新着記事
「伝えたいことが伝わる文章」を書くための最重要な3つのポイント
読み手を100%納得させる論理的な小論文って?
論文や小論文、作文(以下単に「論文」とします)は、「伝えたい考え(自論・自説)を伝えるための文章」です。『読み手を100%納得させる 論理的な小論文を書く方法』の著者、小野田博一さんはこうした文章を書く際の重要点として次の3つをあげています。1.伝えたいことが読み手に伝わるように書く ──当たり前のようですが、世の中には「何が言いたいのか伝わらない文章」が多いのです。2.読み手を納得させる ──読み手が納得しなかったら同意は得られません。3.書き手の考えを示す ──どっちつかずの曖昧な論文に価値はありません。それぞれの具体的な方法を、小野田さんは著書で詳細に解説しています。ここでは3つのポイントの概略を紹介しましょう。
ノーベル賞で急騰した「小野薬品」の株価が伸び悩んだワケ
影を落とす開発現場の苦悩
京都大学の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授が10月1日、ノーベル生理学・医学賞を受賞することが決まりました。本庶氏は、人間の体を守る「免疫細胞」の働きにブレーキをかけるたんぱく質「PD-1」を発見しました。そのブレーキを取り除くことで、がん細胞を攻撃する「がん免疫療法」の開発につなげた功績が高く評価されました。本庶特別教授らの研究チームが小野薬品工業と共同開発した免疫チェック阻害剤「オプジーボ」(免疫細胞の働きにブレーキをかけるのを阻む薬剤)は、がん治療に新しい切り口を開き、がん治療分野で出遅れていた日本の面目躍如となりました。本庶氏の受賞を受けて、翌2日の東京株式市場で、小野薬品の株価は一時、前日比220円高の3,430円まで買われました。ところがその後、戻り売りが出て、終値は同98円高の3,308円となりました。株価の伸び悩みからは、日本の医薬品開発現場の苦悩が見て取れます。
通貨安でも経済好調、インドルピーの戻りはいつ?
直近GDP成長率は前年同期比8.2%増
2018年は5月辺りから新興国からの資金流出の動きが顕著になっていますが、なかでも特に目立つのが新興国通貨の売りです。経常赤字国を中心に通貨安基調となっています。アジア新興国では、インド、インドネシア、フィリピンなどの通貨の下落が目立っていますが、同じ通貨安でもその要因、背景は異なっています。このうち、インド経済およびインド・ルピーの現状と見通しについて考えてみたいと思います。
30代共働き夫婦「子どもを2人授かりたい、貯金はいくら必要?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。最近結婚をしました。お互い収入があり、貯蓄も同世代と比べると貯めている方だと思います。これから子どもを二人作る予定なのですが、どのくらい貯蓄をしていけばよいでしょうか。また、銀行の窓口で勧められ、NISA口座を開設したのですが、やり方が合っているのかわかりません。アドバイスをいただけますか。〈相談者プロフィール〉・男性、38歳、既婚(妻:34歳・会社員)・職業:会社員・手取り月収:54万円 夫:30万円 妻:24万円・手取り年間ボーナス:350万円 夫:200万円(業績連動) 妻:150万円(業績連動)※ボーナスの7割程は貯蓄に回している。・預貯金:2,000万円(両親からの相続分含む)・有価証券:500万円(株)・NISA:月3万円(銀行の窓口で開設) 【家計の内訳(約41万円)】・住宅費:18万円(賃貸)・保険:1.5万円(夫のみ、貯蓄性のある死亡保障付の保険、
アメックス、「プラチナカード“門戸開放”宣言」の真意
先駆者が仕掛ける25年目の挑戦
「日本で最初にプラチナカードを提供してから、今年で25周年。この機会に、新しいプラチナカードを披露できることを幸いに思います」。アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(アメックス)の日本社長・清原正治氏は、10月2日に開かれたメディア説明会で、このように切り出しました。この日に発表されたのは、同社が同月15日から発行を開始する、新しいプラチナカード。2017年に本社のある米国でローンチした新カードに込めたメッセージは、「現代の本当の豊かさとは、限られた時間を“より一層”豊かにできるような体験を得ること」(清原社長)だといいます。いったい、どんな特徴を備えているのでしょうか。そして、このタイミングで新カードを投入したアメックスの狙いはどこにあるのでしょうか。説明会でのやり取りからひも解いてみます。
四季報マニアが語る「有望銘柄は“利益のカタチ”で探せ」
いちよし経済研・張谷幸一氏に聞く
どの金融機関にも1人は存在するという「四季報マニア」を取り上げてきた、この連載。過去2回は、アプローチこそ違うものの、『会社四季報』を愛してやまない愛好家たちに四季報愛を語ってもらいました。しかし、3回目の今回は「私は四季報愛好家ではありません」と断言する四季報マニア。銘柄発掘のため、会社の役に立つため、四季報を10年間読破し続けているという、いちよし経済研究所の張谷幸一・企業調査部長です。四季報といえば、数字や文字が詰め込まれていて、なかなか手が出しづらいと考えている個人投資家にとって、仕事のために仕方なく目を通している張谷部長の読み方は参考になる部分が多いかもしれません。愛好家ではない四季報マニアは、会社四季報をどう読み込んでいるのでしょうか。
高齢化社会が医療機器業界をさらなる有望市場にする理由
世界市場は約40兆円
高齢化の進展により、人手不足など様々な問題がクローズアップされています。一見、マイナス面が多いように見える事象ですが、この潮流を追い風とすることができれば、中長期的に成長が見込まれる業界があります。その代表例が医療機器業界です。今回は高齢化社会の到来で医療機器業界のニーズが高まる理由について考えてみます。
月5万円貯めるなら、お金のプロは現金、株、投信…どう組み合わせる?
