新着記事
「貯蓄ゼロ」世帯が増える中での投資の考え方
世論調査から考える資産運用とは
日本銀行が事務局を務める金融広報中央委員会のアンケートによると、「金融資産をもっていない」世帯、いわゆる「貯蓄ゼロ」世帯が増えています。貯蓄ゼロ世帯が増えているものの、老後の生活について「心配である」と回答した世帯は8割程度と高水準で推移しており、老後の生活に不安を感じていないわけではないようです。しかしながら、「現在生活設計を立てていないし、今後も立てるつもりはない」との回答がじわりと増加しています。老後に不安があり、資金を積み立てる必要を感じながらも、切迫感に乏しく、金融資産の保有につながる行動には至っていないと考えられます。
ステータスではなく実利で選ぶ!クレジットカード5つの基準
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。クレジットカードについてご相談させてください。私は銀行のキャッシュカードと併用したカードで十分だと思っているのですが、主人が某ブランドのゴールドカードにしたいと言って聞きません。ただ、私には数万円の年会費を払う意味が正直わかりません。ゴールドカードは年会費に見合ったメリットがあるのでしょうか。それともただの見栄でしょうか。クレジットカードの選び方を教えてください。(女性、30代、既婚)
精子の質の見極めとこれからの不妊治療
顕微授精で開ける穴は意外と大きい
前回の「精子の質」の保証が甘い、現状の不妊治療では、「精子学」の第一人者で不妊治療を専門とする黒田インターナショナル メディカル リプロダクション院長の黒田優佳子医師に、今の不妊治療の問題点やリスクについて伺いました。今回は、その改善策として現在黒田さんが実施している正常な精子の選別法について、また不妊治療の今後の展望などについてお話をお聞きします。
「放送は副業」呼ばわり、TBSが直面する株主総会の難題
大株主が保有株の現物配当を要求
6月は3月期決算企業の株主総会が開催される月です。以前に比べれば開催日は分散傾向にあるとはいえ、それでも最終週は多数の会社の総会が集中しています。その中で世間の耳目を集めているのが、6月28日に株主総会を開催する、民放大手のTBSホールディングスです。実は同社、英国籍のファンド、アセット・バリュー・インベスターズ(AVI)から株主提案を受けているのです。TBSは一体どんな要求を突き付けられているのでしょうか。そして、なぜ今回のような事態が起きたのでしょうか。
マイホームの名義変更、贈与税を安く抑える方法はある?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。現在、自宅の住宅ローンが1,000万円ほどあります。購入時に名義の3割を母、7割を私にしました。ローンは私が支払っています。名義をすべて(10割)私に変更したいのですが、贈与税を安くすませる方法はありますか。〈相談者プロフィール〉・女性、55歳、既婚、子どもなし・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・手取りの世帯月収:45万円・毎月の支出目安:35万円
「地獄の沙汰も金次第」の「沙汰」の語源にある経済的話題
お金のことば26:沙汰
「この世の中、お金さえあれば何事も思うがままになる」。そういう意味のことわざに「地獄の沙汰(さた)も金次第」があります。地獄で受ける裁判も金次第で有利になるのだから、この世だってそうだ――との主張ですね。ここで皆さんに質問です。「沙汰」とは何でしょうか?「地獄の沙汰というぐらいだから、沙汰は裁判の意味じゃないの?」と思われるかもしれません。もちろんそれはそれで正解なのですが、ここで問いたいのは「沙汰はどうして裁判という意味なのか?」ということです。そしてもうひとつ、付け加えて問いたいこともあります。常軌を逸した行いを意味する「狂気の沙汰」や、音信がないことを意味する「ご無沙汰」といった成句には、どうして「沙汰」が登場するのでしょうか。これらの成句と裁判はあまり関係ないようにも思えます。今回は、謎の言葉「沙汰」について掘り下げましょう。この記事のテーマは「お金の言葉」。実は沙汰の語源に「経済的な話題」が隠されています。
毎月の収支がトントンの家計から貯蓄資金を捻出する方法
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は高山一恵氏がお答えします。固定費や食費を下げたいのですが、親と同居のためか、なかなか節約できません。車のローンの支払い、保育料、習い事の費用や教育費などを子どもたちの預金口座から切り崩してやりくりしていて、備えのためのお金が貯められていません。家のリフォームに充てるお金を貯めたいのですが、何から手をつけたらいいのでしょうか。アドバイスをお願いします。〈相談者プロフィール〉・女性、35歳 既婚(共働き)、子ども4人・職業:会社員・同居家族:夫、子ども4人、両親、曾祖母・居住形態:持ち家(戸建て)・手取り世帯月収:44万円・毎月の支出目安:44万円
コト消費はもう古い、「夏の消費トレンド」最新テーマは?
