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なぜ日本は経済大国になれたのか(後編)――戦後日本の「ビッグプッシュ型」経済
簿記の歴史物語 第38回
太平洋戦争が始まる頃には、日本は巨大な戦艦を建造し、高性能の戦闘機を製造できる工業国になっていました。1870年には737ドルだった1人あたりGDPは、1940年には2,874ドルに増加しました。江戸時代の停滞状態から比べれば大躍進です。とはいえ、明治維新から太平洋戦争直前までの経済成長は年率にすれば約2.0%にすぎません。もしも1950年以降も同じ成長率だったとしたら、アメリカの豊かさにキャッチアップするのに327年もかかるはずでした[10]。ところが、日本と欧米先進国との生活水準の格差は1990年までには解消されます。いったいどんな手品を使えば、このような爆発的経済成長が可能なのでしょうか?
海外移住・転勤することになったらiDeCoはどうなる?
意外と知らないiDeCoの取り扱い
人事異動で春から新しい生活がはじまった方もいらっしゃるでしょう。転勤でお引っ越しも海外赴任になると大変ですね。今や企業の海外進出も当たり前。中国や東南アジア諸国に住んでいるという人も珍しくありません。こんなとき、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の取り扱いはどうなるのでしょうか。いざという時に慌てないために、知っておきましょう。
40歳主婦「正社員に転職も、思うように貯金ができません」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、正社員に転職した40歳主婦。収入増を狙って転職をしましたが、子供が成長するにつれ出費がかさみ思うように貯金ができないといいます。FPの竹内美土璃(みどり)氏がお答えします。収入を増やすために転職して正社員になりましたが、子供が成長するにつれ、思うように貯金ができません。今の家計のままで大丈夫なのか。今後、どのようにしていけばよいのか、アドバイスいただけるとうれしいです。〈相談者プロフィール〉・女性、40歳、既婚(夫:43歳)・子供2人:13歳、9歳・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・毎月の世帯の手取り金額:61万円(夫:36万円、妻:25万円)・年間の世帯の手取りボーナス額:160万円・毎月の世帯の支出目安:49万円【支出の内訳】・住居費:9.8万円・食費:12万円・水道光熱費:3万円・教育費:6万円・保険料:5.8万円・通信費:3万円・車両費:2.1万円・お小遣い:5万円・その他:2.5万円【資産状況】・毎月の貯蓄額:6万円・現在の貯
キーワードは“摩擦”と“美肌”、「日焼け止め」の賢い選び方
日差しの強い季節がやってきた
ゴールデンウィークに入り、本格的に日差しの強い日が増えてきました。お出かけやレジャーの計画が目白押しの人も多いこの季節、商品が多すぎて選べず、途方に暮れるのが日焼け止めです。自分に合う商品をどうやって選べばよいのでしょうか。カネボウ化粧品で日焼け止め「ALLIE(アリィー)」を担当する梶直美さんに、選び方のコツを聞きました。
日暮里が“ミャンマー人の聖地”に変貌を遂げた深イイ話
国内最大級の繊維街を歩く
最大で10連休という今年のゴールデンウィーク。どこへ行っても混んでいるしと、行き先に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。しかし、都内では、増える訪日外国人観光客によって、その魅力が再発見された街があります。浅草や銀座、六本木などの有名な観光地ではない、意外なインバウンド人気の街の現状をレポートします。
男性の育休で収入は…育児休業給付金で「実質9割カバー」は可能?
