新着記事
不動産に強いFPに聞く、「太陽光発電システム投資」のリスクとリターン
どんな人に適しているのか
2019年6月に金融庁が発表した『高齢社会における資産形成・管理』という報告書の中で、夫が65歳以上、妻が60歳以上の無職世帯が年金に頼って暮らす場合、老後に約2,000万円が不足するという試算が示されました。定年後は年金だけで生活できると考えていた人は相当数いたらしく、国民的議論にまで発展。人生100年時代を迎える今、個人投資家はどのように資産運用をしていけばいいのでしょうか。経済アナリストの森永康平氏が、FP不動産グループ代表で、自身がファイナンシャルプランナーでもある岡本裕史氏に話を聞きました。
元テレ朝アナウンサーが教える「噛まないトークの下準備」
噛まずに話すコツは「30 秒のラ行」にあり!
プレゼンをはじめとするビジネストークから愛の告白まで、話のなかの「ここぞ」という場面で噛んでしまい、あとで恥ずかしさに悶える人は数多くいます。噛むのを防ぐには滑舌をよくするのが一番ですが、どうすればいいのでしょうか。元テレ朝アナウンサー・渡辺由佳さんの著書から見てみましょう(参考文献:『どんなに緊張してもうまく話せる!』)話すときに噛んでしまうのは、「緊張からくるストレス」のせいだと思っていませんか? じつは、そうではありません。「舌の筋肉が半分寝ている」ことが原因なのです。そこで話し出す前に、ウォーミングアップをして舌の筋肉を動かしましょう。そうすれば、噛まなくなります。
新型コロナ感染拡大でも“日経平均が大崩れしない”のはナゼか
武漢“封鎖”からの下落は▲1.3%
新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。中国での新規感染者の増加のペースは、公式発表を見る限り、2月16日に2,048人から翌17日は1,885人、18日は1,749人と連続で減少しましたが、日本国内では感染経路が特定できない感染が広がりつつあり、先行きに対する不安が高まっています。そのような中でも、日経平均株価という指数でみた場合、下げ幅は限定的なものとなっています。中国政府が武漢を“封鎖”した1月23日の日経平均株価の終値は2万3,795円でしたが、本稿を執筆している2月20日時点でも2万3,479円と、率にして▲1.3%の下落に留まっています。
ロレックス超えの「雲上ブランド」、パテック・フィリップはなぜ定価で買えない?
過熱する「ラグジュアリースポーツ」人気
「若者の時計離れ」と言われていますが、高級時計の人気は衰えていません。特に高値なのがロレックスに代表されるスポーツウォッチ。でも初心者からは「なぜロレックスみたいなデザインばかり人気なの?」と疑問も。高級時計販売店・GMT(東京・新宿)の運営会社、シュッピンの執行役員で同店営業部長も務める近藤誠さんに理由を聞きました。
40代夫婦「4500万円の家を30年ローンで購入したいけど…」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、マイホーム購入に踏み切れない45歳の主婦。未就学児の子ども2人を抱え、40代で住宅ローンを組むことに不安を感じているといいます。FPの渡邊裕介氏がお答えします。40代での住宅購入に悩みます。結婚自体が遅く、40代で2人の未就学児を育てています。マイホームはいらないと言い続けていた夫が、ここ半年で持ち家志向になり、困惑しています。私はもともと、中古マンションを購入し手狭な賃貸から引っ越したいと思っていたのですが……。4500万円の家を30年ローンで購入したとして、子どもの教育費、老後資金は大丈夫でしょうか? 私が自営業で先が見えない分、夫に意見しにくいところがあります。中古マンションに引っ越したいとは言ったものの、私自身は子どもたちをしっかり育てていければ、特に家にこだわりはありません。学資保険は300万円ずつかけています(上の子は払込済みです)。いざ住宅購入となると不安に駆られ、相談させていただきました。<相談者プロフィール>・女性、45歳、既
日本人が「生産性向上」以上に取り組むべき「デジタル革命」の本質的課題
プラットフォーム企業は何を志向しているか
