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7月豪雨被災地に6億円以上、返礼品なしの”支援型”ふるさと納税が寄付文化を根付かせる?
コロナ支援に1か月で2億円集まる
地方の新鮮な農産物や珍しい加工品が「返礼品」として届くふるさと納税。寄付額のほとんどは税金として還付されるお得な制度で、毎年の返礼品を楽しみにしている方も多いと思います。一方、ここ数年で広がっているのが、地震や豪雨などで被災した自治体に、返礼品を求めずにふるさと納税をする動きです。九州を中心に大きな被害を出した7月初旬の豪雨では、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」、「ふるさとチョイス」合わせて6億円以上の寄付が集まりました。最近では、新型コロナウイルス感染症の治療にあたる医療従事者を支援する寄付も広がっています。
世界経済「史上最大のV字回復」へ向かうが、日本は出遅れ懸念
「Withコロナ」でどう経済と両立
新型コロナウイルスの感染拡大ペースの鈍化を受け、各国で徐々に経済活動が再開されています。感染再拡大を防ぐ規制が完全には撤廃されない中、経済はV字型でなくL字型の弱い回復にとどまるとの見方が一般的です。しかし、実際の経済データは各国でL字型でなくV字型の回復を見せています。感染拡大が最初に始まった中国では、4〜6月期の実質GDP成長率が季節調整済み前期比+11.5%と、統計開始以来過去最大の伸びとなりました。水準で見ると1〜3月期の落ち込み(同▲10.0%)をわずか1期で全戻しするV字回復となっています。
40歳社会人大学院生「目指す仕事に転職したいが学費と転職後給料ダウンで老後が心配」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、40歳会社員の男性。心理系の職業への転職を目指し、現在大学院で勉強中とのことですが、学費と転職後の給料ダウンで老後が心配だそうです。FPの横山光昭氏がお答えします。40歳、独身男性です。会社員をしながら、通信制の大学院で心理学の勉強をしています。将来的には転職し、新しい仕事で成功したいと思っています。大学院は2年で卒業で、学費は年間100万円ほどかかります。昨年分も、今年の分も、貯金から一括で支払いました。そのため、現在の貯金は230万円ほどに減っています。仕方がないと思うのですが、先日、40歳の誕生日を迎えたことを同僚と話していると、「初老に入ったな」といわれました。その時から急に、老後資金が足りるのかと不安になりました。学費で使ったとはいえ、貯金があまりに少ないと思うのです。あと半年ほどで卒業なので、今後学費はかかりません。ですが、転職するとなると初めての職種になるので給料は安くなるでしょうし、今以上に減ってしまう可能性があると思っています
コロナ禍でも「夏枯れ」到来、今年前半の相場を振り返る
8月以降も個別銘柄は荒い値動きが続く?
新型コロナウイルスの大流行により、株式市場は年初から値動きの激しい動きが続きました。日経平均株価は3月に16,000円台をつけるなど大暴落しましたが、その後、世界的な大規模金融緩和を背景に急速に回復。一時23,000円台を付けるまでに値を戻し、現在は22,500円付近でレンジ相場を形成しています。個別銘柄を見ると、ソニー(6758)、ソフトバンクグループ(9984)が約20年ぶりの高値を更新するなど、日本を代表する大型株にも資金の流入が見られています。この相場の勢いは夏以降も続くのでしょうか?
47歳でセミリタイアを実現、人生を好転させた「ある出会い」とは?