男性育休の特別制度や育休中の就労なども活用を
あなたは「子どもが産まれたら夫婦で協力して子育てしたい」と思いませんか?厚生労働省「平成29年度雇用均等基本調査」 によると、男性の育児休業(以下「育休」)取得率は徐々に高くなっているものの、平成29年度は5.14%であり女性の83.2%に比べるとかなり低い数字といえます。男性が育休取得に踏み切れない理由は、職場の雰囲気や仕事の調整以外にも「減収」が思い浮かぶことでしょう。しかし実は、育休制度をよく理解して利用することで育休中の減収は最小限に抑えることができます。今回は、減収の備えとなる育児休業給付金のほか、男性育休の特別制度や育休中の就労条件など、男性の育休取得を応援するお役立ち情報をご紹介します。
ベランダも酒場になる!GWは喧騒を避け「チェアリング」
観光地に行かずとも景色が変わる
春です。日差しが暖かく感じられ、場所によって日中は長袖を着ているのが暑いぐらいの陽気になったりします。ようやくこの季節がやってきたのです。そう、椅子を持って屋外に出かけるべき季節が……。持ち運びやすいアウトドア用の椅子を持って外に出て、思い思いの場所に腰かけてのんびり過ごす――。このような行為を「チェアリング」といいます。
お弁当にも!冷めてもおいしい「スティックチキン」の作り方
財布にも体にも嬉しいレシピ
ピクニックが楽しめる季節になりました。自然の中で食べるお弁当は、いつもより幸せな気分になれます。お弁当にもぴったりなこちらのレシピ。下味をしっかり、そして衣にチーズを入れることで、冷めてもおいしくいただけます。手頃な鶏ムネ肉を使うことでお財布にも優しい、それに加えて栄養面では低脂肪・高タンパクなので体にも嬉しい一品です。
デキる人ほど「手で触れられない無形のモノ」を買う理由
第1章:お金の使い方
高度経済成長期は「モノを所有する」ということがステータスであり、幸せと考える人が多くいる時代でした。しかし最近では、モノを所有することの価値が見直され、「ミニマリスト」という言葉が流行るようになりました。こうした流れの中で、「必要なモノを必要な時だけ借りる」というレンタルサービスも増えてきました。モノに対する価値観が変化する中、いつの時代も普遍的な真理があります。それは「デキる人ほど“手で触れられない無形のモノ”にお金を使う」ということです。
夏休みは最低2週間のイタリア、旅行費用をどうしてる?
お金をかけずにバカンスを楽しむイタリア人のワザ
ヨーロッパの夏休みが長いというのはよく知られた話。イタリアの会社員も夏のバカンスは最低2週間、長い人はうまく有給をやりくりして4週間ほども旅行に出かけます。しかし、それだけの長期休みとなると気になるのはお金のこと。そんなに休みが取れるなんて……とうらやましく思う反面、長期の旅行に出かける費用をどうしているのか気になる人もいるかもしれません。イタリア人はバカンス好きというイメージがありますが、実際はどのくらいのお金をかけているのでしょうか。
祖父母からお金をもらった…贈与税がかかる場合とかからない場合
どんなときにかかるか、パターンで解説
孫の誕生や、入学・卒業など節目のときに祖父母からお祝い金をもらう人も多いのではないでしょうか。また、孫が祖父母と会ったときお小遣いをもらう、なんてことも。しかし、金額や使い道によっては、そんな何気なく行われているお金のやり取りに「贈与税」という税金がかかる場合があります。どのようなときに贈与税がかかるのか、また贈与税がかからないためにはどうしたらいいのか、あとから税金発生!? ということがないようしっかり押さえておきましょう。
GWに訪れたい“ビジネスに役立つ”フランスの観光地
パリだけではもったいない
明日4月27日から、いよいよ大型10連休がスタートします。この期間を利用して、海外へ出掛ける方も少なくないでしょう。世界一の観光大国・フランスでは、2017年に同国を訪問した外国人観光客が約8,700万人を数えました。2018年はそれを上回る9,000万人近くが足を運んだとみられています。日本政府観光局(JNTO)によれば、2018年には約3,119万人と過去最高を記録。政府は東京五輪・パラリンピックが開催される2020年に4,000万人の目標を掲げていますが、それでもフランスの半分足らず。パリをはじめとするフランスの集客力の凄まじさがわかります。そこで今回は、連休明け以降のビジネストークに彩りを加えてくれそうな、フランスのお勧めの観光スポットをご紹介したいと思います。