「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。デジタル技術を活用して、事業を立ち上げたり、事業を変革することを指しています。ただ、多くの日本企業は既存業務の生産性向上を目的に取り組んでいるように思われます。たとえば、官民を挙げて取り組んでいる「働き方改革」において、さまざまなクラウド技術を活用して、残業時間を削減することなどが、これに当たります。しかし、CDO Club Japan事務局でマネージャーを務めるSansanの柿崎充・デジタル戦略統括室長は、「DXの本質は、働き方改革とは別のところにある」と指摘します。CDO Club Japanは、日本の企業や行政組織においてDXを推進する立場にある役職者などが情報交換を行うためのコミュニティです。今回は、2020年1月16日に開催されたイベント「Biz Forward 2020」内での柿崎氏による「デジタル時代の価値創造」の講演内容から抜粋して、日本が取り組むべきDXの本質をご紹介します。
三越伊勢丹とノース・フェイス、最新決算から「消費増税」の影響を読み解く
何が明暗を分けたのか
2月17日、目を疑うような数字が飛び込んできました。2019年10~12月のGDP(国内総生産)速報値が前期比年率換算6.3%減と大幅なマイナス成長となったのです。市場ではマイナス3%台の予想でしたので、予想をはるかに上回る悪さでした。これはやはり、消費増税の影響が非常に大きいということでしょう。さらにご存じの通り、現在、日本や中国など世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大しています。外国人観光客の大幅な減少や大型イベントの自粛などが消費減退につながり、日本経済にとって深刻なダメージを与えそうです。もちろん、いちばん大切なのは人命ですし、早く事態が収束することを願うばかりです。
映画業界が「興行収入2600億円突破」を素直に喜べない事情
過去20年では最高額を更新だが…
2019年の映画の売り上げを示す興行収入(興収)は、現在の発表形式に変わった2000年以降で最高となりました。これは日本映画製作者連盟(映連)が1月28日に公表したもので、同年の興収の額は2,611億円余りに達し、前年の水準を約17%上回りました。大ヒットの目安ともいえる興収100億円超えの作品が「天気の子」など4作品を数え、活況の1年だったといえそうです。年間の入場者数も前年比約15%増の1億4,941万人と、2000年以降では最高でした。非常におめでたい話に聞こえる、昨年の状況。もっとも、映画業界にとって手放しでは喜べない面もありそうです。
互いの金銭感覚に一生ついていける? 結婚で大事にしたい「お金の優先順位」
夫婦の衝突の多くは「お金」で起きる
自分の長い人生を考えた場合、ストレスなく生きるには「使うお金の優先順位が合う配偶者を見つける」ということが相当重要だと思います。多分、「政治思想が合っている」「趣味が合っている」なんかよりもずっと重要です。
44歳独身「老人ホームの入居費用をつくるため、持ち家を売却したい」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、老後を見据えて老人ホームの入居費用を準備したいという44歳の独身女性。2年前に購入した持ち家を売却して、入居費用の足しにしたいといいますが、はたして正しい選択なのでしょうか。マネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFP秋山芳生氏がお答えします。44歳、独身です。現在住んでいるマンションは持ち家で、今年築12年目。私は2018年から居住しています。ですが、56歳になったら現在と同程度の賃貸マンションへの住み替えを検討しています。老人ホームに入るまでは賃貸に居住する予定です。賃貸に住み替えする理由は、老人ホームの入居費用の足しになる資産を作りたいからです。この計画はプロの目から見てどう思われますか。また、家計についてもアドバイスがあればご教示いただけるとありがたいです。 <相談者プロフィール>・女性、44歳、未婚・職業:会社員・居住形態:持ち家(マンション)・毎月の手取り金額:23.5万円・年間の手取りボーナス額:95万
リンクを経由だけでポイントがつく、「ポイントサイト」のおトクな使い方
コツコツ節約の味方!
