未開の地だった江戸に入った徳川家康は、まず何から始めたのか
最優先は「塩」と「水」の確保
秀吉の命令で江戸に入った家康。ところが当時の江戸は葦が生い茂る湿地帯で、家臣たちを住まわせる土地にも事欠くありさま。まさに「どうする家康」という状況で最初に取り掛かった大仕事は、絶対に欠かせないライフラインの確保でした。家康以前の「江戸」から近現代の「東京」まで、都市としての変遷をたどった『ビジュアルでわかる江戸・東京の地理と歴史』(鈴木理生・鈴木浩三著)から、「家康の江戸」の始まりを見てみましょう。
「SNS後発企業」が動画で逆転するには?
SNSマーケティングをするなら適切な使い方が必要
今の時代は、SNSを使ったマーケティングが経営において非常に重要ですが、これまで本格的に乗り出してこなかった企業にとっては、若干のハードルがあります。安直にバズってる人・企業の真似をしたところでうまくいきません。そこで、SNSと相性のいい動画を軸として、後発企業でも逆転しうる「SNSマーケティングのやり方」を、『最速で結果を出す「SNS動画マーケティング」実践講座』(天野裕之著)より紹介します。※本記事は上記書籍の内容を一部抜粋のうえ、編集したものです。
「件名」を変えるだけ! スルーされないメールを書くコツ
確実に読んでもらうための工夫4選
ビジネスメールの書き方ひとつで、相手の印象は変わります。その中でも「件名」は、メールが未読のまま削除されることを防ぐためにも重要なポイントです。そこで、手紙コンサルタントの亀井ゆかりさんの新著『短いのに感じがいいメールが悩まず書ける本』から、スルーされないメールの「件名」のつけ方をご紹介します。
「先延ばしグセが直らない人」は何が問題なのか
そのタスク、大きすぎませんか?
苦手な仕事や難易度の高い仕事はどうしても後回しになりがちです。そんな「先延ばしグセ」を克服するための効果的な方法を、あらゆるノート術・メモ術を実践し、『仕事と勉強にすぐに役立つ「ノート術大全」』の著書もある安田修さんに聞きました。
市場そのものの縮小に、中小企業はどう立ち向かうべきか(後編)
中小企業に適した「市場開拓戦略」の組み立て方
前編では、書籍の包装機器メーカーとしてナンバー1となった株式会社ダイワハイテックス(以下、同社)が、縮小する書店市場を前にどのような策をたて、取り組んでいったのかを解説した。後編の今回はその続きとして、大手包装機メーカーがしのぎを削る激戦区である「通販企業向けの発送システム」市場で、いかにして競争に打ち勝っていったのかを解説する。※本記事の前編はこちら※本記事は『ランチェスター戦略 〈圧倒的に勝つ〉経営』(福永雅文著、以下同書)より一部を抜粋・編集したものです。
市場そのものの縮小に、中小企業はどう立ち向かうべきか(前編)
ランチェスター戦略の先にある、企業の生存戦略
中小企業向けの生存戦略として知られる「ランチェスター戦略」。「限られた領域における圧倒的なナンバー1の地位を確立する」というものだが、社会や市況の変化により、その領域そのものが縮小・消滅してしまうとなれば、ナンバー1企業と言えどもひとたまりもない。では、そうした企業が生き残るにはどうすればよいのか。本記事では、書籍の包装機器メーカーとしてナンバー1となった株式会社ダイワハイテックス(以下、同社)を事例とし、縮小する書店市場を前にどのような対策をとり生き残りを図ったのかについて解説する。※本記事は『ランチェスター戦略 〈圧倒的に勝つ〉経営』(福永雅文著)より一部を抜粋・編集したものです。
コロナ禍で急増!? 日本に広がる“うつっぽい”人
うつ専門カウンセラーが教えるメンタル不調者への寄り添い方・接し方
