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がんによる「2つの経済的なリスク」にどう備えるべきか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、がんにどう備えたらいいのかわからないという、生命保険に未加入の38歳の女性。厚労省の調査によると、日本人の約3人に1人はがんで亡くなっているそうです。万が一、がんを罹った時の経済的リスクの備え方について、FPのたけやきみこ氏がお答えします。生命保険の必要性と、60歳以降の保険料の支払いについて悩んでいます。周囲でがんになる人の話を聞く機会が多く、とても気になるようになりました。民間の生命保険に入っていないため、現在加入を検討しています。医療保険分は、高額療養費や貯金で賄えると思いますが、がんになったときの備えについてはよくわからないので教えてください。また、老後の備えが、貯金と公的年金だけでは不安です。老後の備えは生命保険ではどのようなものが良いのでしょうか。60歳以降は給料が5~7割減額になると知り、年金の受給が始まらない期間に保険料を現役の頃と同じように払っていけるのか心配です。アドバイスよろしくお願いします。〈相談者プロフィール〉・女性、
イケア流、7畳の部屋でもスッキリ暮らす「4つのコツ」
高さのある家具、圧迫感をなくすには?
これから新生活に向けて一人暮らしをスタートさせる人も多いはず。食べる、着替える、本を読む、寝るなど、生活のすべてをワンルームで行うことの多い一人暮らし。限られたスペースを有効に活用するにはどうしたらいいのでしょうか。スウェーデンの家具ブランド「イケア」のインテリアデザインスペシャリスト早雲美菜さんに、7畳の部屋でもスッキリ暮らすコツについて教えてもらいました。
もはや円は買われない?衝撃的な額が示す円安圧力の強さとは
金利差ではなく実需の影響力
ドル円相場と日米金利差の相関が高いことはよく知られていますが、このところ必ずしもそうとは言えません。日米金利差とは関係なく、ドルが底堅い印象です。逆に言えば、円が買われにくくなっているということです。その理由を探ってみたいと思います。
エリア別「離婚化割合」に映る“石橋を叩いて壊す”婚活事情
日本の婚活の現在地とは?
3組に1組が離婚する時代だから、離婚を恐れて結婚に慎重になる――。終身雇用制が長く続いている日本においては、結婚も“一生もの”で、「変えることが許されない」「ある時点で決めたら動かせない」という思い込みがまだ強くあるかもしれません。しかし、仕事も結婚も、決めた時点で永久的に変えないことがベストとは限りません。前の仕事や結婚があったからこそ、次の仕事や結婚で自分が最も輝く生活をつかむことも十分あります。当初は変えるつもりはなかったけれど、時間の経過とともに変えることが、その人の人生を大きく良くする結果になることもありえます。実際、今や成婚した4組に1組は再婚者を含むカップル(ともに再婚、どちらかが再婚のカップル)です。「離婚=終了フラグ」ではなく、むしろ「新たな生活に向けたリスタート色が強まった」と考えるべきだと、本連載の過去記事でも解説しています。仕事もそうですが、結婚もその“土地柄”があります。今回は、離婚という人生のリスタートにおける「3組に1組」という発生状況について、もう少し詳しく、エリア別にその現状をみてみたいと思います。
受け取り方次第で節税に、祖父母からの贈与「年300万」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、2人の子供のために実家の親から毎年300万円の贈与を受けているという、共働きの主婦36歳。贈与税を毎年支払わなければならないため、節税できる受け取り方があれば知りたいといいます。マネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。私の親から子供2人のために毎年300万円の贈与を受けています。このお金は基本的に子供にお金がかかるようになったときのために貯蓄にまわしており、一部ローンの返済などに使っています。気にしているのは、毎年贈与税を払っているので、贈与してもらうなら110万円の範囲内にしたほうがいいのか、それとも数年に一度、まとめてもらったほうがいいのか、という点です。親の年齢など事情によって異なると思いますが、一般的にどちらの方がよいでしょうか?〈相談者プロフィール〉・女性、36歳、既婚(夫:39歳、会社員)・子供2人:4歳、1歳・職業:会社員(時短勤務)・手取り世帯月収:65万円(夫35万円、妻30万円
好条件の投資信託を勧められ…本物かニセモノか?見抜くポイントは
明らかに有利な宣伝文句には裏がある!