リスク分散の方法をFPが配分してみると
1カ月5万円を貯めたいと思ったらどうしますか?貯蓄をするにも、さまざまな方法があります。現金で持っていることもできますし、株式などに投資をする方法もあります。それぞれにメリットとデメリットがありますが、どのような組合せにしておくのがいいのでしょうか。それには、自分の「リスク許容度」を知ることが大切です。言葉だけ見るとわかったようでわかりにくいですが、要は、いくらまで損することを許容できるかです。投資は、預貯金よりも資産を増やす可能性がある反面、減らしてしまうリスクも。自分がどの程度リスクをとれるのかによって、投資にまわす資金の配分や投資先を判断することになります。では、具体的にどのような組合せがオススメか、リスク許容度に応じた組合せを紹介します。
収入が先細る50代夫婦、老後に備えた運用方法が知りたい
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横田健一氏がお答えします。海外赴任から帰国後、会社員の夫の手取り収入は半減してしまいました。フリーで働いている私も仕事が激減しています。収入が先細りする中、老後に向けた効果的な資産運用の方法や、理想的なポートフォリオについて教えて下さい。 現在は、資産のおよそ10%をつみたてNISA、AIによるETFの積み立て、外国債券、金現物で保有しています。〈相談者プロフィール〉・女性、52歳、既婚(夫:53歳)、子どもなし・職業:個人事業主・住居形態:持ち家(戸建て)・手取りの世帯月収:28万円・毎月の支出目安:25万円・総資産:6,200万円
台風“当たり年”で加速?「無電柱化」関連の注目4銘柄
雨風吹いて政策は固まるか
日本列島を縦断する形で、相次いで上陸している大型台風。9月30日午後8時頃に和歌山県に上陸した台風24号は、列島各地に深い爪痕を残していきました。大阪北部に住んでいる私は昨晩、枕元にしっかりと懐中電灯を用意して眠りにつきました。幸い、わが家は停電にならなかったのですが、多くの地域で停電が発生したようです。9月初旬に関西を襲った台風21号でも、広い範囲で電柱が倒壊して停電が発生。関西電力によると、今回の台風で停電したのは近畿など2府6県の延べ219万戸で、同電力管内では1995年の阪神・淡路大震災以来の規模だったそうです。関電管内の電柱は約270万本で、主に風速20~40メートルに耐えられるように設計されているのですが、台風21号の最大風速は各地で40メートル以上を観測。想定を上回る強風と飛来物の影響などで約800本の電柱が倒れ、大規模な停電を招いたのです。電気や通信というライフラインを担う重要な社会インフラでありながら、電柱は地震に対する脆弱性などがかねてから指摘されてきました。今回は“風の強い”台風対策という新たな課題が浮き彫りになりました。
目指せ年100万!働きながら今できる、貯めて増やす方法を考えた
お金を貯めるための3つの極意
「クイズ・ミリオネア」という番組があったのを覚えていますか?クイズに勝ち進むと1000万円もらえるクイズ番組です。当時は、1000万円あったらどうする?と家族で楽しんで観ていたものです。とはいえ、現実には1000万円なんて夢のまた夢…と思っていませんか?でも1年で100万円貯められたら10年で1000万円。「クイズ・ミリオネア」で勝利した額が貯められます。どうしたら1年間に100万円貯めることができるのでしょうか。今回は、一人暮らしのシングル女性を例に具体的なお金の作り方をご紹介します。
中国経済の行方を占う「ぼっち消費」の知られざる実態
都市部は“総ぼっち”化?
