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時価総額400億超のオリガミをタダ同然で買収、メルカリは本当にトクしたのか
タダより高いものはない?
1月23日、QRコード決済の老舗であるOrigamiが、フリマアプリ大手のメルカリの傘下に入ることがわかりました。for Startups,inc.が昨年12月に公表した情報によれば、Origamiは国内スタートアップの推定時価総額ランキングのうち16位にランクインし、その額は417億円にもなっていました。出資者によるOrigamiの価値は、スタートアップ界隈で例えれば「FiNCより下、ウェルスナビより上」という位置付けだったようです。しかし、この時価総額ランキング発表からわずか1ヵ月半後、Origamiはメルカリに“タダ同然”で買収されることになるのです。買収額はメディアによってゼロ円であったり、数百万円であったりとバラツキがあるものの、とても低い値段である点ではおおむね一致しています。つい最近まで400億円以上の時価総額があったOrigamiを、なぜメルカリは“タダ同然”で買収できたのでしょうか。
大切な友人との交際費は必要経費、“細く長い人間関係”を維持する方法
「仕事以外の交友」が身を助ける
今回は、生活が苦しいからといって、若いうちから社交性を失うことの危険性について述べます。社交性というと軽く感じられるかもしれませんが、「縁を続ける」ことの重要性についてです。私自身、過去に様々な連載で「小中学生の人間関係は不要」「学生時代の人間関係よりも今の仕事関係者の方が重要」といったことは述べてきました。
月3万円からはじめる「パターン別資産運用」、お金のプロの戦略は?
具体的にどう資産運用する?
「手取り収入の2割は貯蓄しよう」と聞いたことがあるかもしれません。年収450万円の人であれば、賞与がない場合、月給は37万5,000円。37万5,000円から税金や社会保険料を支払うので、手取りは約30万円になります。手取り30万円の2割は6万円。8割の24万円は生活費などに回す計算です。総務省「家計調査報告」及び、公益財団法人不動産流通推進センター「2018不動産統計集」を参考にすると、30〜40代独身の1か月の支出金額は約20万円となっていますので、手取りの2割は無理な金額ではないでしょう。今回は、このうち月3万円を投資に回すとした場合、どのように資産配分していくか、パターン別で紹介していきます。
手取り月40万の共働き夫婦「今の収入で子育てできますか?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、低収入であるため将来の見通しが立たないという30代の共働き夫婦。子どもやマイホームが欲しいけれど、収入面で不安があり、なかなか踏み出せないといいます。FPの氏家祥美氏がお答えします。低収入であるため、将来の見通しが立ちません。子どもをもうけて生活できるのか、老後の費用が足りるのか不安です。結婚7年目、地方で共働きの夫婦です。お互い正社員ですが、二人とも田舎の中小企業勤めであり、給与・賞与の額が低く、また退職金も出るかどうかわからない状況です。結婚当初、お互いの手取りを考えたとき、子どもや持ち家を考えることは難しいかもしれないと思っていましたが、貯金が1000万円を超えたことで、もしかすると、それらの夢に挑戦してもいいのではないかとも思うようになりました。ただ、もし子どもを授かれたとしても、産休や育休、場合によっては私が仕事を辞めることになる可能性も考えなければならないとなると、収入が半減することになるため、やはり無理なのかなとも思います。年齢が
上司のダメ出しを減らすには?“物差し”をすり合わせるための6ステップ
みんなのキャリア相談:第5回
ビジネスの現場で起きたさまざまな悩み事に対して、リクルートマネジメントソリューションズでコミュニケーションサイエンスチームのリーダーをしている松木知徳さんがお答えするシリーズ。今回は、上司との関係に苦しむ20代女性のお悩みに回答します。【相談者のお悩み】上司と価値観が合いません。企画会議の時、上司が自分の物差しでしか企画の良し悪しの判断をしてくれず、自分の話に耳を傾けてくれないのです。また、企画書を作っても、かなり細かい部分まで修正指示があり、いくら説明しても結局は上司の思い通りになるまで企画がゆがめられていきます。結果、修正にも時間がかかり、労働時間がどんどん長くなって疲弊します。そんなに言うなら、自分の思い通りに勝手にやってくれと嫌気が差し、逃げたくなります。どうすれば上司に変わってもらえるのでしょうか。(20代女性)
株式投資の候補先選びに「CSR報告書」も参考にすべき理由
財務諸表だけでは十分でない?
