一時金、年金、併用…iDeCoはどのように受け取るのが正解か? 出口戦略をお金のプロが解説
退職金と同タイミングで受け取るときは要注意
iDeCoはいつから始めればいいのかというと、いつでもOKです。長期の積み立てになるので、始める時期はそれほど気にする必要はありません。しかし、早いに越したことはありません。なぜなら早く始めれば、より長期で積み立てることができ、その分金額も多くなるからです。では、iDeCoの受け取りは、どうすればいいのでしょうか?iDeCoは、60歳から75歳までの間に受け取ることができ、「一時金」「年金」「一時金と年金の併用」の3つの受け取り方から選ぶことができます。つまり、タイミングや受け取り方法を自分で選択できるのです。では、受け取るタイミングと受け取り方は、どう選べばもっとも有利になるのでしょうか?今回は、iDeCoの出口戦略、受け取り方について解説をしてみましょう。
節税のため年内に確認しておきたい9項目を税理士が解説、年末調整後も確定申告で受けられる控除は?
今年の節税、今年のうちに
ふるさと納税や年末調整などを行なったせいか、年末近くになると慌ててお金の勉強をし始める方が増えます。私のオンラインセミナーにも「お金の知識を年内につけたい」と駆け込んで来られる方が増えました。ただでさえ忙しい年末になって慌てるなんて、なんて……嘆かわしい!とは言ったものの、年明けよりも年内に動いておいた方がよいことが多いのは事実です。今回は、節税のため年内にやっておくべきことについて、お笑い芸人で本物の税理士である税理士りーなが、楽しく解説します。
もしも金融機関が破綻したら…財形貯蓄・企業型DC・iDeCo利用者は要注意。見落としがちなペイオフ対策
資産運用と同じくペイオフ対策は重要
金融機関が破綻した場合、定期預金や普通預金などは一定額の保護があることはご存じの人も多いことかと思います。では、財形貯蓄や確定拠出年金などの制度で定期預金などを利用しているケースはどのような扱いになるのでしょうか。特に50代後半からリタイア前後の期間は人生で一番お金を持っている時期かもしれません。しっかりとペイオフ対策を行なっておきたいところです。
加入しすぎた保険はどう見直すべき?覚えておきたい社会保障制度をFPが解説
金融庁が公的保険を解説するサイトを開設
会社員の橘恵美さん(仮名・33歳)は、1年ほど前に「病気やケガで仕事ができなくなったらどうしよう」「大病をして医療費がたくさんかかったらどうしよう」と、さまざまな心配をするあまり、保険ショップに相談に行き、定期の死亡保険、医療保険、就業不能保険と複数の保険に加入しました。貯蓄性の保険も勧められましたが、保険料が高かったので諦めたそうです。その結果、毎月の保険料負担が大きく、老後に備えての貯蓄ができず、ますます不安が大きくなっているというのです。つみたてNISAも開設してはいるけど、投資に回す余裕がなく、中身はからっぽだそう。新しいNISA制度が議論される中で、「本当にこれで良いのだろうか?」と、恵美さんはファイナンシャルプランナーの私のところにご相談にこられました。
会社を辞める時に企業型DCはどうなる?「DC難民」にならないために必要な手続きをFPが解説
転職を考えたら資産を守るためにすべきこと
転職が珍しくなくなった今、転職時に企業型DCがどうなるのかを知っておくことはとても重要です。なにも知らずに放置すると自分自身が不利益を被るので、今回はその手続きについて詳しく解説します。
2022年改正でますます便利になったiDeCo!3つの改正点と企業型DC加入者がiDeCo併用する場合の注意点
マッチング拠出かiDeCo併用、どっちを選ぶべきか
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、節税しながら老後資金を用意できるお得な制度。税制優遇の恩恵を受けながら、長期積立投資制度ができる制度として「つみたてNISA」とともに、利用者も年々増え続けており、注目されています。2022年の4月・5月・10月とiDeCoの制度が大きく改正され、ますます使いやすくなりました。今回は、iDeCoの3つの改正点と企業型DC加入者がiDeCoを併用する場合の注意点を解説します。
112万人の資産が目減り…企業型DC、転退職時に放置して起きるデメリットとは?必要な年金の手続きをFPが解説
放置年金があるかの確認方法
転職や退職をする際に、企業型確定拠出年金(企業型DC)を「持ち運び」できることを知らず、放置されている年金資産が2021年度末で約2,600億円に上っているという報道があり、気になっている方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、転職の際に必要な企業型DCの移管手続きや、放置されている年金資産があった場合の対処法などをお伝えします。
元本確保型を選んで塩漬けのiDeCo、運用商品はどう変更すればよいのか?