マスク、行動制限、リモートワーク、Zoom会議……新型コロナウイルス(以下、コロナ)の影響で大きく変わった私たちの日常生活。変化に対応するには、これまでの価値観を見直したり、仕組みや習慣を変えざるを得ませんが、それは思った以上に心身の負担となっており、いま日本では多くの人が“うつっぽい症状”に悩まされています。しかしその一方で、現状に苦痛など感じない人も同じくらいいるため、メンタル不調者との間に理解の乖離が生まれ、症状の悪化につながることも……。もし、家族や友人、大切な人が「うつ」になったとき、あなたならどうしますか? 新刊『家族が「うつ」になって、不安なときに読む本』を上梓した、うつ専門カウンセラーの前田理香氏が、メンタル不調者への寄り添い方をお教えします。
「物価変動」の原因は経済指標が教えてくれる
原油価格から物価の動きを先読む技術
毎日のように目にする値上げのニュース。その値上げの原因の一端に原油価格の高騰がありますが、原油の価格の決め方や私たちの生活への影響の大きさなどは意外と知られていません。国内外64の経済指標を網羅した、経済アナリストの森永康平さんの新著『経済指標 読み方がわかる事典』から、原油価格が私たちの生活に及ぼす影響と、実際に原油価格を確認するための経済指標の読み方を紹介します。
16歳の当事者と専門家に聞く「感覚過敏とは何か?」
多様な感じ方について社会全体で知ってほしい
「感覚過敏」という言葉を知っていますか?感覚過敏とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの諸感覚が過敏になっていて日常生活に困難さがある状態 をいいます。感覚過敏は、病名ではなく症状です。そのため、診断名があるわけでもなく、治療方法があるわけでもありません。感覚過敏の当事者であり、16歳の現役高校生の加藤路瑛さんは、この度『感覚過敏の僕が感じる世界』を上梓しました。加藤さんは、感覚過敏に関する悩みを解決するための会社やコミュニティを自ら運営しています。ここでは、感覚過敏に対する基本的な質問について、加藤さんと専門家の小川修史先生(兵庫教育大学准教授)にお答えいただきました。※本稿は『感覚過敏の僕が感じる世界』から一部を抜粋し、再編集しています
「特殊な市場」と化した日本市場に残された、外国人投資家の関心
「成長が見込めない日本」が買われるには?
今年3月には一時24000円台まで下落した日経平均も今(22年8月25日時点)は28000円台と、数字上は回復しつつあります。一方、日本市場に大きな影響力を持つ海外の機関投資家の間ではここ数年で日本株担当チームの解散や国内拠点の閉鎖が進み、今や「ディープ・バリュー投資家かアクティビスト・ファンドしか投資しない、特殊な株式市場」とみなされるなど、長期的にみれば決して先行きが明るいとはいえません。いうなれば「日本市場は逆風下にある」とも言えますが、そうした状況で外国人投資家の関心をひく要素として何があるのか。『日本株を動かす 外国人投資家の思考法と投資戦略』(菊地正俊著、以下同書)のなかから2点、ピックアップしてみてみましょう。※本記事は同書の内容を抜粋し、編集したものです※本記事掲載にあたり、同書が執筆された22年7月から状況が変わった点について「編注」として補足をしています
「スパルタ式指導はもう古い」は本当か?──帝京高校野球部・前田名誉監督の葛藤
「正しい厳しさ」と「誤った自主性」
「スパルタ式は時代にそぐわない、選手の自主性を尊重して指導すべきだ」「しかし、結果を出すにはやはりハードな練習で鍛えなければ」──学生スポーツの指導者に共通する葛藤を、高校野球の名将として知られる帝京高校・前田三夫名誉監督も抱えていました。長年の指導経験から得た、前田監督の結論とは? 著書『いいところをどんどん伸ばす』で明かしています。(写真:上野裕二)
だらだら仕事してしまう人ほど「締め切り」を設定しよう
時間に余裕があると、人は本気にならない
「文章を書くことがストレスです」「文章を書くことが苦手で……」「文章を書くのに時間がかかります」そんな「文章アレルギー」の人は多いのではないでしょうか? しかし、文章を書けるかどうかは、仕事の成果や周囲の評価に大きく関わります。そんな文章に関する「困った」にやさしく応えてくれるのが、『そもそも文章ってどう書けばいいんですか?』を著書にもつ、山口拓朗さんです。この連載では、これまでライターとして3000件以上の取材・インタビューを経験した中から導き出した、「書くことが嫌い」を「書くことが好き」へと変える、文章作成のコツを教えてもらいます。
