Brief Weekly Market Report
経済アナリスト・三井智映子氏が、毎週のマーケット動向を、わかりやすく解説していきます。
不二家の株価は右肩上がり!Snow Man関連銘柄から考える“推し活投資”の経済効果
「推しに投資したい」人が急増中
「推し」という言葉が世の中に広まっています。アニメや漫画、ゲームのキャラクターや、アイドル、有名人など好きな人物を応援する活動のことを「推し活」 といいます。株式投資の世界でも、有名な経済学者であるケインズが、株式投資を新聞投票で美人を選ぶ方法にたとえた「株式投資は美人投票」と言う言葉があります。この言葉自体は令和の考え方にはフィットしない“ルッキズム”と言えるかもしれませんが、人気のあるところに投資のチャンスがあると考えると、年々大きくなる推し活の経済効果は投資をする上で着目しても良いのではと思います。しかも、企業に投資をすることが推しの応援にもつながるかもしれませんし、投資の入り口になるかもしれません。
積み立て投資でリターンを最大化したいなら…“経費率の低い”投資信託はコレ!
オルカン・S&P・ナスダック・インドの低コストファンド
新NISAでは、投資信託に積み立てて長期投資を目指している方も多いと思います。長期投資では、経費率(運用管理費)が低いファンド(投資信託)を選ぶことでより投資リターンを高めることができます。同じ指数に連動する投資成果を目指すファンドであれば、経費率を重視することが重要です。今回は新NISAで人気のある投資先である「オルカン(オールカントリー)」「S&P 500」「ナスダック100」「インド」について、経費率が最安水準のファンドを紹介します。※運用管理費は年率・税込で表記しています。
この夏投資家が押さえておくべきイベントと恩恵を受けそうな銘柄は?
“夏枯れ相場” の注意点も
今回は株式投資をする上で重要なこの夏注目のイベントと、投資に与える影響について紹介します。また、夏の相場格言でも有名な“夏枯れ相場”で考慮すべき流動性などについても解説します。
【新NISA対象】成長が止まらないインドに投資できる投資信託とETF3選
投資する際の注意点も
新NISAでも注目を浴びているインド株の投資信託やETF。2024年上半期は高いパフォーマンスを示しました。インドは昨年中国を抜き、世界1番目に多い人口を抱える国となりました。所得水準の上昇や中間所得者層の増大は継続する見通しで、世界最大の消費地になるとの期待も。世界が分断されていく懸念もあるなかで日本、米国のほかにインドにも少しずつ投資をしていくのも大事かもしれないと思っています。今回はインドへの長期投資や、インドのETF、投資信託を活用することのメリットや具体的な商品についてお伝えいたします。
過去最高値のTOPIXに影響!長期保有で高リターンを狙う“バリュー株”投資って?
見分け方や戦略を紹介
今週、2024年7月4日は歴史的な日となりました。TOPIXが34年半ぶりに過去最高値を更新したのです。日経平均も終値ベースの過去最高値を上回りました。この背景には、日本経済の回復や企業の業績改善、グローバル経済の安定などが影響しています。今回は、TOPIXへの投資のメリットと、TOPIXに大きな影響を与える“バリュー株”の投資戦略を紹介します。
オルカンより“上”を狙える?6月リリースの注目のETFと投資信託3選
新NISA【成長投資枠】で購入できる
新NISA制度は従来に比べより多様な投資戦略を実現することが可能になっており、オールカントリー(オルカン)やS&P 500といった人気の高い投資信託やETFは引き続き注目されていますが、特に成長投資枠を活用した新たな投資信託やETFに目を向ける動きが広がっています。
短・中期で結果を出したいなら…【新NISA】成長投資枠の銘柄選びは参入障壁の高い7業界に注目!
バフェットの投資の鍵“Moat”とは
新NISAで投資をされている方には、長期投資を想定されている方が多いと思います。そのような中、お子さんの学費や住宅購入の頭金など、数年単位での投資を考えている方や、すでにリタイヤをされていてあまり投資に時間をかけるつもりはない方もいらっしゃるようです。今回は、NISAの成長投資枠で、長期だけでなく、短・中期的に銘柄を探すためのアイディアの一つとなる「Moat(モート)」について紹介します。
米国の次に来るのは?グローバルな投資チャンスを見つける世界の株価指数6選
毎日チェックしたい株価指数リストも紹介
株式投資において、アメリカの株価指数をチェックすることは重要です。前回はアメリカの株価指数についてお伝えしましたが、アメリカ以外の株価指数を追うことも同様に重要です。グローバルな視点を持つことで、より包括的でバランスの取れた投資戦略を立てることができます。地域分散投資にもつながりますし、アメリカ以外の株価指数をチェックすることで、新たな投資機会を見つけることもできるのではないでしょうか。
【5つの株価指数】でアメリカ市場に強くなる!特徴や構成銘柄を金融アナリストが解説
株価指数は市場の健康状態を示すバロメーター
株式投資をする際には市場の動向を理解し、適切なタイミングで投資判断を行うことが重要です。特にアメリカの株価指数は、世界経済の中心として重要な指標であり、毎日チェックすることで知見が溜まっていくなどメリットがあります。株価指数とは、複数の銘柄の株価を計算式によって数値化したもので、市場の値動きを把握するのに役に立ちます。市場全体の健康状態を示すバロメーターです。これらの指数をチェックすることで、アメリカ経済の現状やトレンドを把握することができます。具体的なアメリカの主要株価指数について詳しく見ていきましょう。
【累進配当】企業が増加中!配当収入を得たいならチェックすべき「日経累進配当指数」
導入する企業はこれから増える?