【特別編】引退直前の心境を明かす
今回は普段の「1つのテーマに関してお金・キャリアについていかに考えるか」ということではなく、【特別編】として、「人生全般に関するお金・キャリアについて」を考えてみます。
コロナ禍で「わさびチューブ」が世界進出?油脂・調味料業界で成長が見込まれる2社
“そうざいの素”は多国籍化
当経済研究所では、高付加価値化と多様化で成長が見込まれる油脂・調味料業界に注目しています。女性の社会進出など社会構造の変化に加え、新型コロナウイルスによる“巣ごもり需要”で、忙しくてもできる「時短」調理や、外食のメニューを家庭でも手軽に楽しむ「簡便」調理のニーズが高まり、市場成長をけん引すると考えています。この分野で注目すべき企業について考えてみます。
テレワークが当たり前の時代、「オンラインで成果を出す」チームの作り方
コミュニケーション効率化のコツ
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大により、私たちの働き方は大きな変化を余儀なくされています。緊急事態宣言が解除され、一時は収束に向かうと思われたのも束の間、再び感染拡大する懸念が生じています。そして、コロナ禍において、物理的な接触が困難になり、テレワークを推進する企業も多くなってきました。今後、コロナが収束(終息)したとしても、「新しい生活様式」の中で引き続きオンラインでのコミュニケーションは不可欠なものになるでしょう。
ナスダック最高値、市場の関心は米大統領選へ。日本株はどう動く?
7月、世界的に株価は好調
7月、世界の株式市場は総じて株価は良好な推移を辿りました。世界各地で新型コロナの感染が再拡大する傾向をみせましたが、市場心理が極端に悲観に傾くことはありませんでした。米国ではナスダック総合指数が最高値を更新し、中国では上海総合指数が一時はおよそ2 年半ぶりの高値を付けるなど、むしろ、一部で投資家マインドは好転に向かったかたちです。
「勝ち組」「負け組」の差が拡大?1Q決算発表の注目ポイント
試される経営力
まもなく3月決算の日本企業の第1四半期(4月〜6月)決算発表が本格化します。今年の第1四半期決算はいつもより注目度の高い特別な決算発表です。その理由はやはり新型コロナウイルスです。4月、5月はまさに日本が緊急事態宣言のなか不要不急の移動の自粛が求められ、経済活動が完全に止まっていた時期でした。当然企業の業績が良いはずもなく、かなりの減益になることが見込まれます。
「ディズニー再開」で舞浜エリアの人出は戻ったのか、ビッグデータで分析
コロナはどう影響している?
新型コロナウイルスの影響で、2月末から約4ヵ月にわたり臨時休園していた東京ディズニーリゾートが7月1日から営業を再開しています。休園期間中は、同施設の最寄り駅であるJR舞浜駅を訪れた人が「土曜日というのがウソみたいな閑散ぶり」「普段はめっちゃ人がいる舞浜駅がスッカスカ」などとSNSに投稿していましたが、営業再開後はどれほど人出が戻ったのでしょうか。また、訪れる人の属性はどのように変化したのか、スマホユーザーの匿名位置情報ビッグデータから分析します。
空売りで大損も…相場で大ケガしないために注意すべきこと
人の振り見て我が振り直せ
「緊急事態宣言」解除後、テーマパークや商業施設などは営業を再開しました。株式市場では再開を素直に好感する動きも一部では見られたものの、足もとの新型コロナウイルス感染者数の増加が止まらないなか、再度の「緊急事態宣言」発出の懸念もあって上値も重いようです。しかし、ここまでは株価も右肩上がりがほとんどだったので、新たに株式投資を始めた人は大いに利益が出ていると思います。ただ、5月以降は株式市場では選別化や二極化といわれる現象で、株価の上昇にも優劣が見られました。面白いことに、「売りが多い銘柄」に大きく価格上昇するものが見られたのです。
営業再開も経営はギリギリ、ベルリンの映画館の「生き残り策」
現地の映画館からレポート
ベルリンの映画館が7月2日に営業を再開しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休業を余儀なくされてから、109日ぶりの営業再開です。街中の映画館も、再開に伴い装いをあらたにしました。例えば、東ドイツ時代からあるキノ・インターナツィオナール。営業再開に備えて6月下旬頃から準備が始まり、3ヵ月間掛ったままになっていたバナーが掛け替えられ、新作のポスターが貼り出されました。映画館の営業再開に際しては、喜びの声が上がる一方で、地元紙ベルリーナー・モーゲンポストは「チケットは簡単に手に入るのか?」「衛生面の配慮は十分なのか?」「そもそも密室に来る観客はいるのか?」などの不安の声も伝えました。
読書を通じて思考力を高めるには、どう読めばいいのか?