株価はこのまま上がるのか、「循環論」から考えてみた
景況感の改善と政策金利据え置きの関係
景気の先行きについては、「減速する経済成長、再加速は不確実」とされたIMF(国際通貨基金)の世界経済見通し(4月)など、弱気の見方もあります。その半面、足元では中国、米国などの景況感に対する投資家心理は改善しています。実際のところ、世界経済はどのような局面にあるのか。大型連休に入る前に、現状を整理しておきたいと思います。
35歳男性、父親の資産管理会社から家賃補助は受けられる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は35歳の男性。複数の不動産を保有する父親から、資産管理会社を設立したら、家賃補助という名目で資金援助ができるといわれたといいます。はたして問題ないのでしょうか? FPの伊藤英佑氏がお答えします。父親が複数の不動産を所有していて、相続税対策のため資産管理会社の設立を検討しています。父親から賃貸に住んでいる場合は、資産管理会社から家賃補助という形で援助ができると聞きました。本当でしょうか。相続を真剣に考え始めていますが、気をつけるべき点があれば教えてください。〈相談者プロフィール〉・男性、35歳、既婚、子供1人(3歳)・職業:会社員・居住形態:賃貸・手取りの世帯月収:50万円・毎月の支出目安:25万円・貯金:1000万円
自称「日本一の駅の待合所」はいったいドコがスゴいのか
バルニバービがプロデュース
「通りすぎる駅から、すごすことが目的になる駅へ」。JR土浦駅に直結する「プレイアトレ土浦」(茨城県土浦市)に、“日本一の駅の待合所”を標榜するフードマーケットなどの複合施設「STATION LOBBY」が4月26日、オープンします。2フロア全400坪の同施設を手がけるのは、飲食店の企画・経営のバルニバービ。利用者を集めるために、どのような工夫をしているのか、オープン前に開かれたメディア向けの内覧会に行って確かめてみました。
人生100年時代に「都心のタワーマンション」が狙い目なワケ
「ブリリアタワーズ目黒」人気の秘密
人生100年時代。長生きする時代だからこそ、どんな基準で家を選んだらいいのか迷ってしまうことはないでしょうか。快適で、いつまでも住めて、いざとなったら売れる家が欲しい――。そんな欲求を満たす家として、今、タワーマンションに注目が集まっています。その理由を住宅評論家の坂根康裕さんと、「ブリリアタワーズ目黒」を手がけた東京建物の、住宅事業企画部 遠藤崇CRM室長、東京建物不動産販売 天野玲目黒支店長にうかがいました。
なぜ、働く主婦たちはGW10連休が嬉しくないのか?
“ゆっくり休めそう”はたったの8.1%
5月1日に新天皇が即位され、元号は平成から令和へと変わります。ご即位を祝って5月1日は国民の祝日となり、祝日に挟まれたその前後も休日となることから、平成から令和をまたぐゴールデンウイーク(GW)は10連休になります。しかし巷の声に耳を傾けてみると、日本中がお祝いムードに湧く一方で、GWが10連休となることについては必ずしも歓迎の声ばかりではないようです。その背景を探るべく、しゅふJOB総研では仕事と主婦業を両立させたいと考える"働く主婦"層にアンケート調査を行いました。果たして、調査結果から見えてきたこととは?
新宿で増殖する「エスニック食材コンビニ」の謎を追う
ローソン、ドンキが本腰
東京・新宿区内のローソンを先日訪れた際、見慣れないパッケージデザインのカップ麺が筆者の目に飛び込んできました。インドネシアのメーカーが発売したカップ麺のようで、値札には英語、中国語、日本語の3ヵ国語で「ハラール ミースダップカップ麺」と表記されています。カップ麺が置かれたその一角は、輸入食品ばかりを集めた棚。新宿区は在留外国人向けのアジア食材の専門店が多くありますが、その波がコンビニにも押し寄せてきたのでしょうか。なぜローソンの一部店舗で輸入食品を販売するようになったのか、その背景を探ります。