もしもスーパーで「右の入り口から入れば定価だけれど、左の入り口から入れば0.5%分ポイントがつきますよ」と言われたら、間違えなく左の入り口から入るでしょう。入り口が違うだけで、得をすることがインターネットの世界ではあるのです。それが今回ご紹介する「ポイントサイト」や「ポイントモール」になります。
買い場はいつ?「新型肺炎」収束後を見据えた中小型株戦略
世界景気の転換点、大局をとらえよ
日本株市場における新型コロナウイルスによる新型肺炎(COVID-19)への警戒感は、相変わらず根強いものがあります。“世界の工場”である中国で感染者が拡大しているといった悲観的な報道がされると、サプライチェーンを揺るがしかねない事態として、世界経済の伸び悩みを引き起こすことが懸念され、そのたびに材料視されています。反面、新型肺炎の治療薬を発見したとか、感染拡大に減速感が見えたなどの前向きな内容が伝わると、警戒感が和らぎ、投資家心理が強気に傾く場面もみられます。このような相場環境にあって、個人投資家はどのような投資スタンスで臨めば良いのでしょうか。
“大人向けファンタ”は「オトナのフルーツ炭酸離れ」を止められるか
疲れた時の「おやつ需要」を狙う
「ファンタ?もう卒業したつもりだったけど」――。日本コカ・コーラは、俳優の松田龍平さんと永山瑛太さんを広告に起用した、30代以上の大人向け炭酸飲料「ファンタ プレミアムグレープ」を3月2日に発売します。これまでも同社は大人向けのファンタを期間限定で扱ったことがありますが、今回の商品はどのような違いがあるのでしょうか。2月18日に開催された「2020 炭酸カテゴリー戦略発表会」の内容から深堀りします。
海外移住をした日本人、タイでの仕事はどうやって見つけたのか
基本は日本の就活と同じ、語学があるとなお良し
海外で就職をする。なんだか、とてつもなくたいへんな「偉業」のようにも思えてしまうものかもしれません。しかし、ほぼすべての海外在住日本人は、現地に進出している日系企業で働いているのです。つまり、就職先は日本の会社。だから日本の仕組みの中でシューカツをして、職を求めていくことになります。その傾向は、アジアではとくに顕著といえます。
40歳女性、貯金のない両親を抱える彼との結婚に踏み切れない…
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、いまの彼との結婚に不安を感じているという40歳の女性。というのも、彼の両親が息子の収入に頼って生活しているから。このまま結婚した場合、両親の介護費用と自分たちの老後資金を貯めていくことはできるのでしょうか。FPの飯田道子氏がお答えします。結婚を考えている40歳女性です。いまの彼と結婚することで、老後が不安定になるのではないかと感じています。私は手取りで年間250万円ほど。彼は46歳で、手取りは年間で300~350万円ほどです(土木関係のため、日当で勤務日数により変動あり。ボーナス、退職金はありません)。ともに実家暮らし、両親は健在ですが、数年後には介護など生活に支障がでる可能性があります。私の両親は計画的に貯蓄しており、経済的に援助が必要ということはなさそうですが、彼の両親(65歳、70歳)はほぼ貯蓄なしとのことでした。話を聞く限りでは、年金はあるようですが、彼の収入に頼り貯蓄はしていないようです。彼の家は一軒家でローンも完済しているので、家計
思ったより退職金や年金が少ない…に陥らないよう現状を知って今から増やす方法は
老後の資金計画の見直し
「思っていたよりも退職金が少ない!」「思っていたより年金が少ない!」退職金や年金を受け取ったときに、「がっかりした」というのでは困ってしまいますね。退職金や年金が思っていた金額より少ないと、定年後の生活設計が大きく狂ってしまったり、老後の資金計画を考え直すなどということにもなりかねません。この退職金の額や年金の額は、事前に確認をしておきたいものです。退職後の生活設計を計画するときに、もっとも大きな収入というのは退職金や年金です。ですから受け取れる金額をある程度知っておくことがとても重要になります。平均的な退職金の額はどのくらいか、年金額の確認の仕方についてお話しします。そして退職金や年金をできるだけ増やす方法もあわせて説明します。
新型コロナ感染拡大でも“円高ドル安が進まない”円売り圧力の正体
ドル円相場の定石に潜む落とし穴
将棋や囲碁の世界では「定石(定跡)」と呼ばれるものがあります。おそらく定石をマスターしなければ強くなれないでしょうが、それにとらわれていると落とし穴にはまることもありえます。そのさじ加減が難しいのは為替市場、とりわけドル円相場も同じかもしれません。何しろ、足元の相場の動きは定石とは真逆のものになっているのですから。
5人家族で貯金15万の危機的状況「赤字から抜け出せない」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、毎月赤字で貯金ができないという42歳の専業主婦。5人家族で貯金は15万円。この先もこの状態が続くとキケンだと、FPの横山光昭氏は警鐘を鳴らします。毎月支出が多く、赤字続きです。きちんと貯金ができるようになりたいです。お給料日には「今月はこうやって使おう」と決めるのですが、週末に家族で買い物に行くと、つい食材などを買いすぎてしまいます。計画が上手くいかないと思うと、それをきっかけにズルズルとお金を使い過ぎてしまい、毎月赤字になってしまいます。来年から三女が幼稚園に入園します。保育料はかかりませんが、給食費やその他で多少支出が増えますし、上の子たちをはじめ、3人の教育費を貯められるかどうかも不安です。どのように貯めていくとよいでしょうか。<相談者プロフィール>・女性、42歳、既婚(夫:38歳、会社員)・子ども3人:長女(小5)次女(小2)三女(3歳)・職業:専業主婦・毎月の手取り金額:35.2万円・年間の手取りボーナス額:90万円・貯金:約15万円