世界史とは何か。世界を知るとはどういうことか
「19世紀」でわかる世界史講義
私たちが知っている「世界史」は、西欧が中心となったひとつの歴史観に過ぎない。私たちは、世界がどう動いているかを、固定観念や断片的な情報に惑わされずに、自分の頭で理解するよう努めなければならない──。日本を代表するマルクス研究者の的場昭弘教授が、新著に込めたねらいを語ります。
従業員の個性を育てる「シンプル接客」5つのルール
「安全・正確・スピーディー・感じよく・作業効率」だけでいい
「すべてのお客様を満足させる接客」の実現は難しいものです。時代とともにお客様の要望も変化し、それにより現場での「接客マニュアル」も変化していかないといけません。『普通なのにまた行きたくなる「すごい接客」』の著者であり、30年以上も第一線で活躍する接客のベテラン講師・筒木幸枝さんは「マニュアルは従業員を管理するものではなく、個性を活かすものへシフトすべき」と語ります。新しい時代の接客マニュアルについて詳しくお話をうかがいました。
「天気」が投資対象になる?デリバティブの世界
一般にはなじみが薄いけど、実は貴重な情報源に
一般に投資というと国内外の株やFX、債券、不動産投資などを思い浮かべる人が大多数だと思いますが、実際には原油、農産物などの商品、金やプラチナといった貴金属、果ては天気まで実にさまざまな投資対象が存在します。こうしたものは金融派生商品、またの名をデリバティブと呼ばれます。これらは、買って値上がりを待つだけではなく、価格が下がることや「売買する権利」そのものに投資できるほか、気象条件によって発生する金銭的な損得についてあらかじめ取引したりすることもできます。本記事では、こうした「デリバティブとは何なのか」という疑問や、どうして天気が投資対象になるのかといった、ごく基本的な部分について解説します。
「文系・理系」を死語にする、激変する数学教育とは?
大学受験面からみる、変わる数学教育
いま、中高の数学教育が激変しています。たとえば幾何の立体を学ぶ単元では3Dプリンタを用いたり、生徒同士のディスカッションや探求を深める「教えない数学の授業」を取り入れている学校もあります。それと時を同じくして、早稲田大学の看板でもある政経学部など、文系でも数学を必須とする私立大学が増えはじめたことにより、「私文(私立文系)なら数学を捨てられる」といった受験戦略が崩壊しました。ここでは、激変する数学教育の今を追った宮本さおり氏のルポ『データサイエンスが求める「新しい数学力」』より、大学受験にまつわる箇所をピックアップして紹介します。
大量の情報が飛び交う中「理解したつもり」から抜け出す3つの思考法
「自分がわかっていない」ことを知るのもまた理解
インターネットやSNSで情報が過多にあふれる現代においては、それらの真偽を見定め、正しく理解することが求められるようになりました。情報を「理解する」とは、具体的にはどういった状態を指すのでしょうか? 『1%の本質を最速でつかむ「理解力」』を上梓した山口拓朗さんに、情報を正しく理解する思考のプロセスについてお聞きしました。※本稿は『1%の本質を最速でつかむ「理解力」』の一部を抜粋し、再編集しています。
二郎系と町中華、儲かるのはどっち?ラーメン屋会計士に聞く「商売のからくり」
なぜ生き残っていけるのか
どこの商店街にもある老舗の町中華。行列ができるわけでもなく、グルメサイトのスコアが高いわけでもないのに、もう何十年もそこで営業し続けている。飲食店業界の激しい競争の中で、なぜ生き残っていけるのでしょうか。それは、町中華には町中華ならではの「強み」があるからです。公認会計士・税理士兼「ドラゴンラーメン」(八戸市)店主の石動龍氏が、「業態別・ラーメン屋の儲けのからくり」を解説します。※本稿は『会計の基本と儲け方はラーメン屋が教えてくれる』の一部を再編集しています。