つみたてNISA(積立NISA)やiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)によって、投資信託が身近なものになった方も多いでしょう。とはいえ投資信託はまだ玉石混交の世界。中には好条件をうたいながら、実は高い手数料を支払っていたり、儲かりにくい構造になっていたりする投資信託もあるのです。今回は、そんな投資信託を勧められて「これいいかも?」と思ったときに、チェックしたいポイントを紹介します。
2020年に再加速?新興国の経済成長はどれほど期待できるのか
新興国への資金流入は継続
以前の記事「日経平均株価が今年前半にも2万2000円台に回復し得る理由」で、今年の投資戦略として、前半はこれまでの売られ過ぎからの回復狙い(リバーサル戦略)、その後は成長機会を享受する投資戦略として新興国市場に期待、ということをお伝えしました。そこで今回は、安定した経済成長が期待される先進国に対して、高い成長率が期待される新興国について掘り下げてみようと思います。
家計は「3つの期間」に分けて考える、出産後のマネープラン
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、昨年双子が誕生した32歳の男性。出産後に増えるイレギュラーな支出入の管理方法がわからないといいます。またこの先、同じタイミングで2人分かかる教育費や、全国転勤があり得る中での住宅購入のタイミングなど、どのように考えていけばよいのでしょうか。FPの渡邊裕介氏がお答えします。昨年、双子が生まれました。妻が産休・育休に入って月々の給与が減ると共に、出産一時金、出産手当金、育児休業給付金(2カ月毎)、児童手当て(4カ月毎)、出産祝いが不定期に入ってきます。一方で子供関連のイベント支出も多く、育児用品の購入、ワクチン接種(任意分)、定期健診、お宮参り、保育園入園があります。近々でいえば、給与は6カ月平均で27.0万円に対して、支出は39.4万円であり、毎月赤字です。ただ、お祝いをいただく機会も多く、全体の収支は大幅な黒字です。このようなタイミングで、収支管理はどのようにするのが適切でしょうか。ボーナス含め、臨時支出入をどう管理すればいいのでしょうか。また
アラフィフ世帯の住宅ローン、60歳までに完済した方がいいの?
60歳時点の状況で返済方法は変わる
マイホームを購入する人の平均年齢は40歳前後であることから、住宅ローンの返済を予定通りに行うと、定年後も支払いが続く人も多いことでしょう。定年後を考えた時に、住宅ローンは60歳までに完済した方がよいと考える人も多いかと思います。しかし、定年の時点でもまだまだ教育費などの出費がかさむ人も多いかと思います。そもそも、住宅ローンを定年までに払い終えることにこだわるべきなのでしょうか。今回は、住宅ローンの完済時期について考えてみたいと思います。
厚生年金をダブルで受け取る夫婦の落とし穴は?
共稼ぎは最強の老後資金対策!
メットライフ生命の「老後を変える全国47都道府県大調査(2018年)」によれば、老後に不安があるか?という問いに対して、「不安」「やや不安」を合わせた「不安あり」の人は、20代でも83%、30代で86%でした。これは、公的年金だけでは、老後の生活費が足りないという記事を読んだり、将来的に年金制度が崩壊するなどと思っていたりするからではないでしょうか?では、公的年金だけでは、本当に老後の生活はできないのでしょうか?たしかに、高齢者が増えて、それを支える若者が減っています。公的年金の支給額が減るのも心配です。また定年後の生活に備えて、老後資金を貯めるのも大切です。だからと言って、20代・30代に40年後・50年後の生活費を心配して、過度に切り詰める必要はありません。じつは老後の生活費をそれほど心配する必要のない、シンプルな解決法があります。
住みたい街最新ランキングで「尼崎が高槻市を抜いた」ワケ
好調な阪神エリア、凋落する北摂
毎年恒例となっている、リクルート住まいカンパニーがまとめた「SUUMO住みたい街ランキング」。その関西地区の最新版が3月13日に公表されました。関西といえば、人の出入りが少なく、街の再評価がされにくい土地柄。首都圏に比べると街のブランドも固定化されやすい傾向が顕著、というイメージがありました。しかし、今年のランキングからは関西でじわりと進みつつある、住みたい街の“地殻変動”の兆しが見え隠れします。いったい、どんな変化が起きつつあるのでしょうか。
1本4980円、高級“パーソナライズ”シャンプーの勝算
組み合わせは2000通り
2015年の発売以来、植物由来成分や天然の保湿成分を配合したことが話題となり、累計出荷本数が5,000万本を突破した「ボタニスト」。企画販売しているI-ne(アイエヌイー)によると、大手メーカーの競合商品がひしめく国内ヘアケア市場でシェア3位に位置しているといいます。そんなボタニストが今春、新たな展開に乗り出します。そのキーワードが「パーソナライズ」。しかも、1本4,980円(税別、以下同)という、かなり強気な価格設定です。いったい、どんな特徴を持つ商品なのでしょうか。そして、アイエヌイーはどこに勝算を見いだしているのでしょうか。3月13日に開かれた事業戦略発表会の内容から考察してみます。
お金の知識を身につけるなら、人気マンガ家がすすめる経済本3選
「キミカネ」の次に読むべき本は?