株式投資で安定した収益を得たいと考える投資家にとって、インカムゲイン(配当収入)は非常に魅力的です。大和総研によると2023 年度に配当方針等を変更した企業は過去 5年間で最も多くなっている模様で、JPモルガン証券によると、2〜3月に決算期を迎える東証株価指数(TOPIX)構成企業の2023年度の年間配当総額は16兆円を超えているとのことです。そのような中、配当金を毎年増やし続ける“累進配当”を導入する企業が増加していることはご存知でしたか?今回は、インカムゲインを狙うなら累進配当が魅力的な選択肢となりうることについて、そして累進配当を考慮して投資先を選ぶ際に役立つ「日経累進配当指数」について解説します。
資産形成と社会貢献が同時に叶う【サステナブル投資】を始めるには?
指数とETFも紹介
今回はサステナブル投資(ESG投資)の意義について紹介したいと思います。今日、私たちの経済活動は地球環境に大きな影響を与えています。気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇など、多くの環境問題が私たちの未来に暗い影を落としています。そこで、投資の世界で注目されているのが「サステナブル投資」です。「Environment=環境」「Social=社会」「Governance=企業統治」の頭文字を取ってESG投資とも呼ばれます。
日本株は中長期的に上昇へ?今、国内投資家が日本株に投資するメリットを金融アナリストが解説
リスクも把握しておこう
SNSなどで日本株の先行きが明るいとの話が増えているようです。日経平均は何年後に7万円、10万円…という話もあり、ご質問も増えています。“ホームカントリー・バイアス”という言葉がありますが、ポートフォリオのなかで自分の国の資産や市場への投資を厚くする傾向が人にはあるようです。日本人が投資を考える時に、今は新NISAでオルカンや米国が人気ではありますが、次の投資として個別株をやるなら?と考えると、日本株を連想するのは自然なことと言えそうです。今回は国内投資家が日本株に投資をするメリットについて、また日本株の今後の上昇の可能性についてお伝えしたいと思います。
長期投資と短期トレード、あなたはどっち向き?成功に必要な資質を紹介
取引の特徴も詳しく解説
厚生労働省が9日に発表した3月の毎月勤労統計調査では1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.5%減の24カ月連続の減少となっています。24カ月連続での実質賃金のマイナスはリーマンショック前後の記録を超えており、1991年以降の記録で過去最長を更新しています。実質賃金は労働者が実際に受け取った給与である名目賃金から物価変動の影響を差し引いて算出した指数で、つまり私たちがお給料でどのくらいのものが買えるのかというのを表しています。それが減少し続けているということは生活が苦しくなるということです。今後もインフレが続くと考えられるなかで投資などの資産形成、自分の生活を守るためのお金を自分で考えていかねばならないといえるでしょう。
円相場が急騰したのは為替介入のため?仕組みと目的を金融アナリストが解説
過去の介入例も紹介
29日は昭和の日。祝日なので東京市場は休場でした。そんな日に日銀の為替介入と見られる動きがあったことはご存知でしょうか?今回は為替介入とは何なのかについて簡単に解説をしたいと思います。
【新NISA】を始める人・見直したい人へ!金融アナリストが教える投資戦略の立て方や投資信託の選び方
投資を始める3ステップ
今日からゴールデンウィークですね!忙しくてまだ新NISAを始められていない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?また、とりあえず始めてみたものの、「買っている商品や金額はこのままでいいのかなぁ」と悩んでいる方もいらっしゃるようです。ゴールデンウィークは投資の世界に足を踏み入れるチャンスでもあり、投資戦略を見直すタイミングにもなるのではないでしょうか。この休暇を有効活用して投資に関する知識を深めることで、将来の資産形成につなげることができるでしょう。今回の記事ではこの機会に改めて始める&見直していただきたい、投資初心者が新NISAを活用して、資産形成につなげる方法を解説します。
株価への影響もチェック!この春に株主優待を新設や拡充した企業は?
株主優待を調べる際のポイントも紹介
株主優待を皆様は重視されますか?株主優待目当てで投資されている方、もらえるならもらいたいという方、優待よりは配当が良いという方、優待への考え方も様々だと思います。NISA(少額投資非課税制度)が拡充したこともあり、優待に興味のある投資家を取り込みたいという狙いや株主還元、企業をもっとよく知ってほしいという意図から、優待を新設する企業も増えています。その一方で、廃止している企業もあるので、それぞれの企業の考え方によるといえます。
この春新登場!金融アナリストが注目するETFと投資信託3選
各社が次々とリリース!
2024年に新NISAがスタートし、各社が次々と魅力的でユニークな投資信託やETFをリリースしています。またコスト面でも熾烈な争いが起こっているようです。投資家としては良い選択肢が増えていくのはありがたいことですね。今回はこの春に新規上場、新規設定されるETFや投資信託で皆様にぜひ知っていただきたい商品を3つご紹介いたします。
金融アナリストが教える!新年度から始める資産形成のスタートアップガイド
安定した利益を出すための基礎知識
新年度がスタートしましたね!新たなことにトライされる方も多いのではないでしょうか。また将来を見据えてこの機会に投資を含む資産形成のスタートを切る方もいらっしゃるかもしれません。大学生でも新NISAが活用できることもあり学生投資家も増えているようです。今回は少額から始められる投資による資産形成の方法や投資の基本、将来のための準備などを紹介します。投資初心者が長期的に安定したパフォーマンスを出すための投資方法として、まず、「定期積立投資とドルコスト平均法」と「インデックスファンドへの投資」という方法が挙げられます。