなる
「来週のプレゼンが不安です」「寝る前に不安に襲われます」「将来の人生が不安です」など、ある調査によると、「最近不安を感じている人」は、7 割以上に及ぶそうです。では、「不安」はどうコントロールしたら、いいのでしょうか? 前回に引き続き、精神科医の樺沢紫苑さんの著書『ストレスフリー超大全 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト』から抜粋して紹介します。
スマホ持ち込みOKも!増える中学入試回数、背景ある熾烈な序列争いとは
中学受験の数字 モリの目タカの目 第25回
中学受験に関する数字を森上教育研究所の高橋真実さん(タカさん)と森上展安さん(モリさん)に解説いただく本連載。1月解禁の埼玉県私立中学入試まであと3か月となりました。最近、私立中学の入試回数は増加傾向にあり、第一志望校を3回受験したという受験生の話も聞かれるようになっています。そこで、今回取り上げる数字は、首都圏一都三県私立中学校の平均入試回数です。男女御三家のように、入試は1回のみという学校はもはやごくごく少数派。ここ数年で、1回のみだった伝統校でも複数回入試に踏み切るところが続いています。一校あたりの平均入試回数が最も多いのは埼玉県で5.6回、続いて東京5.3回、神奈川4.3回。最も少ない千葉県でも4.2回となっています(2020年首都圏私立入試 森上教育研究所まとめ)。 今回の中学受験に関する数字…5回
テスラ急落もEV市場拡大は続く?来年には月1充電で走れる高性能バッテリーも
コロナ経済対策が追い風、価格は低下
9月に入り、電気自動車(EV:バッテリーのみで駆動する自動車)メーカーである米テスラの株価が急落しました。急ピッチに上昇していたところにS&P500指数採用見送りなど悪材料が重なったことが原因のようです。しかし、テスラをはじめとしたEV市場の普及拡大が加速する下地は整いつつあるといえます。大和証券キャピタル・マーケッツ(大和証券CM)では、30年の世界のEV市場を1,817万台と従来予想である1,393万台から上方修正しました。
手取り月18万、奨学金500万返済中の29歳「将来に希望が持てない」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、29歳、会社員の男性。奨学金500万を返済しながら家計をやりくりしている相談者。奨学金の返済と親の介護のことを考えると、将来に希望が持てないといいます。FPの飯田道子氏がお答えします。奨学金有利子440万・無利子100万を返済中。奨学金の返済・親の介護・自身の将来を考えると希望が持てません。【相談者プロフィール】・男性、29歳、会社員、未婚・同居家族について:一人暮らし・住居の形態:社宅・毎月の世帯の手取り金額:18万円(家賃は支払い済み)・年間の世帯の手取りボーナス額:なし・毎月の世帯の支出の目安:12〜13万円【支出の内訳】・住居費:なし・食費:3万円・水道光熱費:7,000円・教育費:なし・保険料:なし・通信費:7,000円・車両費:なし・お小遣い:3〜4万円 医療費・日用品等含む。余れば貯金・その他:3万7,000円奨学金(有利子2万3,000円、無利子1万4,000円)【資産状況】・毎月の貯蓄額:6〜8万円・現在の貯蓄総額:50万円・
コロナ再燃のパリで “マスク警察”が取り締まり?殺人事件にも発展 仏・新規感染者1日約2万7000人
再び感染拡大するフランス
「ムッシュー、公共交通機関に乗る時にマスクは義務よ」マスクを着用せずパリ市内の路線バスに乗り込んできた若い男性に向かって、中年の女性の乗客が声をかけました。現在パリでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、市内全域でのマスク着用が法律で義務付けられています。違反すると135ユーロ(約1万6,000円)の罰金です。日本では、マスクをしないなど感染拡大を防ぐためのマナーを怠っている人に対して指摘をする「マスク警察」と呼ばれる行為が、しばしば話題に上っています。フランスにもマスク警察はいるのでしょうか。現在のパリの状況を伝えします。
“部長”の93%は男性、女性管理職が増えないのは「なりたい人が少ないから」なのか?
2020年女性管理職30%の政府目標、未だ遠く
2020年に女性管理職を30%にするという政府目標は、未達のまま期限を先延ばしすることになりました。今年は世界中がコロナ禍に苦しんでいます。しかし、新型コロナウイルスが蔓延していなかったとしても、目標達成は非現実的と言わざるを得ない状況でした。なぜ、女性の管理職が増えないのか?そもそも女性は管理職になりたがる人が少ない、という話を耳にすることがあります。また女性に限らず、そもそも誰もが管理職を目指している訳ではありません。しかし、もし“管理職になりたい人が少ない”という理由だけで女性管理職が増えないのだとしたら、原因は女性のマインドにあることになります。ところが世の中を見渡すと、日本にもたくさんの女性リーダーがいます。橋本聖子大臣や小池百合子東京都知事だけでなく、身近にも何人もの女性リーダーの顔が思い浮かぶはずです。それらの方々は、管理職を希望する珍しい女性たちの事例にすぎないのでしょうか。
「日銀が買っているからETFを買え」というアドバイスは正しいか?投資信託との違い
まずは自分で全てを理解しよう
投資を始めて情報収集の一環として経済紙を読んだり、ニュースサイトを見ていたりすると、「日銀によるETF買いの観測が広がり、相場の下値が支えられている」や、「日銀は今日の東京株式市場で、通常のETFを〇〇億円買い入れた。」といった記事を目にすることがあると思います。私の知人も投資をしている友人から「日銀も買ってるしETFを買ったら?」とアドバイスを受けたそうですが、「ETFが何か分からない」とのことでした。今回はETFについて学んでいきましょう。
人の心はお金では買えないとわかってはいるのに...結婚もしたけれど迷い続ける35歳女性
お金と男と女の人生ルポ vol.56
愛情はお金では買えません。それがわかるまで苦労したという女性がいます。そしてそのことを把握してもなお、恋愛を深めていく方法がわからないそう……。