運用商品変更で覚えておきたい2つの技
iDeCoをはじめてみたものの、どの商品を選べばよいか分からずそのままになっている、あるいは、結局なじみのある元本確保型商品にして放置している、という方は少なくないのではないでしょうか?今回は、その後の手続きについて具体的に解説します。
S&P 500、知っておきたい構成銘柄と注意点−−円安の資産防衛手段になるのか
バフェットも魅力があると考えている!?
S&P 500に関連する投資信託やETFに投資されている方、または投資を検討されている方は、日本にも多くいると思います。ではS&P 500が、どのような指数なのかご存知でしょうか?アメリカの500銘柄に分散投資している……というくらいでしたら、もう少し知っておくと投資の役に立つかもしれません。
44歳独身「貯金が少ない。このまま地道に貯金か、投資で増やすべきか迷っている」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、44歳、病院勤務の男性。老後資金を準備するために、このまま貯金でコツコツ貯めていくか、それとも投資で増やしていくか悩んでいるそうです。FPの意見は? FPの伊藤亮太氏がお答えします。
iDeCoの掛金拠出が難しい時の選択肢3つ、最低掛金額でも積立を続ける意味はある?
非常時のための知識
iDeCoは、税制優遇を受けながら老後資金を効率的に作る仕組みなので、長い年月をかけコツコツ積立を継続するのが王道です。しかし実際には掛金の拠出が困難な時もあるでしょう。今回は、iDeCoの掛金拠出が難しい時の3つの対処法を解説します。
企業型DCとiDeCoは併用すべき? 加入するための3つの条件と知っておきたいデメリット
すぐに加入した方が良いのか?それとも…
2022年10月1日から企業型確定拠出年金(以後、企業型DC)加入者の個人型確定拠出年金(以後、iDeCo)への加入の要件が緩和されます。これにより、今までiDeCoに加入できなかった企業型DCに加入している方も加入できるようになります。
受け取り方で税金が大きく変わるiDeCo、出口戦略をFPがパターン別に解説
3つの受け取り方と知っておきたいルール
2022年10月から加入要件が緩和され、老後の資産形成手段として関心が高まっている「iDeCo」。iDeCoは積立時、運用時、受け取り時にそれぞれ税制優遇が受けられますが、受け取り時に関しては正しい知識がないまま手続きを進めると、想定外の税金を支払う羽目になりかねません。今回は、iDeCoの出口戦略について解説します。
「iDeCo+」のメリットと注意点、企業型DCとの違いや導入の条件は?
iDeCo加入者にうれしい制度
資産形成は大切ですが、積み立てを継続するのは決して容易ではありません。お金は有限ですから、他の消費を我慢して積み立てをしている方もいるでしょう。そんな環境下、もし会社が資産形成を応援してくれるとしたらどうでしょうか?今回は、iDeCo加入者にうれしい中小事業主掛金納付制度、iDeCo+(イデコプラス)を解説します。
円安、原油高、物価上昇…コロナ禍で高まった資産形成ニーズへの影響をFPが読み解く
2022年下期の投資先、候補となっているのは?
コロナ禍で高まった資産形成ニーズですが、足元での円安ドル高や原油高・原材料費の高騰による物価上昇など、投資環境の変化はどのような影響を与えているのでしょうか?株式会社マネーフォワードが行なった『2022年夏 投資と貯蓄に関するアンケート調査』をもとに、最近の投資傾向を解説します。
収入300万円以下は事業所得ではなく雑所得に−−会社員の副業への影響は?
制度の変化に対応するための備え
国税庁は2022年8月1日(水)、「収入300万以下は事業所得ではなく雑所得に」といった趣旨の意見公募手続(パブリック・コメント)を開始しました。この件について一部のネット上では実質の増税かと物議をかもしています。確かに今回の改正案が実現すれば、いわゆる副業サラリーマンを中心に、節税がしにくくなると言えるでしょう。これは一体どんな内容なのか、それに今後副業サラリーマンたちはどうやって節税すれば良いのか、考えてみたいと思います。
転職時の移換や社会保険給付の減少も…企業型確定拠出年金(企業型DC)だからこその注意点5つ
メリットがわかりにくい理由は?
iDeCoやNISAといった国の制度への関心が高まる一方、会社の制度にはあまり興味がないという方も少なくありません。今回は、会社員約800万人が加入する企業型確定拠出年金(企業型DC)のメリットと、その活用法について解説します。
高金利の外貨預金、注意点は?インフレの防衛手段として有効なのか
外貨建て資産を持つ別の方法も
円預金ではほぼ金利がつかないため、高金利の「外貨預金」を始めたいと考えている方が増えているようです。会社員の近藤聡さん(仮名・32歳)もその一人で、「ネット証券やネット銀行などではかなり高金利のものもあり、とても魅力的に見えますが、注意点はありますか?」と相談されました。