早くも「インスタ映え」に疲れが…
商品を所有する満足感ではなく、その商品を通じて得られる体験を購入する「コト消費」。ここ数年で小売りの現場などで頻繁に使われるようになったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。ところが、最近の消費傾向を分析して、この夏のトレンドを予測してみると、コト消費の一歩先を行く、最新の消費トレンドが浮かび上がってきました。新たな消費行動とは一体どんなものなのでしょうか。
フライパン1つで簡単「野菜たっぷりガパオライス」
お家でできるタイ料理レシピ
日差しの強い日が増えてきましたね。そんな日にはピリ辛のスパイシーなタイ料理が食べたい気分。フライパン1つですぐに出来て腹ペコさんたちも大満足の一品です。
国民年金の未納分を後納したら、受給年金はいくら増える?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。年金の知らせが届いて確認したところ、ところどころに「未納」がありました。後納制度があることを知り、払おうと思ったら、半分ほどは期限の10年を過ぎており、払うことができませんでした。この場合、以下のどちらがお得なのでしょうか。(1) 後納が可能な半分ほどの未納分だけ支払う(2) 現状のまま未納でひとつも後納しない簡単に計算できる方法などありましたら、教えてください。(女性 30代 未婚)
15年で資産形成、マイナス金利を活用した不動産投資のコツ
イベントレポート
2018年5月19日に開催されたイベント「不動産投資1DAYスクール2018」。本イベントでは、不動産投資とは何かからはじまり、不動産投資のメリット・デメリット、不動産投資を始める方が増えている理由、さらには買っても良い物件とダメな物件の違いなど、幅広く学べるさまざまなセミナーが開催されました。その中から本記事では、「15年で資産形成。マイナス金利を最大活用した効率的な不動産投資のコツ」と題したセミナーをピックアップ。J.P.RETURNS株式会社取締役 室田雄飛氏が解説した「不動産を持つ時の疑問点」や「マンション経営のメリット・目的」についてご紹介します。
“2人の門出”結婚セレモニー金額をめぐる誤解と現実
データで見る「ジューン・ブライド」
2015年に実施された国の大規模調査(国立社会保障・人口問題研究所:出生動向基本調査)によると、結婚したい未婚男女のうち「もし1年以内に結婚するとしたら、何が一番障害になるか」という質問に、男女とも約4割が「結婚資金」と回答しています。あくまでも1年以内に結婚する場合の一番の障害であり、「結婚のための住居」は別の回答選択肢としてあるため、「結婚資金」には住居資金は含まれていないといえます。ちなみに、男女とも約2割は「結婚のための住居」と回答しています。住居を含まない1年以内の結婚のための障害となる「結婚資金」というと、やはり結婚式や新婚旅行の費用でしょうか。この回答結果からそう考える人も少なくないと思います。そこで、そもそも結婚したい未婚男女の4割もが「すぐに結婚するとしたら一番の障害だ」と思っている「結婚資金」について、リアル・データで検証してみたいと思います。一体、2人の門出のセレモニー金額はいくらなのでしょうか。
明解解説!イタリアがここまでグダグダになった根本理由
なぜ突然の政権交代が起きたのか
ロシアで行われるFIFAワールドカップ。視聴者数では五輪をしのぐ、4年に1度の世界最大のスポーツイベント開催がいよいよ目前に迫りました。世界のサッカーファンにとって残念なのは、過去4度の優勝を誇る強豪国イタリアの予選敗退。本選のピッチで「アズーリ」が躍動する姿を見られなくなることなど、よもや考えもしなかったサポーターも決して少なくないでしょう。一方、金融市場では、イタリアをめぐるもう1つの「想定外」の出来事が、世界の投資家の肝を冷やしました。
輸出関連株が“円高でもあまり売られなかった”理由
株価のベースはやはり「業績」?
株価は為替レートの影響を受けることがよくあります。その中でも輸出関連銘柄は、円安になると買われ、円高になると売られやすいと言われています。そして為替レートが動くたびに、為替感応度の高銘柄が話題になります。5月も前半に円安が進みましたが、後半は円高となり、日経平均株価も下がりました。通常であれば、輸出関連銘柄が一番売られるパターンのはずですが、業種別インデックスを見ると日経平均と同じぐらいの下落率に留まっています。どういうことでしょうか。
実際のところ何するの?青色申告に欠かせない帳簿の作成
フリーランスのための確定申告の基本
前回の「フリーランスになる前に押さえたい青色申告のイロハ」ではフリーランスとして働くなら、青色申告をした方が圧倒的に有利だというお話をしました。青色申告をすると有利な特典を受けることができますが、その代わりに日々の取引を所定の帳簿に記帳し、その記帳に基づいて1年間に生じた所得を計算し、正しい申告をすることが求められます。そこで今回は「青色申告をするぞ!」と決めたフリーランスの方に向けて、「帳簿」や「記帳」についてのお話をしたいと思います。
駐車違反で減点されないことも!?穴のある交通ルール
交通違反、実は「逃げ得」になっている現状
交通ルールは皆が守り、従うのが大前提。一方で、本来は警告だけですむかもしれない軽微な状態で反則金の支払いを迫られたり、そうかと思えば、逆に駐車違反やスピード違反をしても減点や罰金の支払いを免れる抜け道があったり。こうしたことが指摘され、対応の不公平さが問題になっています。交通違反に詳しい交通ジャーナリストの今井亮一さんに取り締まりの現状や問題点について伺いました。
イオンがキリンとタッグ、新生PBビールはどう変わった?
「トップバリュ」の新たな挑戦
「我々が望んでいた姿に、ほぼほぼ近い形になってお届けできました」(イオンリカーの神戸一明社長)大手スーパーのイオンは6月5日、プライベートブランド(PB)のビール系飲料「トップバリュ バーリアル」をリニューアルし、新たに発売しました。バーリアルのリニューアルは今回が4回目。過去3代は韓国メーカーに製造を委託していましたが、今回初めて国内大手のキリンビールに委託先を切り替えました。従来商品に比べて、一体どこがどう変わったのか。そして、そこに秘められたイオンの狙いは何なのか。取材しました。
イタリア政局混乱に見る「市場のストーリー」の脈略のなさ
個人投資家はどう向き合うべき?
5月末、南欧発のリスクオフ(回避)の波がマーケットを揺らしました。欧州の株式市場やユーロが売られたのはもちろん、米国のNYダウ平均も一時500ドルを超える急落となりました。むろん、動揺は日本にも及び、大幅な株安・円高となりました。一体なぜ、金融市場はそこまで揺さぶられたのでしょうか。そして、個人投資家はどう対処すべきだったのでしょうか。検証してみたいと思います。