デジタル化、モバイル化が急速に進む中国社会。スマホとともに育った多くの一人っ子は、その前の世代と仕事への考え方やライフスタイル、消費性向が大きく異なります。1人で過ごすことにそれほど抵抗はなく、手元のスマートフォンには1人でも十分楽しめるコンテンツがたくさんあります。これまでの地縁、血縁、同僚といった“しがらみ”やその付き合いよりも自分の時間を大切にする傾向があり、「ぼっち」といえども、そこに悲壮感は感じられません。このような状況の中で、新たな消費経済のあり方として注目されているのが、1人で楽しく、快適に過ごすための「ぼっち」消費です。
ことわざに登場する「宝」が表しているもの
お金の言葉40:宝のことわざ
ことわざや慣用句の世界には「宝」という言葉がよく登場します。ぱっと思いつくところでは《宝の持ち腐れ》。この表現に登場する「宝」とは、狭義には「経済的価値」を示しているとも言えますし、広義には「何か役に立ちそうな物事」を示しているとも言えます。例えば「技量」でしょうか。せっかく外国語を喋れるという技量を持っているのに、外国に行ったことがないという状況も《宝の持ち腐れ》と言えそうです。このようにことわざに登場する宝物は、単純な経済的価値だけではなく、何か別のものを表すこともあります。そこで本稿では「宝が登場することわざ」を取り上げてみましょう。紹介することわざから、日本語の世界観における「宝物」の姿が見えてくるかもしれません。
4人家族で食費月10万、息子のアレルギーが心配で出費が膨張
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。毎月家計がギリギリで、ボーナスで洋服や必要な学用品などをそろえるので、それもすぐになくなり、まったくお金が貯まりません。きっかけは中学1年の息子のアレルギーです。中学校に上がってすぐ、給食で食べ物アレルギーを起こし、倒れてしまったのです。その後も対象食材を口にすると呼吸器にアレルギー症状が出るため、食材に気を使うようになりました。それに伴い、仕方がなく支出が増えました。同じ頃、夫が異動になり、担当部署が変わったことで仕事関連の持ち出しが増えたことも支出増に影響しています。支出が増えたことが分かっていたので、なんとか節約をと思ってきましたが、なかなか改善しません。支出の仕方の悪い点や、改善方法についてアドバイスをお願いします。〈相談者プロフィール〉・女性、45歳、既婚(夫:47歳・会社員)、子ども2人(中3・中1)・職業:パート・手取りの世帯月収:56万9,000円 妻:17万7,000円 夫:39万2,000円・手取り年間ボーナ
ハンガーに吊るして長期保管はNG?衣類の正しい手入れ法
クリーニング後のビニールはどうする
日が短くなり、肌寒くなると、そろそろやってくる衣替えの季節。大切な洋服を少しでも長く着るためには、正しいお手入れが欠かせません。衣類を長期間にわたってしまう時は、清潔な状態で保管しないと、久しぶりに袖を通す時に虫に食われて穴が開いていたなんてことも。夏服をしまう前と、冬服を出す時に心得ておきたいことについて、整理収納アドバイザー1級の資格を持つ、衣類収納のスペシャリストに聞きました。
新パワースポット?斬新すぎる岩下の新生姜ミュージアム
栃木の新たな人気スポットは、企業ミュージアム
やさしい辛さとシャキッとした食感が特徴の「岩下の新生姜」。そのミュージアムが栃木県にあるのを知っていますか?前身は、岩下食品が運営する美術館でした。しかし、より多くの人に岩下の新生姜の汎用性や健康効果を感じてもらいたい、との思いから2015年にリニューアル開館。抜群のオリジナリティを備え、パワーアップして帰ってきました。キワモノ扱いされることもあるこの斬新すぎるミュージアムが、最近は新たな人気スポットになっています。
養子縁組の基礎知識、児童相談所と民間事業者の違いとは?
納得いく形で子どもを迎えるために:連載第1回
生みの親が育てられない赤ちゃんや子どもを「わが子」として育てる「特別養子縁組」が注目されています。欧米では一般的な親子の形ですが、日本で特別養子縁組を使って子どもを迎えようとすると、「費用を含め実態が見えづらい」という“壁”にぶつかります。連載では、費用や事業者選びなど、納得のいく形で子どもを迎えるためのノウハウをお伝えします。初回は、特別養子縁組の基礎知識からご紹介します。
たったそれだけ?月1回の「記帳習慣」でお金が貯まる
知らなきゃ損!ラクして得する節約術 その1
「無駄遣いをしているつもりはないのに、なかなか貯まらないのはなぜ?」そんな疑問はありませんか。出ていくお金を減らせば、貯まるお金は増えます。その方法のひとつが「節約」です。でも、常に節約を意識しながら暮らすのは楽しくありませんよね? 今回は全6回で、がんばらずに成果の出る、ラクして得する節約術を紹介していきます。