夫婦のかけあいでわかりやすく初歩的な経済の知識を知ることができる、累計7万部(紙&電子)の大ヒット経済エッセイマンガ『キミのお金はどこに消えるのか』。著者・井上純一さんに、経済とマンガ表現の相性の良さや、本書の次に読むのにおすすめのブックリストを紹介していただきました。経済のことは苦手、挫折した……といった人でももう一度学び直せるヒントになりますよ。
鶏肉をパリッと香ばしく焼き上げたディアボラ風料理
食べたら絶品!リピート確実レシピ
「あのディアボラ風が食べたいな。」ご飯のリクエストなんてしない夫が、珍しくこう言った。今日のご飯は何がいい?と聞くと、大抵なんでもいいよ、としか答えない夫がそう言った。リクエストが入ると、俄然『やる気スイッチ』がオンになる。そんなこんなの過程があり、何度か作ることが増えたこちらのレシピ、我が家流『鶏肉のディアボラ風』。ディアボラ風、とはイタリア語で悪魔風のという意味で、鶏肉をパリッと香ばしく焼き上げた料理のこと。名前はちょっぴり怖いけれど、食べたら絶品。リピート確実ですよ。
伊勢丹メンズ館、“15年目の大改装”が残念に思われたワケ
目指すは「世界一のメンズ専門店」
単一の百貨店として日本一の売上高を誇る、伊勢丹新宿本店。その看板施設の1つが、本館の北側に隣接するメンズ館です。2003年の開業以来、多くの男性客を集めてきましたが、開業から15年目にして初めて大規模リモデルを決行。3月16日から全館で営業を再開します。しかし、報道陣向けに一足早く開催された内覧会で見てみると、長年の愛用者としては少し残念な印象が残りました。その理由について、考えてみます。
錦糸町の“鬼門”、楽天地ビルを「パルコ」はどう攻める?
東京東部攻略のカギは新屋号にあった
ファッションビルの先駆けとして、1969年に池袋に1号店を構えたパルコ。50周年を迎える今年は、秋までに4店舗を出店。同社の牧山浩三社長は「新しいステージへの飛躍の年」と意気込みます。その第1弾となるのが、3月16日にグランドオープンする錦糸町パルコです。池袋や渋谷を主戦場にしてきた同社にとって、東京東部は不慣れなエリア。ましてや、今回出店する楽天地ビルは数年おきに核テナントが入れ替わり、地元住民からは“鬼門”という声も上がる場所です。いったいどんな戦略で、錦糸町を攻略しようと考えているのでしょうか。グランドオープンの2日前に開かれた内覧会を深掘りしてみます。
限られた時間を無駄なく成果につなげる、アウトプットの技術
生産性を高めるには、インプットとアウトプットが不可欠だ
「定時までに仕事が終わらない」「効率よく仕事がまわらない」「考えすぎて仕事がなかなか進まない」そうした状態に陥り、仕事を溜めこんでしまうことはないでしょうか。仕事を頑張ろうという気持ちはあるのに、ただ時間ばかりを浪費してしまう。それでは上司からの評価は下がるばかりです。こうした袋小路から抜け出す方法について、ライフネット生命の創業者であり、現在は立命館アジア太平洋大学(APU)の学長として多忙を極める出口治明氏は、「仕事の生産性は、どんどんアウトプットすることで高まる」と言います。出口氏の著書『知的生産術』の第3章「最小の労力で最大の成果を上げる『インプットとアウトプットの技術』」より、その方法を紹介します。
なぜ米ドルが堅調なのか、説明しにくい理由を説明する
米国からみた為替動向を分析
米ドル円の相場は、111円台前半で推移しており(2019年3月13日執筆時点)、わが国の株式市場に一定の安心感を与えています。しかしながら、なにがこの米ドル高・円安をもたらしているかを説明するのは簡単なことではありません。