企業は業績を改善させて利益を高めないと、投資家の失望を買って株価は下落してしまいます。とはいえ、足元の利益ばかり追求すると、コスト削減のために本来行わなければならない設備投資などが将来に先送りされるかもしれません。もっとひどい場合には、法律などの最低限のルールすら破られる場合もあるかもしれません。たとえば、過去には従業員が無理な労働を強いられたり、検査偽装を行ったり、会計操作をして利益が出ているように見せたりする事象が発生しました。このようなことをする企業に将来はありません。企業は持続的な成長を目指して行動する必要があります。また、企業は社会のマナーを守って行動する必要があります。社会の一員としてのルールを守らない企業は、顧客や投資家から排除される可能性があるからです。企業には労働問題、環境問題などの課題を解決する姿勢が求められています。このような企業や社会が持続的に成長をするための行動を示す国際的な組織が「国連グローバル・コンパクト」です。そして、その実現に向けて努力を継続することを表明する企業が加盟しています。そこで、国連グローバル・コンパクトの加盟企業と株価の関係を調べてみました
保険料に旅行費用、どれも必要で何を削ればいいのかわからない
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、住宅購入や2人目の子どもがほしいと悩んでいる34歳の主婦。旅行費用や保険料が高いと感じているものの、どれも必要な気がして、何を削ったらいいのかわからないといいます。FPの飯田道子氏がお答えします。戸建ての家を購入するか、もっと広い家に引っ越したいと思っていますが、金銭的に厳しいのかなと感じています。また、子どもがもう一人ほしいとも思いますが、子どもの将来にかかる費用を考えると躊躇してしまいます。旅行が大好きで、3ヵ月に1回は近場に、1年に1回は遠出をします。また1年に1回北海道へ帰省もするので、貯蓄はしているものの、旅費として使うお金も意外と多いです(年60万円ほど)。教育費や車の購入費(維持費含む)、子どもをもう1人授かった場合のお金など、大きくかかる出費については、毎月積み立てています。また、生命保険料が高いような気はしていますが、どれを削ったらいいのかわかりません。内訳は以下の通りです(どちらもがん家系のため、がん保険は外せません)。・火
「相手からアプローチがあれば考える」人が他国より多い日本
夫婦の出会い後の真相とは?
バレンタインデーを前に、家族や友人に贈るチョコレートを準備したミドル世代もいるかもしれません。最近では女性に限らず、自分へのご褒美が「本命チョコ」という方もいらっしゃるようです。さて今回は、男女の出会いや恋愛に関する考え方をたずねた国際比較調査のデータから、日本の男女が出会って以降の恋愛や結婚への発展プロセスについて考えてみたいと思います。
ついに日本上陸、シトロエン・ベルランゴが火をつけた「フレンチMPV」戦争
“カングー一強”を崩せるか
これまでルノー・カングーしかなかったMPV選びに、強力なライバル、シトロエン・ベルランゴが登場しました。不動の地位を築くカングーを凌ぐ魅力はあるのでしょうか? 【写真15枚】プラスティック感のあるインパネなのに、安っぽさを感じないデザイン性
女性会員の平均年収1000万円、「超高級クレカ」が狙う“鉱脈”
後発ながら会員数が急成長のワケ
マスターカードの最上位クラスである「ラグジュアリーカード」は、日本上陸後では初めて、これまでの取り組みの成果と今後の事業戦略について説明する発表会を開催しました。そこで明かされたのは、年会費が数万円以上もする「ステータスカード」の中では日本で後発組でありながら、会員数を3年で3倍に伸ばしたという驚異的な実績です。その成功の要となったのが “ブルーオーシャン”であったミレニアル世代の獲得戦略でした。では具体的にどのような取り組みを行ったのでしょうか。今後の事業戦略と合わせて、2月7日に開かれた発表会の内容から紐解きます。
新型肺炎vs米国経済、金融市場の趨勢を左右するのはどちらか
カギを握る米民主党の大統領候補選び
新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。2月10日の中国国家衛生健康委員会の発表によると、確認された新型ウイルス感染症例が累計で3万5,982件になり、死者は908人に達し、6,484人が重症だといいます。これは、2002~2003年に蔓延したSARSの死者数を超える数字です。世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長も「中国渡航歴のない人々からの新型ウイルス拡大を懸念している」と指摘。今後さらに感染が拡大し、死者も増えていく可能性があります。一方で、米国経済は依然として力強さを維持しています。2月7日に発表された1月の非農業部門就業者数は、市場予想の前月比+16.5万人よりもかなり強い内容(同+22.5万人)となりました。前月・前々月分も、わずかですが上方修正されました。米中という2つの大国で好悪両材料が入り混じる、足元の世界情勢。この先の金融市場にどのような影響を及ぼしうるのか、考えてみます。
休眠預金に注意!複数の口座に預けたままのお金を整理する方法