『「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術』(木山泰嗣著)より
「本を読むことで頭がよくなる」と昔からいわれますが、それも読み方次第。本の種類にもよりますが、別々の人が同じ本を読んでも・読んだ後に何の知見も感情も残らない・知識として新たな言葉を知る(でも、それだけに留まる)・思考を巡らせ、新たな見解が生まれるなど、結果として残るものはさまざまです。もちろん「単に時間をつぶしたかっただけ」など、読む目的によっては何も残らなくても問題ない場合があります。ですが、もし知見を得たり、あるいは思考を深めたいと思って本を手に取るなら、効果の高い読み方をしたいもの。そのワザの一部を『「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術』(木山泰嗣著、以下本書)の内容を引き合いにしつつ、見てみましょう。
タイ航空破綻!コロナ禍で瀕死状態、東南アジア・フラッグキャリアの行く末は
ガルーダやベトナム航空も
世界中で新型コロナウイルスの「第2波」「第3波」が押し寄せ、一向に出口が見えない中、東南アジアの航空会社が悲鳴を上げています。5月19日に、タイ政府は51%の株式を保有する(当時)タイ国際航空に対する支援を見送り、同社の事実上の経営破綻が確定しました。今年に入り、オーストラリアの航空大手のヴァージン・オーストラリアなど世界の航空会社が破綻に追い込まれていますが、ナショナルフラッグキャリアの破綻は同社が初めてでした。
「金」ってそもそも買った方がいいの?最近、金価格が上昇している理由
国内金価格が過去最高値【前半】
国内金価格が過去最高値を更新し続けています。これまでの推移を振り返ると、1980年1月に1グラム=6,495円の高値をつけた後、長期低迷して1999年9月に917円まで下がりました。それが今や6,800円台。なぜ、ここまで金価格は上がってきたのでしょうか。今回はその背景について、そして次回は個人が最もやりやすい金投資の方法について考えてみたいと思います。
慢性患者3億人の中国で生まれた「P2Pがん保障」は何がスゴイのか
アリババ「相互宝」の挑戦
仲間どうしで少額を出し合い、お互い助け合うことで成立する「P2P(ピア・ツー・ピア)互助」。長い歴史をもつ相互扶助の仕組みは、ITの進展によりその限界を突破しようとしています。これまで課題となっていたのが、高齢者、慢性疾患などリスクが高い人が加入できる保険商品が少なかった点です。本来なら一番サポートを必要とする人に対して、どのような保障を提供するのか。中国のアリババ・グループが発表した、慢性病患者が加入可能なP2Pがん保障を取り上げます。
市場規模は760兆円。ウィズコロナ時代に拡大する「Society5.0」とは?
経済発展と社会貢献を同時に実現
新型コロナウイルスの感染を予防するため、日常的に行動制限が加わる「ウィズコロナ」時代、日本でも、オンラインショッピングやテレワーク、オンライン授業、遠隔医療などテクノロジーを活用したサービスが一気に広がっています。今回は、ウィズコロナで加速する「Society5.0(ソサイエティ5.0)」について、解説したいと思います。
今の相場は高値?投資を始めるタイミングはいつなのか
思い立ったが吉日
新型コロナウイルスの累計感染者数が世界で1,300万人を超えました。新規感染者数を見ると、インドがブラジルを抜いて世界2番目になったほか、南アフリカも新規感染者数が1万人を超えるなど、感染拡大の場所が新興国に移っています。しかし、米国でも感染者数は増え続け、日本でも東京都内での新規感染者数が連日200人を超えるなど、先進各国では第二波への警戒が続きます。このような状況下でも株式市場は堅調で、一部では「コロナバブル」という言葉を耳にしますが、バブルなのだったら今から投資を始めるのは危ないような気がするかもしれません。投資を始めるタイミングはいつが適切なのでしょうか?