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、定期預金を含め複数の口座にお金が分散しているという26歳の男性。1ヵ所にまとめたほうがいいのか、定期は解約せずにそのままにしたほうがいいのか悩んでいるといいます。FPの氏家祥美氏がお答えします。幼い頃に親が積み立ててくれていた自分名義の定期預金や、学生時代の携帯代口座など、いまは使っていない複数の口座に未だに、ある程度のまとまったお金が分散して残っています。社会人になってからは自分で管理するようになりましたが、管理といっても、いまは生活費用の口座が別にあるため、もしもの時のための余裕資金と捉え、滅多なことがなければ手を付けないものとして、実際は何もしていない状態です。せっかくなので、一度1ヵ所にまとめてから資産運用にうまく使えればとも思います。ただ、十何年も利用し続けている定期預金を解約して損はないのか、むしろこのお金をないものと考えて、このまま触らない方がよいのではないかと、色々と悩んでいます。アドバイスをお願いします。<相談者プロフィール>
社会保険の扶養の壁「年収106万円、130万円」 を徹底解説
改めて覚えておきたい、細かな違い
扶養と働き方で頭を悩ましている主婦の方へ、今回は社会保険の扶養を左右する年収の壁106万円と130万円について一緒に考えてみたいと思います。
「だから、何?」と上司がイラつく説明下手な部下の特徴と改善策
仕事のできる人が絶対やらない説明の仕方
上司への報告がイマイチ上手く伝わっていない気がする……。その原因はあなたの「説明の仕方」にあるのではないでしょうか。ここでは、研修講師として活躍する車塚元章さんの新著『仕事のできる人が絶対やらない説明の仕方』の第2章「職場で上司から評価される説明の仕方」から、伝わりにくいダメな報告にありがちな特徴とその改善例を紹介します。
絶好調「ワークマン」にも“感染”拡大?「新型肺炎」の業績リスク
長期化なら秋冬商品に影響も
作業服を一般向けに売り出した「ワークマンプラス」の快進撃で好業績が続く、作業服販売チェーンのワークマン。2月4日に発表した2020年3月期の第3四半期(4~12月期)決算では、売上高に当たる営業総収入は前年同期比41.4%増の715億円、本業の儲けを示す営業利益は同48.7%増の162億円と、9期連続の最高益に向けて突き進んでいます。そんな中、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大によって、生産面で予想もしなかったリスクが出てきました。どのような影響があるのか、2月7日に開かれた決算説明会を取材しました。
ESG投資の沸騰ワード「RE100」から探る、最新の株式投資戦略
世界的に求められ始めた未来の企業像
近頃、環境問題に取り組む企業に投資する「ESG投資」への注目が急速に高まっています。世界規模で異常気象や森林火災、水害などが多発していること、そして環境への意識の高まりから、環境問題に貢献する企業を評価しようというトレンドが主流となってきているようです。また、豊富な運用資金を取り扱う機関投資家へ、銘柄選定する際の基準にESGの観点を入れるように圧力が掛かっています。たとえば、環境問題に取り組むように圧力を掛けられていた770兆円余りを運用するアメリカの有力な資産運用会社のブラックロックが、気候変動問題を投資戦略の中心に位置づけたことが象徴的な出来事となりました。こうした中で注目を浴び始めたのが、「RE100」というキーワードです。これはRenewable Energy 100%の頭文字をとった計画で、企業の事業運営に必要なエネルギーを100%、再生可能エネルギーで賄うことを目標とする取り組みです。RE100のどのような点が注目に値し、それをベースにどのような投資戦略が描けるのか、考えてみます。
「何か買ってあげようか」に感じる恐怖、男女間でかわす言葉の反応は多種多様
お金と男と女の人生ルポ vol.24
デート代も割り勘が当たり前の時代、それでも男性は好きな女性を喜ばせようと腐心しているものです。ただ、何か買ってあげれば女性の歓心が買えるわけではありません。むしろそれを束縛と受け取ったり、中には恐怖さえ覚える女性もいます。
ローン控除が終わってから?毎年100万ずつ?繰り上げ返済のタイミング
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、繰り上げ返済を考えているという34歳の夫婦。繰り上げ返済の金額やタイミングなどについてアドバイスがほしいといいます。FPの渡邊裕介氏がお答えします。昨年の5月に家を建てました。住宅ローンは35年の固定金利1.5%(団信含む)、借入額は2700万円です。住宅ローン控除を受けるため、これから確定申告をする予定です。今後の繰り上げ返済のタイミングや、そもそも繰り上げ返済すべきかなどについて、以下の中でどれを選ぶべきかアドバイスいただけないでしょうか。(1)毎年100万円ずつ繰り上げ返済をする(2)5年毎に500万円ずつ繰り上げ返済をする(3)ローン控除が終わってから繰り上げ返済をする(4)繰り上げ返済をせずに資産運用にまわす<相談者プロフィール>・女性、34歳、既婚(夫:34歳、会社員)、子どもなし・職業:専業主婦・居住形態:持ち家(戸建て)・毎月の手取り金額:20万円・年間の手取りボーナス額:50万円・毎月の世帯の支出目安:15万円【資産状況】・現